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種を伝える~地ウリ(其の一)

地域の味、地域の食文化を伝えるには、その土地で先祖代々栽培されてきた種を絶やさないことが何よりも大切と知りました。そこで今日は在来種のキュウリ「地ウリ」の種採りをすることにします。

1.これが地ウリです。普通のキュウリの3倍ほどの太さで、「ぼてっ」としていますがとてもみずみずしく、昔は水筒代わりに山仕事に持ち歩いたそうです。収穫期を終え、茶色く枯れてから種採りをしますが、ツルからもいでから、数日間放置すると種が熟すそうです。
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2.いよいよ包丁で「えいやっ!」と二つに切ります。枯れ果てていると思ったのに、包丁をあてると水分が飛び出し、部屋中に甘酸っぱい匂いが立ちこめます。(夕方の事務所で切ったので、大ひんしゅくです。)
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3.次にスプーンで中の種の部分をすくいます。ワタごとくりぬいてしまえば良いのです。
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4.これが種です。メロンのワタと同じです。(メロンもキュウリと同じウリ科ですから。)
これをビニール袋に入れて数日発酵させると、種とワタの分離がしやすくなるそうです。
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くりぬいた果実の部分ですが、何だか美味しそうなので、カットしてお皿に並べて見ました。
さてそのお味は…
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「まずいーっ!もう一本!!」

                                      【続きは数日後のお楽しみ】
by kyounoinaka | 2011-09-23 00:00 | 南部のむかしきゅうり