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岩泉町物産振攻会視察研修~第1幕「八戸はお洒落な工芸の町でござんした」

そもそも今回の視察研修の第1の目的は、今年の6月22日(金)23日(土)に八戸市で行う「(仮称)岩泉クラフト展」の会場下見を行うことでした。

「岩泉クラフト展」は毎年盛岡市で開催してきましたが、今年は新しいお客様の獲得と、八戸方面からの観光客誘致を目指して会場を変更したのです。

その会場が、昨年2月11日にオープンした「八戸ポータルミュージアムはっち」です。「はっち」は八戸市街地、屋台村で有名な「みろく横丁」の斜め向かいにあり、そのコンセプトは、

「地域の資源を大事に想いながら、まちの新しい魅力を創り出すところ」。

では早速「はっち」をのぞいてみましょう。

明るいフロアに入ると無数の木馬が迎えてくれます。これは「八幡馬列柱」で、288の馬が並んでいます。正面に受け付けがあり、左に売店とカフェ、右にイベントスペース「はっちひろば」があります。
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「はっちひろば」に掲げられた、これはなんでしょう?

「これはからくり時計なんですよ。からくり獅子舞と申しまして、毎正時になるとカタッ、カタッ、カタカタカタカタ…と動き始めるんですよ。」と教えてくれたの八戸を愛するボランティアガイドさんです。
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ここが「岩泉クラフト展」の会場となる「はっちひろば」です。今日は子供たちが段ボールに落書き(アート?)をしながら走り回っていますが、これも立派なイベントで、
「こどもはっち+ちびっこアート・プロジェクト#3 ちびっこ宇宙のはじまりだ!」
とのタイトルがついていました。

「はっち」は5階建てです。
2階は音響照明設備の整ったシアター、ギャラリー、キッチンスタジオがあり、ホールには様々な展示があります。ご当地グルメのミニチュアや屋台街の模型など、一つ一つがとても丁寧に作られています。子供たちも興味をもって、郷土の食や暮らしに触れることができます。
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面白かったのは、「のぞかないでください」と書かれた木箱で、早速しゃがみこんでのぞいてみると…
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八戸の街並みがありました。
こうやって楽しみながら、子供たちは八戸の暮らしを知り、観光客は八戸の魅力に取りつかれていくのでしょう。
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これまで八戸のイメージは、「漁師の町」「屋台の町」「B級グルメの町」と、おじさんの喜ぶ町でしたが、今回「はっち」を訪問し、洗練されたクラフトの町、オシャレなデザインの町という印象を持ちました。

町の魅力をいかに上手に伝えるか、若い世代に興味を持たせるか、とても勉強になりました。

岩泉町には、伝統的な山の暮らしと海の暮らし、「七頭舞」や「鹿踊り」など地域ごとの芸能、そして、魅力的な工芸作家がたくさんいます。そういう素材をうまく組み合わせて、岩泉町をますます魅力的な町にしていくことが、「岩泉町物産振攻会」の役割なのかも知れません。

岩泉町内外の皆さま、6月22日23日の「岩泉クラフト展」の際は、ぜひ「八戸ポータルミュージアムはっち」でお会いしましょう。


第1幕はこれにて終了いたします。
by kyounoinaka | 2012-03-29 13:41 | 岩泉町物産振攻会