「やませ」に吹かれて~岩泉町小本・宮古市田老町
2012年 07月 04日
小本地区の市街地に咲く花。
茂師の展望台からの眺め。
三陸沿岸の夏の風物詩「やませ」が吹き込んでいます。
「やませ」はオホーツクから吹き込む冷たい夏の季節風。
岩手県北上山地の村々では、「やませ」による冷害・凶作にたびたび苦しめられてきました。
でも、海とともに暮らす沿岸の人たちにとっては、「故郷」の風なのでしょう。
震災直後、避難所で開いたお花見会の席上、ある漁師さんが「やませの吹くところに帰りたい。」と話していたことが印象に残っています。
堤防から眺める宮古市田老町。
堤防の内側に、色あせたぬいぐるみ。手を合わせずにはいられません。
堤防の外側は田老漁港。
復興に向け、少しずつ動いていますが、引き続きご支援をよろしくお願いします。