野中シェフの研修レポート
2011年 12月 01日
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
11月30日(水)奥州市前沢区 牛の博物館で行われた『いわて県南牛肉消費拡大応援メニュー発表会』に参加して来ました。
東北2大料理マスターズ 奥田シェフ(山形庄内アルケッチャーノ)伊藤シェフ(岩手ロレオール)によるコラボプロジェクト。午前に奥田シェフの講演があり、演題は『地域食材活用のすすめ~山形庄内の事例から~』と言う事で参加者は、県内の生産者、飲食業界、地域振興に携わる方々が主だったかなと思います。
私にとって短時間でも学べる事は多く、震災後何かと不利な状況で仕事をしていますが『出来るか、出来ないか』ではなく『やるか、やらないか』で取り組む姿勢が大切かと感じています。
┌────────────────────────┐
『生産者、漁師』→『料理人』→『消費者』
(食材) (料理)
└────────────────────────┘
これまでも生産者と消費者の間でパイプ役をしてきた訳ですが『食を通じての地域の活性化』を長年忘れていました。地場の食材を地場で食し、食材と共に地域をアピール、そしてその先には市場への流通や観光に繋がる可能性が秘められていることを・・。
午後はロレオールさんでレセプションが行われ、伊藤シェフのフレンチを多くの方々がお召し上がりになりました。前沢牛とお米の調理には南部鉄器が使われ、随所に岩手への拘りが見受けられます。
伊藤シェフとお会いするのは今回で3度目になりますが、この度も大変お世話になりまして有り難う御座いました。そしてお疲れ様でした。
会場の外にはソウルオブ東北のキッチンカーがお披露目してありました。東日本大震災で被災した方々や東北の食や文化を支援し応援する為に使用されます。車内はコールドテーブル、コンロ、グリドル等が装備されていました。
講演会前日の晩は、ロレオールさんの厨房でスペインから帰国したばかりの奥田シェフとお会できました。『知識がものすごく豊富で温厚な方』私が感じた第1印象です。
大根とサバを一緒に煮て、あるソースをかけた一皿・・・絶品でした。
この先やらなければならない事を色々と考えた帰路の車中。岩泉の食材にもっと拘りを持つ店作りを目指します。