震災13ヶ月、【Last.#..】 (宮古市田老町より)
2012年 04月 11日
僕らの前ではあまりにも無惨に存在していて
時折吹く小さな風に想い出だけが揺れている
この目に映る街の全ても
やがてセピアに染まるというの
叩いても響かず叫んでも届かなかった
理不尽な想いは灰色の空に滲んで
握りしめた拳 行き場を失い
それでも何かを信じていたい
胸の奥 切り裂かれた傷跡を両手で温め隠しながら
あの日をずっと忘れずに僕らは果てなき旅へと出る
day after day 真っ白な地図の上
道なき未知をただひたすら・・
諦めは最後の選択肢
儚さの美しさ知っているから
心折れそうなそんな時YURIの咲いた場所を思い出す
夢屑となった今は幻影の中
心にそっと鍵を掛けよう
うつむくLonely
倒れたグラスに情熱を注いだ
消せないVanity
明日を好きになれたらそれでいい
いにしえのInjury
YURIの咲いた場所 面影だけが・・
最後のDiary
Last number sign
毎月11日が訪れる度、この場で宮古市田老を取り上げてきました。
数ヶ月間に渡り近況や心境などを書いてきたつもりです。
震災から13ヶ月経過する今、全くを持って復興の兆しが見えてきません。
色々な感情が交差する中、私の掲載は本日をもって最後にしようと決めました。
これまでご観覧下さった皆様には心から感謝申し上げます。
有り難う御座いました。
(震災13ヶ月~宮古市田老町より)