岩泉町物産振攻会視察研修~第2幕「昭和レトロが似合う町 黒石ぶらぶら歩き」

【重要伝統的建造物群保存地区 中町こみせ通り
「青森県黒石市中町には、昔ながらの風情を保ったままのこみせ通りが残っています。こみせ通りの歴史は江戸時代前期、黒石津軽家の創立に始まるといわれ、現在でも江戸時代からの造り酒屋、呉服屋餅屋などの商店が残り、「こみせ」のある情緒あふれる町並みを見ることができます。」

こみせ通りには、現代の「アーケード街」にあたるひさし状の屋根があり、歴史を感じるところですが、我々は「試飲あります」の張り紙に惹かれて古い酒屋に入りました。
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「菊之井」で知られる造り酒屋「鳴海醸造」さんですが、なんと創業は文化3年(1806年)で、建物はさらに古く1700年代の建築物と言われています。

この時期はお酒の仕込中で酒蔵の見学はできませんでしたが、6種類ものお酒を試飲させていただきました。黒石市は宮古市と姉妹都市の関係にあるそうで、震災後は大勢の市民がボランティアに参加してくださったとのこと。

酒蔵の隣は「津軽こみせ駅」というお土産とクラフト体験のお店です。ここでは、モノづくりの血が騒いだ陶芸家のブンタ先生を残し、一行は次の酒屋を目指します。次は「中村亀吉酒造」さんです。
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こちらは大正12年(1923年)建築の新しい(?)建物ですが、切妻壁の意匠や杉玉など風格が際立っています。昭和61年に放送されたNHK大河ドラマ「いのち」のロケに使われたことでも知られています。

ちなみに、この「こみせ通り」は映画「津軽百年食堂」のロケ地でもあります。
熱心に研修したために飲みすぎました。でも大丈夫、通りには昭和レトロなベンチが備えられています。
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このベンチは津軽地方28市町村で組織する津軽地域路線バス維持協議会で作ったそうですが、今回の研修で最も欲しい一品でした。

この後老舗の和菓子屋「松葉堂」さんで買い物をし、黒石一の歓楽街「甲徳兵衛町」などを散策して、バスに乗り込みました。今日の宿は黒石市街地から車で15分、八甲田連峰のふもとにある板留温泉にある「旅の宿斉川」さんです。
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宿の外はまだ1m近い雪の壁ですが、温泉でくつろぎ、地の料理をたくさん食べながら、今後の岩泉町の活性化やモノづくりについて議論を交わすのでした。

2日目はまず「津軽伝承工芸館」の見学です。以前夏に来たときはものすごい人出でしたが、オフシーズンということでガランとしています。
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ここは津軽地方の伝統工芸や食を集めた「職人村」のような施設で、「匠の工房」「工芸製作体験」「津軽三味線じょんがら劇場」「津軽こけし館」などが軒を連ねています。
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「こけし灯篭」工房では、職人さんが骨組みに和紙を貼り付けていました。

工房でもせんべい小屋でもお土産物屋さんでも、職人さんや店員が津軽の方言で話しかけ、気が付くと買い物をしていました。そして、職人さんが休みの工房では…
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「へっかぐ来たのに 今日は休みで めわぐだきや 北の工人」

なかなか商売が上手なのでした。


第2幕おしまいでござんす。
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by kyounoinaka | 2012-03-30 08:51 | ■活動 岩泉町物産振攻会