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働き者のきれいな手

早速ばあちゃんに「麦けぇ」(大麦のお粥)を作ってもらいました。
大麦(丸麦)を煮ること数時間、大根・にんじん・ごぼう・じゃがいも・金時豆を加えて最後に味噌で味を調えます。
味噌は麹味噌ではなく、昔ながらの地味噌(南部玉味噌)を使うのがばあちゃん流。

お椀によそい、シソの実入りの「刻み南蛮」をのせていただきます。
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岩泉町は山がちで平地が少なく、さらに冷夏を招く季節風「やませ」の影響から、昭和30年代までほとんど田んぼがありませんでした。そのため、大麦や大豆、ヒエなどの雑穀類、山菜や木の実などを使った独特の食文化があり、現在でも受け継がれています。

ヨモギまんじゅうもいただきました。
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炭火で表面を焼いたあと、このまま灰の中に埋め、目印に炭を載せておきます。
しばらくたって掘り出して食べると、中のあんこがほっこりと温まり、一段と美味しくなっています。

働き者のばあちゃんの手は、こんなに大きくて立派です。
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by kyounoinaka | 2011-04-10 14:30 | 家族の食卓・地域食