「来てくれてありがとう」な生活
2012年 07月 29日
先日も今年の安家地大根の種採りと種まきの様子を確認しに行ってきました。大雨や大風の被害はなく、良い種がとれたことに安心しました。そして、今年も元気な生産者の笑顔に会い、ホッとしました。(何しろ高齢な方が多いので、「去年の暮れに会ったのが最後だった。」ということも時々あるのです。)
「ちょっとお茶っこくらい飲んでってぇ~」(飲まないと帰らせてもらえません。)
「なぁんもないから、イモ掘ってっておくりゃんせぇ」(2株掘らせていただきました。)
「これ、ウコッケイ!」(卵8個)
誠に恐縮ですが、手間暇かけて作ってくれたものは、できるだけいただき、きちんと味わうことにしています。(お金をかけたお菓子や缶ジュースは、受け取るわけにはいきません。)
でも一方で、長居は無用。農作業の邪魔になっていはいけないし、私の仕事もはかどらないのでチラリと時計を眺め、次の訪問先に向かいます。
「また来ますね。暑いから無理しないで、休み休みやって下さいねぇ。」
そして、最後に言われる言葉。
「来てくれてありがとう。」
人が一人訪ねてくる。そのことに「ありがとう」だなんて。
今日も田舎は健やかです。