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JR岩泉線早期復旧住民決起大会

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今朝はこの冬一番の積雪となりましたが、午後1時30分、岩泉町民会館には500人収容の大ホールに入りきれないほどの住民が集まりました。

今日は「岩泉線存続強化促進期成同盟会」が主催する決起大会です。
岩手県選出の国会議員をはじめ、宮古下閉伊管内の市町村長らそうそうたる顔触れがそろいました。
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平成22年7月31日に発生した土砂崩落事故以来、運転再開の目処が立っていないJR岩泉線は、沿線住民にとって欠かせない公共交通であるばかりでなく、全国のファンに愛される貴重な観光資源であり、鉄道遺産なのです。

鉄道写真の第一人者・長根広和さんが基調講演「素晴らしき岩泉線の魅力・そして復興への活用」を通じて、岩泉線が全国でも有数の魅力的な鉄道であることを伝えてくださりました。
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その魅力は、単に「秘境」の山々をぬって走るだけでなく、沿線住民の、季節の花々に彩られた暮らしや、丁寧に使いこまれた駅舎にもあるのだそうです。

地域住民の「意見発表」もありました。
大川から宮古への通院。代替バスに揺られて体調を崩すこともあり、一刻も早く岩泉線の復旧を願っています。また、日本の原風景が残る岩泉線は、観光鉄道としても大きな魅力を秘め、絵本のモデルにもなっています。
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通学に利用していた岩泉高校生徒会の皆さんも、兄弟そろって岩泉線で通える日を待ち望んでいました。浅内駅では、地域の子どもたちが復旧を信じて駅舎の掃除を続けているそうです。

長根さんのお話の中で、「鉄路は北海道から沖縄までつながっている。」というお話と、
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写真を見た大阪のファンが、はるばる二升石駅の桜を見に来た、というお話が印象に残りました。
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(私の写真なので、ちょっとピンぼけです。)

「頑張ろう岩泉線」その思いを一層強く感じました。
by kyounoinaka | 2012-01-22 21:47 | ローカル線を応援!