散らかった資料の中で、今年の目標を見つけました
2013年 01月 05日
「懐かしいなぁ、この取材の時は暑くて大変だったなぁ。」
「これは何が書いてあったんだっけ?」
「へーそういうことだったのか!」
というわけで、一向に片付かず、また段ボールの中に納まったのでした。
が、改めて読み直そうと何冊か本を出しておきました。
▲『スローな未来へ 「小さな町づくり」が暮らしを変える』(島村菜津著 小学館1,600円)
日本にスローフード運動を広げてくれた島村菜津さんの著書。いつも陽気にみんなを盛り上げてくれる菜津さんは、岩泉に4回ほど足を運んでいます。
「町の魅力は、結局、人の魅力である」
「自然や街並みの美しさこそ、かけがえのない価値」
「食文化が、町の豊かさを表現する」
各地の事例が紹介されています(岩泉の記事はありません)が、この本を読むと岩泉町がいかに恵まれた町であるのかがよくわかります。
▲『地域の力―食・農・まちづくり』(大江正章著 岩波新書700円)
『里山ビジネス』(玉村豊男著 集英社新書680円)
『地域の力』も『スローな~』同様各地の事例が紹介されています。その中身は「地産地消と学校給食(愛媛県今治市)」「これがほんまの福祉です(徳島県上勝町)」「商店街は誰のものか(兵庫県相生市)」など、岩泉町でも参考になる事例がわかりやすく紹介されています。
また、『里山ビジネス』は絵画やエッセイでも知られる著者がワイナリーとレストランを山の中に立ち上げるまでのストーリーです。とても不便だけれど、とても景色のよい山の上にレストランを作ってしまうのは、素人だからこそできたのかも知れません。
コンセプトがしっかりしていれば、お客さんは日本中から集まることを玉村さんは教えてくれました。長野県東御市にある「ヴィラテストガーデンファームアンドワイナリー」は私の憧れの地の一つです。
そして本日、また一冊の本が届きました。地域デザイナー梅原真さんの
『ニッポンの風景をつくりなおせ 一次産業×デザイン=風景』(羽鳥書店2,600円)
今年は、短角牛や雑穀、あるいはばぁちゃんたちがいる畑の風景に、多くの人に共感してもらえる価値観を見出していきたいと思っております。(結構まじめな決意表明です。)