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松本大策先生来町、短角牛勉強会開催

畜産の世界で絶大な信頼を誇り、全国を飛び回る獣医師・松本大策先生((有)シェパード代表)が岩泉町にやってきました。何はともあれ早速短角牛を目指します。

▼早坂高原にて
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全国の牧場を訪ねる獣医師として、万が一にも伝染病を運んではならないと、各牧場ごとに防護服に身を包み、マスクをしてから牛たちに接します。

牛たちに語りかけながら接近し、身体に触れて体温を感じ、一頭ごとの身体の状態を、そして雑草や牧草の食べ具合などからは、土壌の状態などを読み解きます。また、気が付くと、記念写真も撮っています。(意外とお茶目です。)
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▼肥育牛舎にて
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次に里におりて肥育(立派な肉になるようにエサを与えて育てること)中の牛舎を訪ねます。ここでもすぐに牛を見に行くのではなく、周りの環境やサイレージの状況などを丁寧に観察することから始まります。
そして、穏やかに話を聞きながら、生産者が抱える不安や課題を見つけて行きます。思わず私も悩みを打ち明けてしまいそうなほど、優しい語り口です。

さて、夜は釜津田コミュニティーセンターで勉強会です。
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釜津田地区は明治時代から牛の品種改良の先駆的な地域で、現在の短角牛(「日本短角種」という純粋な和牛)を作り上げてきた誇り高い生産者がたくさんいます。
松本先生は、地域の伝統に基づく生産の素晴らしさを保ちつつ、より品質の安定した短角牛肉を作り、地域全体がより幸せになれるように、事例を挙げながら解説をしています。

今回の勉強会を用意して下さった焼き肉屋「きたやま南山」さんは、「牛肉サミット2011」準優勝トロフィーを持って京都から岩泉町まで来てくれました。
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短角牛肉の美味しさ、短角牛を育む岩泉町の山の暮らしの素晴らしさ、そして、ここで暮らす人々の魅力を熱く語って下さったのです。これ以上の激励のメッセージはありません。

岩泉町の短角牛をとりまく情勢は、非常に厳しい状態が続いています。しかし、今回の勉強会を通して、「いわいずみ短角牛」にはたくさんの魅力がつまっていることに改めて気づきました。生産者も、短角牛肉を扱う業者も、そして短角牛を食べるお客様も、誰もが幸せな気持ちになれるように、ますます頑張らなくてはなりませんね。
by kyounoinaka | 2011-09-14 00:00 | いわいずみ短角牛