黄金に輝く!短角牛共進会にて
2012年 10月 21日

短角牛共進会は、「宮古地方日本短角種(短角牛)の維持、発展に努めるとともに、宮古地方短角牛の改良増殖技術を確立し、その意欲を高め、畜産振興を図ること」を目的として開催されています。
(宮古地方と言っても出品牛の9割以上が岩泉町です。)
今回の共進会は昨年12月以降に生まれた子牛(雌)の共進会です。

つい先日まで山の放牧地で跳ねまわっていたおてんば短角ちゃんですが、農家の方々によってオシャレに手入れされ、この晴れ舞台にやってきました。順番を待つ姿にも気品の高さを感じます。

審査は誕生月によって3部門に分かれており、順番が来ると生産者に連れられて審査会場へ。ここで審査員の方から厳正な審査を受け、優等賞、1等賞、2等賞、3等賞が選ばれます。そして、各部門の優等賞の中から最高賞の名誉賞が選ばれます。

短角牛たちの美しさはもちろんですが、それにも増して生産者の姿が、とてもかっこよく見えます。
子牛といえども体重は250~300kgもありますから、力だけでは敵いません。短角牛の気持ちに寄り添えばこそ、こんなに優雅に「牛扱い」ができるんでしょう。

短角牛発祥の地で、よりよい短角牛の未来を創るために、生産者は日々頑張っています。