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伝統の技に驚くの巻

道中こんな風景に巡り会いました。
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もう少し寄ってみると…
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気になりますよね。では登っていきましょう。
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ものすごい傾斜ですが、諦めてはダメです。
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眺めは抜群です。川がきれいに蛇行しています。
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これは野草を刈り取って島状にまとめた「草島」で、短角牛たちのエサになります。
様々な野草が混ざっていますが、貴重なビタミン・ミネラルが豊富に含まれ、単調になりがちな冬のエサに欠かせないものなのだそうです。

ほんの一昔前、山の斜面には「刈り場(カッパ)」と呼ばれる野草の草地がたくさんあって、秋になると斜面を登って「草島」を作り、乾燥が済むと谷底へ転がり落として牛舎へ運んだそうです。

今では、こんな立派な「草島」はめったに見られません。これだけの「島」を作るのは、本当に大変な作業で、農家の技術と逞しさに、ただ呆然と立ちつくすことしかできませんでした。

農業の近代化、効率化は食糧生産を飛躍的に拡大させましたが、自然環境への負荷、化石燃料への依存、高額な農機の購入など様々な弊害も生んでいます。日本中で、昔ながらの農業生産に戻ることはできませんが、岩泉町に残る「草島」や林間放牧など、伝統的な技術や知恵も、大切に伝えてもらいたいと思いますし、伝えられるように、地元の農産物・畜産物を買い支えて行けたらいいなと思います。

ぜひ「いわいずみ短角牛肉」食べて下さいね。美味しいですし。
by kyounoinaka | 2011-10-19 22:41 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる