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昨日、いまも天然芝草地への短角牛放牧が続く「安家森」へと久々に登ってきました。今年は7頭の短角牛が放牧され、標高1,100mの放牧ライフを満喫しています。
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岩泉町のほかの短角牛放牧地は、多くが地域共同の畜産基盤として、牧野組合を作って運営されています。
いずれの放牧地も1980年代の広域農業開発事業(北上山系開発)を通じて収量の高い牧草地や、看視小屋・道路・牛の水飲み場などが整備され、そして天然の広葉樹林の林間放牧地を組み合わせて牛を放牧しています。

一方で、「安家森」は場所が安家地区の最も奥であるためか、そうした近代化の投資は行われませんでした。牛肉輸入自由化(1991年)の際に、短角牛の減少により牧野組合での放牧利用が中止されました。しかし、草原の景観は牛の放牧で牛が草を食し、牛糞が肥料になるという循環で成り立つもの。放牧中止されると、次第に草原は伸び放題となり、灌木も侵入し、自然の流れとはいえ景観は変化していきます。
こうしたなか、昔からの天然芝草地と山頂付近の文化的景観を、安家地域のアイデンティティとして守りたいと、地域内外の人たちの想いが実を結び、「安家森の会」による牧野サポーター制度により、放牧が復活。現在も頭数は少ないながら、放牧が続けられています。
近代化の投資が行われなかったことが逆に幸いして、さらに、人々の想いが実って、藩政時代からも続くであろう歴史的文化的景観が守られたことになります。
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ところで、岩泉町のほかの短角牛放牧地(牧野組合の放牧地)でみられるのは、多くがお母さん牛、その春生まれたばかりの子牛、そして種牛1頭の姿です。(上の写真は大川・兜森牧野)
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一方で「安家森」に放牧されている牛は主に昨年生まれて、肥育2年目の牛たちです。お母さん牛から乳離れした牛たちが、2回目の放牧に入っているのです。つまり、2シーズン放牧(通常より2倍放牧)の特別な牛たちです。
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しかも、安家森はその環境が素晴らしい。
・昔の放牧のありかたを今に受け継ぐ天然芝草地&林間放牧です。
・この場所は、芝の生える一般的な標高の限界を超えているといわれ、学術的にも貴重な場所です。
・この時期は芝草地に黄色いウマノアシガタの花が咲き、お花畑に群れる牛たちの姿が見られます。
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安家森牧野のなかにはささやかな清水が湧きだし、短角牛たちの水飲み場になっています。高い山に生えるダケカンバの木が生え、少しゆがんだ木々からは冬場ここがたいへん厳しい環境であることがわかります。
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この安家森牧野のなかをトレッキングコースが通っており、「安家森」「遠別岳」2つの山頂を目指すことができます。山頂に行くためには、牛が逃げ出さないように設置されている牧柵の扉を開けて、登山道を登ってゆきます。開けたら、必ず閉めてくださいね。
昨日は安家森の山頂に行ってきましたよ。この石がゴロゴロした景観も冬場の厳しい環境によるものです。
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安家森山頂からは岩手山・姫神山、写真には写っていませんが早池峰山と岩手の名峰が並んで見える大パノラマ。さらに七時雨山や北上山地の緑のパノラマ、眼下の放牧地など変化に富んでおり見ていて飽きない景色です。
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なんと高山に生える植物であるハイマツが山頂には生えています。ほかにもさまざまな高山植物をこの周辺では観察することができます。
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この放牧地の景観は、【安家森の会】による市民サポーター制度で守られています。会員は年会費8,000円で、牧野の管理費用に充てられるほか、会員特典として、毎年短角牛肉・安家地大根などの特産品や、放牧地の近況などを伝える会報も届きます!!

お問い合わせ先:安家森の会事務局(岩泉町役場安家支所)
TEL 0194-24-2111

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by kyounoinaka | 2016-06-30 10:15 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる

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岩泉ではあじさいが徐々に色づき始めています。袰綿のあじさい坂がどうなったかそろそろ楽しみです。
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梅雨の晴れ間を受けて、まるで新緑のように鮮やかなイチョウの木を見上げながら・・・
石垣のある小道を下ってゆくと清水川にたどり着きます。
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小さな堰の近辺にはたくさんの魚が群れており、見ていて飽きません。私は釣りはしないもんで、見ているだけでなんだか満足です!!いや、魚も、ジビエも、食べる方は興味はあるんですが、、やはり私が興味があるのは農耕の方ですね。
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空の色と木の色を見れば、まだまだ春の延長線のようだなぁと朝の青空を噛みしめながら。
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一方で、川沿いのトラノオの花なんかを見るとそろそろ夏、秋が足早にやってくるなぁとも思います。
そういえばふれあいらんど岩泉にも、ホタルブクロの花が咲いていました。
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清水川はだんだんと町中に近づいて川幅を広げてゆきます。
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宇霊羅山の絶壁は朝夕の光と影でより一層迫力を増します。
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【続報】岩泉の伝統野菜、さんがいねぎです。我が家の庭にあるものは一部、3階建てになったものもありましたが、ほとんどは2階建てでした。自然にポロリと落ちるのかなと思っていましたが、だんだんと1階部分が弱くなって自然に地面に着地する、そして翌春勢いよく芽吹くというのが正しいのかもしれませんね。すでに切り取って地面に植えてあるものと、今後の様子を観察していきます!

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by kyounoinaka | 2016-06-28 08:43 | ●地域情報 地域の話題&岩泉・近隣の風景

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畑で新玉ねぎをお土産に頂きました。
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さらにさらに、小本川のマスを再び頂き・・・
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さっそく焼いちゃいました。この時期のマスは脂がのっていて、やたらジューシーで美味しい。
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今年初のナスも頂きもの、さっそく焼きナスが美味しかった~!!
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近所のブルーベリー園の草刈りをお手伝いしたところ、
成りはじめたブルーベリーを食べていいよ、ということでさっそく頂き、
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大家さんには梅の実が大量に成ってまだまだあるから、枝を剪定しつつ取っていいよとのことで、
梅の実をたっぷり頂いたので、さっそく梅シロップを漬けはじめ(氷砂糖ときび砂糖両方使ったので砂糖が少なく見えます。)、今夜は梅酒を漬けてみようと思います。

初夏になって、だんだんと色々な夏野菜の旬が始まったり、なんだか収穫の秋じゃないんですけど収穫祭っぽい!!!
とりあえず、2年半前に漬けておいた、かりんの果実酒で乾杯!!(甘さ控えめ、なかなか香りよく仕上がりました。)

岩泉に住んでいると様々な方から自前の食べ物を頂き、本当にありがたいし、旬を感じます!!
私が育てたり作ったりしているものはほんの少量なので、なかなか自前の「採れたもの」をお返しすることができないのですが、、そのぶんお手伝いをしたり、様々な活動を頑張ったり、その糧にしていきたいと思います。

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by kyounoinaka | 2016-06-27 08:55 | ●地域情報 家族の食卓・地域食

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まめつぶ農園のじゃが芋はあっという間に生い茂り、畝間には歩くすき間もなくなりました。3週間前、忙しくなる前に土寄せをしておいて良かったです。花が咲きそうだったところを、ばあちゃんが摘んでくれました。一応、花が咲くとじゃが芋にも実がなる場合があり、実に栄養が行くと地下の芋の成長にはよくないといわれています。ただ、花を摘むのには手間もかかるので、摘まなくても良いようです。
それにしてもばあちゃんの知恵には効率とかそういったことではなく、とにかく一生懸命作物を立派に育て、畑をきれいにし、空きスペースがあれば作物を植える、そんな生きる知恵がたくさん詰まっているなぁと思わされます。気付くと、私が使わせてもらっている周囲の空きスペースには色とりどりの野菜、そして大豆、小豆が植わっていました。
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こちらはばあちゃんが少し前に蒔いた黒豆が一斉に芽吹いている様子です。さすがに6月も末になるとハトたちも他にも餌が豊富なのか、見向きもしないようです。
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こちらは私も豆まきをお手伝いした黒豆。こちらは3週間前に種を蒔いたもので、順調に育っています。
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別の場所に青平豆も蒔いていたそうなので見せてもらいました。青平豆、黒平豆は岩手自慢の大豆ですが、平たい形が煮豆に向いており岩手の食文化に欠かせません。
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上の青平豆と、この写真の黒豆とはパッと見では全く見分けがつきません。微妙に葉っぱの形が違うような気もするけど!?
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田んぼの土手にはカボチャが成長中。竹の棒で橋渡しして土手に誘導中の図。私がしばらく面倒を見に来れないうちにものすごく大事に育ててもらっていたようで感謝です。
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田んぼでも生き物たちが賑やかに遊びまわっています!!あと少しで田んぼの水をいったん干すそうなのですが、たくさん泳いでいるオタマジャクシたちも上手いもので、どんどんカエルに成長しつつありました。

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by kyounoinaka | 2016-06-26 09:47 | ◎もの 岩泉まめつぶ農園…各地の畑から

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岩泉町の短角牛は「いわいずみ短角牛」と短角経産牛「マザールビーフ」の2種類あり、どちらも岩手県内外のレストランでご利用いただいています。今回は「マザールビーフ」が食べれる盛岡のウサギボタニカさんに行ってきました。肴町商店街や東屋さんから至近距離です。

ウサギボタニカさんは、マクロビオティック料理が食べれるお店。玄米と旬のお野菜を基本にしたランチ、ディナーを頂く事ができます。体に優しい、健康だけでなく、この店のご飯は美味しい!!実はこの日も、本日のマクロビランチを頂いたので、短角牛は食べてないんですが、揚げ出し豆腐も、サラダ一つ一つもひと手間加えてあって、お腹も心も満たされました。玄米ご飯も味わいと噛みごたえがあって、時々食べると玄米もいいな~と思います!
まだ頂いてないんですがデザートメニューも気になる・・・!

野菜が美味しい、付け合せが美味しいお店って、手間と愛情が感じられて、印象に残って、また来たくなるんですよね。
それもそのはずで、ヨーロッパ・日本各地で修業をしてきたフレンチのシェフが、素性のわかる岩手の素材を使って料理をしています。(とっても気さくなシェフです)

そんなウサギボタニカさんのいいところは、素性がわかり、美味しい、環境にも配慮したお肉も食べられるところ。だから、短角経産牛「マザールビーフ」の出番です。マザールビーフは通常の短角牛に比べて牧草中心で育ち、長生きしたお母さん牛を大切に頂くもの。長生きした風味の濃さと、うま味の濃さ、よりヘルシーな赤身肉であることが特徴です。
ウサギボタニカさんでは、ディナーメニューでステーキなどのメニューを食べることができます。ただし、入荷状況にもよりますので、詳しくはお問い合わせください。

詳しくは:ウサギボタニカさんのFacebookページをご覧ください。

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by kyounoinaka | 2016-06-23 09:24 | ◎もの いわいずみ短角牛肉

昨日ふと気付いたら、ブログのアクセスランキング1位が、昨年の「第1回岩泉ヨーグルト工場まつり」の記事になっていました。
皆さん、「岩泉ヨーグルト工場まつり」を検索されている様子で!ありがとうございます。昨年の情報を見て間違ってしまっては大変なので、今週末開催の「第2回岩泉ヨーグルト工場まつり」について、Twitter等でもお知らせしていますがブログにも掲載します。
今週末は「いわいずみ手仕事市」も開催されますので、こちらも紹介します。祭りのはしごもおすすめですよ~☆



第2回 岩泉乳業 岩泉ヨーグルト工場まつり
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日時 6月25日(土)10:00~16:00
場所 岩泉町乙茂 イベント広場 (道の駅いわいずみからすぐ)
内容 ◎岩泉町の乳製品・特産品・軽食の販売
   ◎新商品(龍泉洞の化粧水)の販売開始
   ◎乳製品の無料配布(数量限定)
   ◎IBCラジオ公開生放送
    「水越かおるのすっぴん土曜日」「大塚富夫のTOWN」 
   ◎IBCラジオ公開収録
    「歌って!笑って!!民謡まわり舞台」

そのほかお楽しみイベントも盛りだくさん。
お楽しみイベントの時間など、最新情報は岩泉乳業Facebookページもご確認ください。

会場MAP

(国道455号で盛岡方面からは、岩泉乳業前を右折。会場は大駐車場完備です。道の駅いわいずみからも至近距離です。)




いわいずみ手仕事市2016
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毎年進化を続ける岩泉のイベント「手仕事市」が来週に迫ってきました。岩泉の手仕事作家さんのみならず、岩手、さらには全国の注目の作家さんが自慢の雑貨や食べ物を持ち寄る一大クラフト市になってきていますので、ぜひとも今度の週末は、「岩泉ヨーグルト工場まつり」ともあわせて「うれいら通り商店街」に足を運んでみてください。
日時:2016年6月25日(土)-26日(日) 10時-16時
場所:岩泉町うれいら商店街界隈
詳しくは:いわいずみ手仕事市のFacebookページをご覧ください。

うれいら通り商店街の位置

うれいら通りは国道455号から1本入った通りとなります。当日は一部区間が歩行者天国となり、うれいら通りの通り抜けが出来なくなりますのでご注意ください。当日会場周辺には何か所か駐車場が用意されます。

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by kyounoinaka | 2016-06-20 07:50 | ◆イベント情報・報告

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昨日は梅雨入り早々、晴れ間に恵まれました。所用で久慈まで行ってきましたが、国道45号から垣間見える海の青さに誘われて、先を急ぐもののついつい写真を撮らずにはいられません。この時期は本当はどんどんやませが入ってくる時期なので、海沿いでこんな澄んだ空と海の写真を撮れる日は本当にツイてます。
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安家川河口(野田村下安家)より北を望む。北海道に低気圧があり、海は若干荒れ模様だったため、岩場に打ち付ける海の様子がまた絵になりました。昨日はこの青空とあってあちらこちらで写真撮影をする人の姿が見られました。趣味の人も、ビジネスマン風の人も、様々・・・!
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野田村、普代村あたりから望む「あまちゃん半島」とも言いましょうか、真っ平らな稜線が岬の突端まで連なっているこの半島には名前が無いのだそうです。野田村十府ヶ浦から荒波の先に望む半島、真っ平らなのが目を引きます。
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グリーンロードから岩泉に戻ると途中、一番草を乾燥させていました。貴重な晴れ間!どうか乾くまで雨が降らないようにと願います。そう願ってもなかなかそうはいかないのがこの時期の天気だったりもするので、この時期、牛を育てる仕事は気をもむ日々が続く事と思います。
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宇霊羅山から音床山に通じる稜線。谷間では龍泉洞グラウンドで少年野球大会が賑わっている様子がちらっと見えました。
夏のような、まだ澄んだ空気のような、、
本当の真夏が来たら、岩手はもうあっという間に秋風が吹き始めるので、いまごろの晴れ間がもしかしたら一番夏らしいのか?なんて、いつもなんとな~く考えます。

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by kyounoinaka | 2016-06-19 16:27 | ●地域情報 地域の話題&岩泉・近隣の風景

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昨日は午前中までは曇り空でしたが、午後はみるみるうちに晴れてきました。
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春の花々は枯れ色の山、淡い新緑の山に似合う淡い色の花が多いのですが、いまごろ初夏の濃い緑のなかでは鮮やかな色の花がやはり多くなりますね。大川渓流ロード沿いの斜面には鮮やかなユリの花が咲き始めました。
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梅雨どきに晴れると雨で空も洗われていて、景色全てがとっても鮮やかに見えますね。
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岩泉線の線路はお花畑になり、その先は草むらに吸い込まれていきました。
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人や道具は変わりゆき、そして、この山の風景は岩泉線の開通したころとそれほど変わらないものかどうなのか。
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二升石ではさくらんぼ狩りが始まったようです。ある日突然旗が立って気になり始め、気づくと終了している。
偶然にも今日は頂き物で、ここのさくらんぼを頂きました。
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袰綿のあじさい坂の開花時期は、まだこれからのようです!

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by kyounoinaka | 2016-06-18 20:32 | ●地域情報 地域の話題&岩泉・近隣の風景

関西へ行ってきました。

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3日ほど私用で関西に行ってきました。私は大阪生まれなのですが、東京以西に行くのは4年ぶりぐらいです。
東京駅での限られた乗り換え時間に、「エキュート東京」の「大地を守る会Deli」さんで無添加で安心のお弁当を購入し、「ニッコリーナ」さんで龍泉洞の水&龍泉洞珈琲を購入。(じっ茶ばっ茶もありますよ!)今までエキュート東京には足を踏み入れたことがなかったのですが、ここって岩手のものがあちこちにあって素晴らしいゾーンですね。
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1日目は京都泊。噂には聞いていましたが外国からのお客様で本当に溢れかえっていました。
清水寺には現在の岩手県南地域を拠点としていた蝦夷の首長・阿弖流為(アテルイ)と母禮(モレ)の石碑があります。
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夜は湯葉料理をはじめて頂いたのですが、ヘルシーな精進料理的なものを想像していたところ、和洋折衷で
ボリュームも味もたいへん近代的なお料理で驚きました。めちゃくちゃ美味しかったです。
しかしこの湯葉も丹波の大豆などが使われているわけで、大豆と聞くと岩泉とも妙につながりを感じるのでした。
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翌日は兵庫県豊岡市~京都府丹後半島(京都にも海があるんですよ。日本海です。)を大急ぎで一周。このあたりは私のルーツとも言える場所であちこちに顔を出しながら、かなり足早に移動で大急ぎです。とはいえ、ちょっぴり観光も。10年以上前、高校生のときに、豊岡市長さんの講演で「コウノトリが棲める有機農業の町づくり」の話を聞いてたいへん感激して訪問した、コウノトリの郷公園。ここを10年以上ぶりに、一瞬ですが訪問しました。
一時は国内では絶滅したコウノトリは、大陸産の同系統のものでの繁殖・野生復帰もかなり進んでおり、周辺の水田には営巣場所として台が用意され、実際に利用されていますし、かなり遠方(兵庫県外)にも飛んで行っているようです。
(ちなみに、豊岡の野生復帰が始まる前の2004年に、岩手県大船渡市にコウノトリが飛来しています)
コウノトリの郷公園に行くと必ず目の前で観察できますし(近くで見るとかなり大きな鳥です!!)、お土産・産直施設なども充実していますので、本当はゆっくり訪れたい場所ですね。
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丹後半島には見どころがたくさんあるのですが、丹後ジャージー牧場も訪問。こちらは牧場直営のショップで、自家製ジェラートやお菓子、ピザが味わえるところ。多くのお客さんで賑わっていました。
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頂いたジェラートは「塩ナッツ」。私はクルミやナッツが大好きなので、もうこの響きを聞いただけでメロメロの美味しさです。
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そして、こちらの牧場の素晴らしいことは、多くのお客様が「誰でも」隣接する牛舎(育てる現場)を見学できること。当たり前のことのように感じるかもしれませんが、放牧地と違って、牛舎においてそれだけの清潔感を維持するためには牧場の努力と心意気、そして牛の健康が欠かせません。あと、伝染病の心配も無いわけではないので、平穏な今だからこそ、そして小規模な牧場だからこそできるのかもしれません。
さらに、見学コースに沿って、目の前で牛たちを見学したり、小動物たちと触れ合える!ちょっとした動物園ですね。
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その後は丹後の古い町並みが今日の最終目的地。丘に上ると一望できる町並みと海の風景が素晴らしいところです。かつては北前船で賑わったこの場所もいまは静かな漁村となっていますが、よくよく見ると新築の家も景観を周囲のものに合わせており、違和感ない町並みを維持する取り組みが感じられます。いつか小学生の頃、私のおばあちゃんと一緒にバスで降り立ったときの一瞬の風景への感激は今でも脳裏に焼き付いています。
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急速に活躍の範囲は狭まっている旧型の電車にも遭遇することが出来ました。東北地方からはこの春にこのタイプの電車は消滅しましたが、関東以西ではまだそれなりに活躍しています。
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最終日は、途中の車窓から農村風景を観察しつつ、その後は大阪に立ち寄って、足早に岩手へ、岩泉へ戻りました。
3日間という貴重な時間を頂いたことへの感謝、
久々に会う親戚との再会の喜び、
関西の農村の素晴らしいエキスをいっぱい頂いたという刺激、
さらに、盛岡駅に降り立った時のあの凛とした空気と岩手山の素晴らしさへの感動は10年経っても変わらないなぁという想い、
そして北上山地に入ってゆき、深い森に包まれる安堵感。
そして、岩泉に到着し、小さな町の明かりに、また感じる安心感。
3日間の旅から得た感動を種に、まもなくやってくる忙しい夏も楽しく乗り切っていきたいと思います。

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by kyounoinaka | 2016-06-17 09:04 | □道の駅の旅&スローな旅

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この記事のタイトルは「まめつぶ農園」。岩泉町ならではの小規模多品目農業を「まめつぶ」と表現し、そこから生み出される様々な農作物たちのいまを発信し、その代表的なものとして、たくさんの伝統品種がある岩泉の「豆」にもかけて「まめつぶ農園」というタイトルでお伝えしています。
主に私の「岩泉の実家」での農作業のお手伝いの模様 & その敷地内を一部使わせてもらっている、私の自給農業の模様などをお伝えしています。また、ときには岩泉町内各地の農の営みの模様もお伝えします。


さて、今日も「岩泉の実家」での農作業の模様です。5月下旬ごろから岩泉町では大豆の種まきが本格化しましたが、岩泉町の2大勢力は白大豆と黒豆でしょうか。
特に山間の集落や町の豆腐屋さんで盛んにおこなわれる地豆腐作り、さらに地味噌作りに欠かせない白大豆。そして、龍泉洞のお茶シリーズの中でも最も人気のお茶である「じっ茶ばっ茶」の主原料となる黒豆。
それに加えて青豆、青ひら豆、黒ひら豆、茶豆などなど・・・。

というわけで今回は黒豆の種まきです。岩泉町の場合は手作業によるところが非常に多く、ご覧のとおり手で種をまいてゆきます。ひもは種をまくためのガイドロープみたいなもの、種をまいたあとは鳥よけとしても機能します。
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岩泉町の黒いダイヤ「黒豆」の種をまいてゆきます。案の定、私が一番スローペース!!まだまだ修行が必要ですな。
これからは草取りをせっせと頑張り(私も頑張らなければ!)、秋には手作業で豆をぶって(打って:脱穀)・さらに選別し・・・黒豆は黒いダイヤへと生まれ変わります。
こうして岩泉町各地で育てられた「黒いダイヤ」は弊社で集荷し、さらに黒豆は焙煎され・・・岩泉産の雑穀とも一緒に香ばしい「じっ茶ばっ茶」が出来上がります。
このじっ茶ばっ茶は岩泉町で農作業の合間に伝統的に飲まれてきたものを、手軽に味わっていただけるように再現したものです。
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農作業中は、梅雨入り前だったので強い日差しが照りつけました。ときには畑の脇の木陰で一休み。そこには子供時代に埼玉でもよく食べた懐かしの「桑の実」があります。これから真っ黒になると食べごろですね。
そういえば有芸に居た時にはそういえば桑の木に熊が登って食べていたような!人間が食べても素朴でかつ濃厚なお味なので熊にもご馳走でしょう。ちょっと、怖いけど。
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近所の畔の脇にはキウイフルーツ?のようなその仲間のような何かたくさん実がついていました。聞きそびれましたが何が成るのかな??

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by kyounoinaka | 2016-06-16 09:04 | ◎もの 岩泉まめつぶ農園…各地の畑から