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乾物店を巡る

岩泉町乾物愛好会 会員各位
                                 岩泉町乾物愛好会 事務局

乾物には地域の風土や暮らし、食の知恵が凝縮されていると思いませんか?
乾物の基本は食糧を保存することですが、単に天日で干すだけでなく、凍み大根や凍み豆腐のように寒さを利用する地域もあります。

乾物を食べるには、水で戻したり、粉にしたり、調理に手間がかかります。また、そのための知識や技術も必要です。地域の食文化が凝縮された乾物には、様々な物語があり、その物語を伝えるためのコミュニケーションが生まれます。乾物こそ地域の財産、乾物の技術を受け継ぐことは岩泉町乾物愛好会の使命です。

そんな訳で、東京都町田市にある乾物店の視察研修会を行いましたので、ご報告します。
町田市は若者が集うオシャレなお店がたくさんありますが、その隣に小さな乾物店がたくさんあります。

1.加藤米穀店
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RICE&BEANS SHOPが示す通り、米穀・豆類の専門店です。同じ黒豆でも、お米と同じように産地や品種によって様々です。

2.河原商店
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こちらは海産物をメインとした乾物店です。昔はクジラの肉や油を扱っていたのでしょうか?
立派な鰹節がたくさん並んでいました。ここで買うとその場で削ってくれるそうです。

3.富澤商店(町田本店)
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乾物愛好家憧れの名店です。
http://www.tomizawa.co.jp/
米穀・豆・雑穀類、海藻類、粉類からナッツ・カカオ類、調理用具なども揃っています。
「桜花の塩漬け」(60g273円)、「四万十川青さのり」(16g420円)がお気に入り。

岩泉町には「搗ち栗」や「干しマイタケ」、安家地大根の「凍み大根」や「凍みいも」など、全国に誇る乾物が豊富ですよね。今こそ乾物の価値を見直し、未来に伝える行動を起こしましょう。

乾物万歳!
by kyounoinaka | 2011-08-09 00:00 | 家族の食卓・地域食