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銀座フレンチ「岩泉短角牛と旬の夏野菜を楽しむ会」食材探しの旅

7月15日に銀座のフランス料理店で予定している「岩泉短角牛と旬の夏野菜を楽しむ会」の食材探しのため、日本を代表するフランス料理のシェフと野菜ソムリエさんが岩泉町にやってきました。

今回のメイン食材は岩泉町の短角牛肉と「地ウリ(昔きゅうり)」など個性豊かな夏野菜です。まずは「わくわく市場組合」組合員にご協力いただき、野菜畑に向かいました。
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地ウリの花。

地ウリのような在来種(伝統野菜)は品質のばらつきがありますが、こちらでは長い年月をかけて種を選抜し、品質の良い地ウリを毎年わくわく市場に出荷しています。(今年も6月末頃から市場に並びます。)
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続いて隣のアスパラ畑。ハウス栽培のアスパラは4~5月に旬を迎えますが、「立茎栽培」という栽培技術で、夏にもう一度旬を迎えるのだと同行した農業改良普及員さんが教えてくれました。

続いて若い生産者の畑。岩泉町で本格的にブロッコリーを出荷している唯一の生産者です。
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発泡箱につめて、氷浸けにして出荷するのだそうですが、7月中旬には出荷が終わってしまうかも。銀座フレンチにふさわしい、素晴らしいブロッコリーなんですけど…。

ふるさと薬膳レストラン縁樹で岩泉町の郷土料理をベースとした昼食を食べた後、短角牛に会うため早坂高原へ。緑の牧野と青い空、白い雲、そして赤べこ短角牛。
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釜津田肉牛生産組合の組合長さんにご案内していただきました。釜津田といえば現在の短角牛(日本短角種)の基礎を作った由緒ある生産地。先人の苦労や、若い生産者に受け継がれている現在の生産状況など、穏やかに、しかし強い思いを込めて話していただきました。
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銀座で行われる食事会は、今回の産地訪問を踏まえて、料理の構成を考えてくださるそうです。

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今回岩泉町に足を伸ばして下さったのは、農水省「料理マスターズ」の一人で、銀座を代表するフランス料理店「銀座KANSEI」の坂田幹靖シェフと、盛岡市を拠点に県内外でご活躍する野菜ソムリエで、「いわてフーディング・ラボ」を主催する大平恭子さんです。

「お料理を通じて、岩手の食×風土を知って、楽しみましょう」というコンセプトで素晴らしい食事会を企画してくださっています。もちろん岩泉町民も参加できますよ。
by kyounoinaka | 2013-06-18 09:16 | スローフード岩手