いわいずみ短角牛の「べこ守りさん」寅さんの優しい眼差し

釜津田生まれの寅さんは、夏の間山に放たれているいわいずみ短角牛の監視人「べこ守り(まぶり)」です。
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この牧野には53頭の母牛とその子牛たち、そして1頭の種牛(オス牛)が放たれていますが、寅さんは1頭1頭を見分け、種付けの状況や健康状態を日々確認しているのです。

牛たちは寅さんに見守られながら、悠々と草を食んでいます。
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釜津田地区は昔から優秀な短角牛の産地として知られ、寅さんも子どもの頃から短角牛に親しんできました。時には学校を休んで「べこ守り」に来ることもあったそうですが、その理由は「うんめぇものが喰えたから」。
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なんでも里では「ヒエ飯」が当たり前の生活だったころ、べこ守りに来ると「白いまんま(白米)」が食べられたそうです。それだけ「べこ守り」は地域の中でも尊敬される、大切な仕事だったのでしょう。
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「歯がねぇから写真はだめぇだぁ。」と言いながら、若い生産者へと受け継がれている釜津田短角牛の未来を、とても嬉しそうに話してくれました。
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気持ちいい風が吹いていますね~。
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by kyounoinaka | 2012-07-09 16:51 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる