茅葺の温泉宿~岩瀬郡天栄村 岩瀬湯本温泉
2013年 01月 26日

福島県の中通りと会津の中間にある岩瀬湯本温泉は、交通の便に恵まれず、会津ほどの観光客も訪れず、中途半端と言えばそれまでですが、だからこそ自給的な暮らしの豊かさが残っていました。

この湯本地区では、東北大学の先生と学生がエネルギー自給に向けた調査・研究をしています。岩泉同様、囲炉裏や薪ストーブのある暮らしには、未来へつながるメッセージがたくさんあるのでしょう。

ちょうどこの日は、近所のおばちゃんたちが家庭料理を持ち寄り、食べ物やエネルギーの自給について話し合いが行われており、なんとなく私もお邪魔しました。

それはともかく、その日の宿「ひのき風呂の宿 分家」がとても素晴らしい雰囲気の温泉宿でした。開湯1,200年の伝統をもつ茅葺屋根の宿。それが押しつけではなく、ふらりと訪ねた旅人でも温かく迎えてくれるのです。

隣の民家では、おばぁちゃんが古い着物を仕立て直していました。初めての村で、気兼ねなく上り込んでしまうのは、ある意味で職業病かも知れません。
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NHKの大河ドラマ「八重の桜」が始まり、福島・会津への注目が高まっています。
「ひのき風呂の宿 分家」 http://www7.ocn.ne.jp/~bunke/
福島県岩瀬郡天栄村 http://www.vill.tenei.fukushima.jp/
福島大好き。頑張ろう福島。