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いわいずみ短角牛の明るい未来を築くために

畜産界のカリスマ獣医師・松本大策先生を岩泉町に招いた際、先生を支える「助さん」と「格さん」が同行してくれました。

その後「助さん」は牛肉サミットの応援に駆け付けて下さり、「格さん」は時々岩泉町へ短角牛に会いに来てくれています。

昨日は「格さん」と待ち合わせ、短角牛の里・釜津田地区へ行ってきました。
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※実は「助さん」「格さん」は家畜環境の改善をサポートする「㈱ラボジェネーター」の優秀なスタッフなのです。

さて、牛を愛する心優しき世直し人たちにも支えられ、岩泉町の雄大な自然と生産者の熱意によって、「いわいずみ短角牛」はすくすくと育っていました。
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今までもこれからも、繁殖農家は丈夫な子牛を育てるように、肥育農家は「安全安心は当たり前」で美味しい牛肉に育てるように、365日休みなく「いわいずみ短角牛」と向き合っています。

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2月1日より、BSE対策として実施されていたアメリカとカナダからの牛肉の輸入規制が緩和されました。外国産であれ、安くて美味しい牛肉が食べられることは嬉しいことです。

しかし、消費者が安さばかりを追い求めると、岩泉町のように山の中で、丁寧に愛情を込めて育てていては生活が成り立たなくなってしまいます。

これから始まるであろうTPP交渉を始めとする農政の変換や円安による飼料価格の変動も、生産者を悩ます大きな問題です。


「生産意欲を保つことが難しくなってきている。」

最後に生産者がポツリとつぶやきました。

岩泉町の農業は、ただ食べ物を生産するだけでなく、自然と共生し、豊かな山の暮らしを守っていることを、心の片隅にでも残しておいてくださいませ。
by kyounoinaka | 2013-02-02 08:00 | いわいずみ短角牛