私の海~湘南・江ノ島の旅
2012年 01月 09日
思えば遠くへ行きました。知床・羅臼岳から見たオホーツク海、本州最南端・潮岬の夜明け、初めて一人旅をした屋久島、寒立馬の尻屋崎、マングローブの西表島、干物屋巡りの北茨城、…
でも、私の海は江ノ島です。
島に入ると、狭い路地の両側には貝殻やまんじゅう、しらす丼のお店が軒を連ねています。
今日は江ノ島神社に初詣。鎮守の森を見上げると、時々タイワンリスと目が合います。土手に開いた小さな穴は、アカテガニの巣です。
初詣を済ませてさらに奥に進むと、島の東側が大きく開けました。ヨットハーバーの向こうは、稲村ヶ崎・鎌倉・葉山へと続いています。
途中には古い「写真館」やお土産屋に混ざって、横文字の洒落たカフェがあったりします。
奥の宮の手前に「龍宮大神」があります。「龍泉洞の水」と関連があるかも知れないと思い、中をのぞきましたが、特に関係はないようです。
さらに奥に進むと、島の裏側に辿りつきます。ここからは相模湾を挟んで、箱根・丹沢の山々の向こうに大きな富士山が見えます。残念ながら今日は薄雲に霞んでいます。
ここが私の海です。
子どもの頃、この磯でカニを捕り、潮溜まりのイソギンチャクをつつくことが人生の喜びでした。
海は大きな自然だけれど、そこに漁業があって、観光があって、海の魅力を伝える人たちの暮らしがあるからこそ、私たちの心を引き寄せ、生きる力を与えてくれるのかも知れません。
久しぶりの里帰りで、改めて三陸の海の豊かさを思いました。東北各地の漁業、漁村の復興を願い、少しでも地域に貢献できるように、また明日から岩泉町で頑張ります。