地元商店に突撃インタビュー!「第1回:有芸 新谷酒店」
2013年 03月 05日
広大な岩泉町内のあちこちに実はある小さな地元商店。
現代は車社会になり、かつ道路改良も進み、住民とのかかわりもやや薄くなりつつあります。
それでも、やはり必要とされる存在でもある地元商店。
この企画は、地区に住んでいないとなかなか縁のない地元商店にスポットライトを当て、
知られざるその正体と、自慢の名物、看板犬!?などなど、その雰囲気を紹介しようという企画です。
よければ足も運んでみてください。
「第1回:有芸 新谷酒店」

新谷酒店は現在、有芸地区(旧有芸村)では唯一の商店です。
県道40号(宮古岩泉線)沿いに位置し、
役場の有芸支所・有芸簡易郵便局や、有芸小中学校の前にさりげなくたたずんでいます。
酒や飲料、米、調味料類、お菓子やちょっとした生活用品を取り扱っています。

自動販売機もあります。
また、近隣に灯油の配達も行っています。その他の商品も配達します。
本業はしいたけ・まいたけ栽培なため、日中は閉まっていることもあるそうです。
その歴史はというと。
有芸が、炭焼きの人達で大層にぎわっていたころのこと。
戦前の昭和10年前後に、現在の場所よりも少し上流側で開業しました。
当時は、そちらに役場や郵便局などもあり、村の中心部でした。
米や酒・塩の配給所で、量り売りを行っていたそうです。そんなお店が当時は3~4軒はあったのだとか。
お酒はかめに入っていて、販売するときは一升瓶で、その場で封をする道具もあり、売ったそうです。
現在の位置に移動したのは、学校や役場の支所が移転した昭和後期のことだとか。
平成8年に道路の拡幅にともない、現在の建物を新築しました。
ここ十年、二十年の間に、お店をめぐる環境は激変しました。
それはお客さんの激減。
以前はお盆などはひっきりなしにお客さんが訪れ、ご飯を食べる暇もないほど忙しかったのだそうです!
近年は道路の拡幅で町に出やすくなったこと、さらには町内での大型店の開業など価格競争もあり、一日のお客さんは数人程度とのことです。
かつては豆炭なども取り扱っていましたが、現在は暖房器具の変化で取り扱わなくなるなど、扱う商品も変化してきています。
そういった状況もありながら、地域への貢献を続けています。
大事なお店です。
今でも地区に灯油を配達して頂いたり。
何かと皆で集まるときは、お酒をここに買いに来たり。
地区の人が、足りない物を買いに来るのに必要だったり。
山菜の時期には、山菜取りの人がジュースを買いに来たり。
私も休日にはちょっとおやつを買いに来たり。寄ると、おしゃべりに花が咲きます。
まもなく2年となる大震災の時には、大津波で沿岸の国道45号線が通行不能となり、
新谷酒店の目の前を走る県道40号線が、う回路となりました。
ここで一休みできたお客さんも多かったことでしょう。
有芸に来た時には、ぜひ、一休みしてみてください。
運が良ければ有芸の看板犬「まつ」が出迎えてくれるかもしれません!

(新谷酒店のご近所の、愛嬌あふれる飼い犬です。)
さて、次回はどの地区の商店を紹介しましょうか。
きっしー


