カテゴリ:◎もの いわいずみ短角牛と生きる( 106 )

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「梅雨明け10日」とよく言いますが、ここ数日夏らしい青空が広がっています。
早坂高原から眺める岩手山も夏らしい雰囲気。いまごろ大勢の登山者が山頂を目指している頃でしょうかね~
大学生の頃は一時期、毎週登山!と目論んであっちこちの山を攻めていました。
いまでも北アルプスの稜線とか、裏岩手縦走とか、ものすごく憧れるんですが、
夏は色々忙しいのと、山に囲まれているので正直、登らなくても満足してしまうので、登山はごぶさたです。
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さて岩泉町でも最も山深いところの住民が、山の別荘生活中(放牧中)のいわいずみ短角牛。先日もありがたいことに、短角牛について取材に来ていただいたのですが、放牧地で広大さと牛の迫力に圧倒され感激したとのことで、やはり放牧の景色は人を魅了し続けるのだなと嬉しく思いました。そしてやはり山の景色に似合うのはあかべこ短角牛だなと思います。

岩手山の話題からだいぶ飛びましたね、この放牧地はこの岩手山の写真を撮った場所の道路の反対側にあります。ここには短角牛の2シーズン放牧牛のほかに、黒毛和種の繁殖牛が一緒に放牧されています。暑いので森の木陰に居るかと思いきや、ここはすぐ近くから岩手山が見えるくらいなので風通しもよいのか(実際日差しの割に涼しい)、まだ草原に居ました。
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みんな日差しを浴びてツヤツヤの毛並み・・・というかいまこのパソコンの前が暑いので今見るとかなり暑そう・・・
群れていると余計に暑そうですが牛を襲うアブから身を守る工夫でもあります。群れの周辺部はアブに襲われやすく、群れの中心部はアブに襲われにくくこの群れの中でも強い牛が中心部に・・・とも言われているようです。

じつは牛たちの中にも力関係があり、これによって一見穏やかな放牧生活が維持されています。ただ、これはあくまで放牧地であるために重要な生存本能であって、牛舎の中での飼育となるとこうした牛たちの特性には気を付ける必要があります。

短角牛も、1シーズン目の秋に放牧地から降りてからは出荷までは通常は牛舎で育てられます。(上の写真は貴重な2シーズン放牧牛)多くの農家では、数頭単位の群れで、牛舎のなかで自由に動き回れるように飼育します。その数頭単位の群れのなかにも当然序列があり、それは最初に決まります。ちょっと、角をつつきあったりにらみあったりすると決まるようです。むやみに喧嘩すると、けがの原因になるので、この序列が安定していれば、その序列を崩さないように飼育していく必要があります。
一方で、場合によっては弱い個体が餌を食べられないということも発生します。そうすると当然ながら牛の出来上がり(体重や肉付き)にも影響するので、農家ではそうした牛は群れを分けて飼育する必要があったりもします。などなど、牛の個性にも気を使いながら、飼育しているんですよ。
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一方で車を少し走らせ釜津田第2牧野に行くと、看視人さんが牛は森の奥の方に入っていったよ。とのこと。なので牛に会うのはあきらめていたら、なぜか1頭だけはぐれたようで白樺林の木陰で涼んでいました。牛たちは気温や気象条件に応じて、涼しい場所を選んだり、寒い時期は日当たりの良い場所を選んだり、風の強い日はくぼ地などを選んだり、あとは草の豊富な場所などなど・・・日々、移動しています。
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さて放牧地の周囲では、季節が着々と動いており自然観察も楽しいものです。6月のダケカンバの林に咲き誇っていたレンゲツツジはすっかりグリーンになりました。レンゲツツジが林床を覆っているおかげで、もしかしたらヤブにならずに済み美しいダケカンバ+白樺(シラカンバ)?林の景観を作っているのかもしれません。
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高原ならではのヤナギランも花を咲かせていました。
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森の中には野生のアジサイ類もちらほらと。下界より少し遅れて、ひっそりと花の時期を迎え、そこには昆虫たちが様々訪れていました。
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色々と楽しみの多い(+忙しい)秋もそろりそろりと近づいていることを、飛び交う赤とんぼが、教えてくれます。
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by kyounoinaka | 2016-08-07 11:19 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる

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ここは朝の安家・黒森山。広大な放牧地に放たれて、早くも1か月以上が経過した安家の短角牛たちです。
放牧地も広大ですが、北上山地もはるかに広大な山並みが延々と連なっています。ここから見える人工物は、はるか遠くの風力発電の風車ぐらい、青空の日ももちろん雄大な山並みと緑がきれいなのですが、個人的にはこの場所は若干風が吹いているような、通り雨でも来そうなときに来ると、より一層雄大な北上山地の迫力が高まります。

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AM8:30の放牧地はすでに食事タイムも終わり、牛たちはリラックスタイムの真っ最中。(もう少し暑くなると、牛たちは広葉樹林の中に入って休みます。)
雲間から出てきた朝日を浴びて、毛並みの良い牛たちがより一層美しく見えます。こうやって見ると、短角牛といっても微妙に毛の色は違うことがわかります。
いわいずみ短角牛は自然交配で、夏山冬里育ち。昔からの短角牛の産地は今も自然交配による繁殖が一般的です。人工授精が一般的な黒毛和牛のように「著名な血統」が目立ってあるわけではありませんが、それでもやはり短角牛も生き物なので様々な血統が存在しますし、品種改良によって微妙に「日本短角種」も時代によって変化しているようです。

「品種改良」とはとても時間がかかることなので、少し前の価値観が現在に反映されたりもします。(例えばサシの多い少ないなど)
価値観も立場によって様々なので、とても改良とは難しいことなのだなぁと思いますが、
子育て上手で、粗飼料主体で丈夫に育つ、短角牛ならではの根本は今も揺るがないのではないかと思いますし、これからも維持していかなければいけないと思います。

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さてそんな話は、放牧ライフを謳歌している牛たち自身はつゆ知らず、この時間に行けば、母子そろって二度寝?というかうつろうつろ?している牛たちがあちらこちらに見られます。二頭そろって仲良く目を閉じたり、お母さん牛は若干物音を耳で拾って周囲は把握しているようですが、牛たちをびっくりさせないようにゆ~っくり近づいていけばいつしか、牛も私を警戒しなくなり、リラックスした写真を撮らせてくれます。

子牛の頭にはちょこんと小さな角が頭をのぞかせかけています。そんな状態ですが本気で人が突っつかれたらかなり痛いと思います。半年の放牧期間のうちに、子牛は急速に大人になっていきますね。


こちらは子牛の動画です。ちょっぴり警戒しつつ、でも好奇心も旺盛。看視人さんが毎日様子は見ているとはいえ、基本的に放牧中なので、若干野生の本能?も併せ持ち、警戒心も大事!
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向こうに見えるのは放牧地の名前にもなっている黒森山です。その名の通り、周囲には豊かな森が広がっています。

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ここは標高1,000m。周囲では、少し高い山に生える「マルバダケブキ」が咲き誇っていました。

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看視人さんは、放牧地へ通じる長い林道の草刈の真っ最中でした。暑い中、お疲れ様です!!

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by kyounoinaka | 2016-07-02 21:56 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる

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昨日、いまも天然芝草地への短角牛放牧が続く「安家森」へと久々に登ってきました。今年は7頭の短角牛が放牧され、標高1,100mの放牧ライフを満喫しています。
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岩泉町のほかの短角牛放牧地は、多くが地域共同の畜産基盤として、牧野組合を作って運営されています。
いずれの放牧地も1980年代の広域農業開発事業(北上山系開発)を通じて収量の高い牧草地や、看視小屋・道路・牛の水飲み場などが整備され、そして天然の広葉樹林の林間放牧地を組み合わせて牛を放牧しています。

一方で、「安家森」は場所が安家地区の最も奥であるためか、そうした近代化の投資は行われませんでした。牛肉輸入自由化(1991年)の際に、短角牛の減少により牧野組合での放牧利用が中止されました。しかし、草原の景観は牛の放牧で牛が草を食し、牛糞が肥料になるという循環で成り立つもの。放牧中止されると、次第に草原は伸び放題となり、灌木も侵入し、自然の流れとはいえ景観は変化していきます。
こうしたなか、昔からの天然芝草地と山頂付近の文化的景観を、安家地域のアイデンティティとして守りたいと、地域内外の人たちの想いが実を結び、「安家森の会」による牧野サポーター制度により、放牧が復活。現在も頭数は少ないながら、放牧が続けられています。
近代化の投資が行われなかったことが逆に幸いして、さらに、人々の想いが実って、藩政時代からも続くであろう歴史的文化的景観が守られたことになります。
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ところで、岩泉町のほかの短角牛放牧地(牧野組合の放牧地)でみられるのは、多くがお母さん牛、その春生まれたばかりの子牛、そして種牛1頭の姿です。(上の写真は大川・兜森牧野)
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一方で「安家森」に放牧されている牛は主に昨年生まれて、肥育2年目の牛たちです。お母さん牛から乳離れした牛たちが、2回目の放牧に入っているのです。つまり、2シーズン放牧(通常より2倍放牧)の特別な牛たちです。
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しかも、安家森はその環境が素晴らしい。
・昔の放牧のありかたを今に受け継ぐ天然芝草地&林間放牧です。
・この場所は、芝の生える一般的な標高の限界を超えているといわれ、学術的にも貴重な場所です。
・この時期は芝草地に黄色いウマノアシガタの花が咲き、お花畑に群れる牛たちの姿が見られます。
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安家森牧野のなかにはささやかな清水が湧きだし、短角牛たちの水飲み場になっています。高い山に生えるダケカンバの木が生え、少しゆがんだ木々からは冬場ここがたいへん厳しい環境であることがわかります。
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この安家森牧野のなかをトレッキングコースが通っており、「安家森」「遠別岳」2つの山頂を目指すことができます。山頂に行くためには、牛が逃げ出さないように設置されている牧柵の扉を開けて、登山道を登ってゆきます。開けたら、必ず閉めてくださいね。
昨日は安家森の山頂に行ってきましたよ。この石がゴロゴロした景観も冬場の厳しい環境によるものです。
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安家森山頂からは岩手山・姫神山、写真には写っていませんが早池峰山と岩手の名峰が並んで見える大パノラマ。さらに七時雨山や北上山地の緑のパノラマ、眼下の放牧地など変化に富んでおり見ていて飽きない景色です。
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なんと高山に生える植物であるハイマツが山頂には生えています。ほかにもさまざまな高山植物をこの周辺では観察することができます。
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この放牧地の景観は、【安家森の会】による市民サポーター制度で守られています。会員は年会費8,000円で、牧野の管理費用に充てられるほか、会員特典として、毎年短角牛肉・安家地大根などの特産品や、放牧地の近況などを伝える会報も届きます!!

お問い合わせ先:安家森の会事務局(岩泉町役場安家支所)
TEL 0194-24-2111

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by kyounoinaka | 2016-06-30 10:15 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる

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昨日はお客様を案内するために早坂高原へ行ってきました。すっかり緑に包まれた高原のFSC森林認証の森は、カタクリが咲き乱れていたのがうそのように緑の下草に覆われています。盛岡では最高気温30℃との予報で日差しもまぶしいなかですが、さすがに高原は涼しい風が吹いて気持ちいい!
ハイキング目的で散策する方々や、ツーリングの方々など皆さん最高の天気を満喫しているようでした。
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そんななか高原ではレンゲツツジが咲き乱れており、澄んだ青空、濃い緑に負けじと鮮やかな赤や黄色が満開となっています。
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レストハウス・駐車場の向かいから釜津田方面に向かう細い小道沿いのツツジもなかなか美しいです。
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特に素晴らしいのは短角牛放牧地の脇の白樺林とレンゲツツジの景観。毎年楽しみにしています。昔はおそらくここも放牧地だったでしょう。レンゲツツジは牛馬が食べない有毒植物なので、レンゲツツジの名所と呼ばれる場所は牧場や牧場跡地であることが多いです。これも短角牛と縁の深い景観だと言えます。
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短角牛が放牧開始されてから1か月が経過しました。今年は気温のアップダウンが激しく、牧草の成長が芳しくないようで、少し気をもむ1か月になったようですが、この日は天気も良く牛たちはゆったりと反芻してくつろぎタイム。種雄牛もごろんと寝転んでゆったりしていました。
訪れたお客様も、広大な放牧地で自由にワイルドに、牧草ばかり食べて立派に育つ夏山の短角牛たちの様子を見て、喜んでいただけたようです。
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ん?山の中に牛のお尻のような物体が・・・変わった色の牛が脱走している!?と思いきや、カモシカでした。至近距離まで近づいても逃げないので、写真撮影タイム。お客様にさらに喜んでいただけた自然のアトラクションなのでした。

幸い熊との遭遇はありませんでした。その年その年の傾向はあるようですが基本、熊が「そのへんに」居るのは当たり前のこと。襲われるパターンは山菜取りなどでの、山中での突然の遭遇によるものが多いです。熊も人間との遭遇は怖いと思いますので、当たり前ですが「山に慣れていても」入山の際には鈴、音を出す、賑やかにするなどの熊対策は必須ですね。

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by kyounoinaka | 2016-06-12 10:03 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる

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放牧から2週間たって牛たちはどうしているかな?と思い、慌ただしい日常の合間を縫って、大川肉牛生産組合の短角牛放牧地にやってきました。入り口には牛たちの塩分補給のためのミネラル塩が置いてあり、暑い日は牛たちも塩分補給が大事なんだな、っと実感できます。
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急斜面の放牧地には斜面に沿って、あるいはところどころ垂直だったり斜めに、土がむき出しになった小道がところどころできています。これは牛たちが作った牛道。人間が作った道を歩くよりも、この牛道を歩いて行った方が、実は早い。
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少し登ると、景色が開け、放牧地に点在する岩や木が、ロックガーデンのような様相。ここも良いタイミングで来ると素晴らしい写真が撮れます。いや~思ったより放牧地も暑い!そして、牛が、登れども登れども居ない!!いや~たまにあるんですが、牛の居場所がつかめず。
この場所は標高およそ800mですが、暑いのでおそらく、標高1,000mに近い、風通しの良い山のてっぺんか、森のなかに隠れてしまったのでしょう。
この時点で次の用事のため残り時間わずか、看視人さんを探して聞くような時間もないので、山を下りることにしました。
気を取り直して周囲を眺めると自然からの贈り物(風景)がいろいろありました。
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 木イチゴの花
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 山ナシの花
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 カラマツの新緑
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カラマツは実は日本(東北南部~中部地方)の固有種なんだそうです。岩泉の山にはカラマツの植林がみられ、山の風景が明るく感じます。
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放牧地の登り口には仙人の落し物と思われる杖を発見しました。いや、落し物というより常備品!?

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by kyounoinaka | 2016-05-28 08:56 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる

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5月14日、安家地区の山にやってきました。
岩泉町は本州一広い町。そのため同じ町内とは言えど東西南北、地区ごとに気候や風習も実はけっこう違うのが面白いところです。
短角牛は大きくわけて大川、釜津田、安家の3地区で飼育されており、各地区に放牧地を管理する「牧野組合」があります。
先週までに大川・釜津田地区ではおおむね短角牛が放牧開始されましたが、安家地区では今週放牧開始となります。
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岩泉町の短角牛は人里離れた標高1,000mの高所で、広大な面積の放牧地へと伝統的に放牧されてきました。
冬場の牛舎のある里は渓谷地帯で、それほど広い土地はないので、
冬は牛舎で大事に育て、夏場は牧草地での放牧+林間放牧でワイルドに育てる、そんな夏山冬里方式が長らく行われています。
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冬場は雪で閉ざされる放牧地では、深い積雪や雪崩により、放牧地を囲う牧柵(有刺鉄線)がところどころですが壊れてしまいます。
以前看視人さんに聞いたところ、仮に牛は脱走しても、牧草地の草が豊かであればだいたい戻ってくるそうです。タケノコなど美味しい山菜を食べたくて牛が脱走することもあるようです。
とはいえ!たびたび脱走するようでは広大な放牧地での管理が大変になってしまうので、やはり放牧開始前の牧柵の修理は欠かせません!
というわけで、この日はこの放牧地を利用する3軒の家族が、修理を行いました。私も途中までですが、混ぜてもらいました。
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作業着に、ナタやペンチ、金網や金具を持って。場所を分担して、みんな山を歩いて歩きまくります。
幸い、この日は海からの爽快な風が吹いており作業日和でした。(山の上の方は寒いくらいでした。)
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山のどまんなかなので当然山菜も生えており、作業中にお土産のために、春の味覚を味わうために、「山菜採り」をする人も居ます。
牛たちもこんな贅沢な山菜、野草のほかキノコやどんぐりも食べています。
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そして、この放牧地のなかには沢水も流れています。急な場所に牛が集まると事故のもと。
水源を守る意味も込めて、水源に牛が立ち入らないように柵で囲み、そこから近くの水飲み場に水をパイプで引く。
そんな水源整備作業も行われました。
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そんな水源の周囲にはバイケイソウ(毒草)、ニリンソウなどの湿地を好む花々が繁茂しています。
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水源はだいたい雪崩が起こりやすい場所なので破損も激しく、みんなで一緒に修理しました。
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放牧地の周囲は豊かな自然に恵まれています。
安家の短角牛も山上げを待ちわびていることでしょう!!

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by kyounoinaka | 2016-05-16 22:04 | 発祥の地 いわいずみ短角牛と生きる

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5月7日より「いわいずみ短角牛」の放牧がはじまり、昨日は釜津田肉牛生産組合の短角牛が山に放牧されました。
私が夕暮れの山に到着すると、小さなトラックが上がってゆくところでした。
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山上げは一大イベント!朝から晩まで何台ものトラックが里と山を往復します。
飼い主のお父さんと、子供たちも一緒にやってきました。
先に到着していた牛も、仲間の到着を見守ります。
トラックから牛が放牧される瞬間の動画です!子牛は初めての山にちょっぴり戸惑い気味、でも飼い主のお父さんの後押しで広大な山へと出発!お母さん牛とはぐれないようにね!
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いよいよ、広大な山に出発!
こちらは放牧された直後の牛たちの動画です!このあとしばらくは母牛たちが「ウォ~」と猛烈な喜びの叫び声をあげています。子牛は戸惑いながらはぐれたりもして、お母さんを探す必死のかわいい叫び声をあげています。
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もちろん種牛(右)もさっそくお仕事はじめました。
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夕暮れの山に輝く牛たち。いま、芽吹きたての山々を駆け回る牛たち、そして夏の白樺林の中で涼む牛たち、秋の紅葉のなかに溶け込む牛たち・・・すべての季節が絵になります。
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早坂高原は花々に彩られています。これはアカヤシオ?なにツツジでしょうか。
カタクリは満開をそろそろ過ぎそうな雰囲気です!

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by kyounoinaka | 2016-05-10 09:12 | 発祥の地 いわいずみ短角牛と生きる

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先日、釜津田の短角牛放牧地を訪れたところ、強風が吹き荒れあられが積もり始め、
標高1,000mはまだ冬の終わりだなぁということを実感させられました。
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標高1,000mの放牧地は環境が厳しく、5月半ばまでは雪が降ることもあります。
GW前後に、毎年の地域の恒例行事として牧柵を補修してからの放牧となるので、
暖冬とはいえ例年並み(5月半ば)の放牧開始となりそうです。
とはいえ、里はもうそろそろ春。
農家によっては、そろそろ家の周囲に放牧をさせたりもします。
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雪は少なかった冬でしたが、道路には毎年恒例の「ちょっとした雪の回廊」も出現していましたよ。
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早坂高原~釜津田の間の道路に出現します。
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木の根元の穴に春近しを感じながら。
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少し時間が経つとお日様が出てきて、青空が広がりました。
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冬と春の間で揺れ動く大地もまた美しいです。

ごうごうと言う風の音と、放牧地に降りそそぐ光のダイナミックな
移り変わりを動画でも感じてみてください。(30秒)

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by kyounoinaka | 2016-04-18 09:04 | 発祥の地 いわいずみ短角牛と生きる

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岩泉町には、いわいずみ短角牛の子牛を育てる「繁殖農家」が42軒あります。
そのうち24か月程度まで育てて肉牛として出荷する「繁殖・肥育一貫農家」は6軒。
大川地域のこちらの家では、2月15日に子牛が生まれて以降、
20頭以上の子牛が生まれ、子牛がいっぱい!群れになっています。
この子牛の群れに会いたくて昨日、行ってきました。
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こちらは、まさに今日お産をしそうだというお母さんです。
目に力が入り、いつもと違う声を出しながら横たわっています。
ほかの牛たちは朝食も終わってお口をもぐもぐ反すう(消化)タイムに入っていますが、
お産の直前のお母さん牛は、真剣なまなざしです。
ちなみに、牛が反すうしていないのは、「お産の直前」もしくは「消化できない=調子が悪い」証拠だそうで、
健康状態の大きな目安になるそうです。
牛飼いさんは、そんな牛たちの様々な表情や個性に目を向けて、家族みんなで短角牛に愛情を注いでいます。
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学生時代から私を可愛がってくれるこの家のばあちゃんに、お茶に呼ばれました。
ばあちゃんの優しいまなざしも、短角牛たちにきっと良い影響を与えているに違いありません。
気づくとニャンコ達も集まってきました。

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by kyounoinaka | 2016-04-05 08:34 | 発祥の地 いわいずみ短角牛と生きる

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最近、いわいずみ短角牛の牛飼いさんと会う時の挨拶はもっぱら、
「子牛はどうですか~!?」
岩泉町釜津田では、毎年3月恒例・いわいずみ短角牛の出産ラッシュがピークを迎えています。
今年は、昨年よりも若干ピークが早く、この家でも5頭の子牛が生まれたそうです。
牛舎に入ると、さっそく、ぴょこぴょこと飛び出してやってきました。
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こちらの子牛は生まれたばかりで、牧草のベッドですやすや寝てます・・・
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一生懸命お母さんのお乳を飲んでいます。
黒毛和牛と違うのは、短角牛はお乳の量が多いこと。
さらに、短角牛は動物の本能がしっかり残っていると言うか、
お母さん牛が子牛をきちんと面倒を見る能力が高い事です。
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時々私がこの牛舎に出入りしているからなのか・・・
なぜかこの牛舎の牛はカメラポーズが上手い。ような。
大事な子牛と一緒に誇らしげ。
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こちらは出産間近のお母さんたちです。
なんでも、3月に順調に子牛が生まれると、安心だそうです。
5月の放牧開始までに子牛も体力が付き、
安心して放牧開始でき、
そして家では安心して農作業に集中できるから、です。
もちろん、なかには季節外れに生まれる牛もいますが、それもまた自然。


そんな、いわいずみ短角牛の親子の、愛嬌あふれる牛舎での生活を
ムービーでもぜひご覧ください。
お母さんも子牛も好奇心いっぱい!
お母さん!!レンズは舐めないでください(笑)

ちなみに、ムービー内で牛たちがモーと鳴かないのは、満たされている証拠です。

5月には、親子一緒に標高1,000mへと放牧されます。

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by kyounoinaka | 2016-03-21 21:29 | いわいずみ短角牛と生きる