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日曜日は漫画を読みながら 3

自然に囲まれた田舎暮らしは、都会では考えられないような不便さがある一方で、動物を飼ったり、アウトドアが好きな人には毎日が楽しくて仕方ありません。

そんな田舎暮らしを綴った漫画が、はた万次郎先生の「ウッシーとの日々」です。
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はたさんは東京で漫画家をしていましたが、北海道への移住をめざし、バックギアの入らない車で4,000kmの旅をし、「観光地ではない過疎の町だから」という理由で道北の下川町に家賃7,000円(後に半額の3,500円に)の一軒家を借りて暮らし始めます。

当初相棒はネコ2匹とカメ1匹でしたが、間もなく知り合いから白黒ブチの不細工な子犬を譲り受けます。「ウッシー」と名付けたこの犬たちとの田舎暮らしを綴った漫画が、「ウッシーとの日々」です。
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漫画の中では、地域住民との交流や魚釣り、時には田舎の社会問題も描かれますが、ウッシーとの生活はとてもほのぼのとした温かさがあります。冬は-20度にもなる寒村で、家の中にテントを張る暮らしには尊敬と憧れを抱きます。

「ウッシーとの日々」(全7巻)集英社BJ Commic Essay980円
または
ウッシーとの日々」(全4巻)集英社文庫500円

もう少しはたさんの思いに近づきたい方には、エッセイもおすすめ。
北海道田舎移住日記」集英社文庫600円

ちなみに北海道下川町は、面積の9割を森林に覆われ、FSC森林管理認証森林セラピー事業に取り組むなど、林業の先進地として知られ(森林関係のHPも素晴らしい!)、岩泉町との共通点もたくさんあります。

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余談ですが、私もかつて激安の1軒家に1年半暮らしました。
引っ越し祝いの宴会の夜、手伝いに来た友人が、「隣の部屋、いるよね。」と言った通り、時々姿の見えない「先住民」がやってきて、私をもてあそびました。

とても愛嬌のある住宅でしたが、壁のあちこちがひび割れていて、家の中も外も温度差がなく、2度目の冬を前に「普通の家」に引っ越しました。

「ウッシーとの日々」を読むたびに、そんな青春の一コマを思い出します。
by kyounoinaka | 2012-08-19 10:04 | 取るに足らない話