おばあさんが教えてくれた花園
2013年 04月 04日
これから薪とするための枯れ枝を拾いに行くそうです。
山菜はそろそろですか?と聞くと、ばっけ(ふきのとう)はもう食べたけど、他はまだだよ、とのこと。
おばあさんは、立派な福寿草があっちに咲いているよ、と教えてくれたので、ついていくことにしました。
ばっけは大きくなってきました。まだ食べごろのものも続々と出てきています。
おばあさんによると、花開いても、今の時期のものはまだ苦味が少なくて食べれるそうです。
雪解けが遅いところでは、芽吹くのがこれから、というところもあることでしょう。
ネコノメソウ。
白い花がたくさん見えます。
アズマイチゲですね。
そして、おばあさん自慢の福寿草。
これらの花々は、「スプリング・エフェメラル」春の妖精たち。
早春の、木々が芽吹く前。陽射しが増してきたこの時期は、林床(りんしょう:林の地面のことです)に陽射しがたくさん届くようになる季節でもあります。
このわずかな隙間に、こうした環境を活かして命を輝かす、花々たちの仲間のことです。
もう数週間もすると、カタクリも仲間入りすることでしょう。
草の芽があちこちに見えました。
カンゾウもたくさん芽吹いています。
おばあさんは、食べないそうですが、山菜としておひたしで食べる人もいます。
冬の痕跡を見つけるのも楽しいですよ。
木々の芽吹きが本格的になるのはまだ1か月先ですが、早いものは芽吹き始めました。
春の楽しみは、5月末に御大堂山(ごだいどう)のてっぺんで「ミネザクラ」が咲き、たけのこ採りの人たちで賑わう、その季節まで続々と続きます。
きっしー