『北上山地に生きる』
2011年 09月 02日
『北上山地に生きる』 勁草書房 河北新報盛岡支社編集部編
昭和46年に河北新報紙上で連載された「北上山地」を編集した本で、昭和48年に出版されました。(マニアには)興味深い内容で、本州で一番寒いと言われる岩洞湖周辺が21世紀の首都候補になっていたことなどが書かれています。
第1部「雪と朔風と貧しさと」
第2部「牛を追って―畜産王国への模索―」
第3部「夢を追って―観光への期待と不安―」
第4部「安家の一週間」
▼岩泉小学校木原分校にて、先生と子供たち (『北上山地に生きる』より)
高度経済成長期からオイルショックへと向かう激動の時代の中で、当時は時代に取り残されたような錯覚を感じていたのかも知れません。
しかし、時は流れ、自然との共生が叫ばれる時代となり、豊かな自然に恵まれ、本物の食や暮らしが残る岩泉町は時代のトップランナーへと変化しつつあります。明るい未来は、すぐそこまで来ているかも知れませんね。