山田町、平和な海の町の魅力を味わう
2013年 04月 12日

だから震災後はなかなか山田を訪ねることができないでいたけれど、結局は人とのつながりが再び山田の海を近づけてくれました。
2012年12月15日「山田町に養蠣業者(=カキの養殖業者)を訪ねる」
そして先日、2月のシェフツアーに来てくださったシェフの料理が食べたくなり、山田町のイタリア料理店「Rocare Ascia(ろか~れ・あ~しゃ)」に行くことにしました。

JR山田線陸中山田駅の向かいにある仮設店舗でも営業再開したと聞きましたが…
残念無念、週に一度の定休日(水曜日)でした。

しかし、天は我を見捨てず、すぐ隣に岩手県を代表するうどん屋「釜揚げ屋」さんがありました。迷わず入り、季節限定の「生のりうどん(600円)」を注文しました。

うどんがまったく見えないほどの生のりで、湯気とともに磯の香りが舞い上がります。

うどんの粉には岩手の地粉「ねばりごし」を使用、醤油は農林水産大臣賞を受賞した盛岡の「ギボシ醤油」、ダシは重茂昆布と山田の煮干しと言うこだわり。厨房には先日のシェフツアーでお世話になった「ソウルオブ東北」の暖簾がかかっていました。

昼食後は港を見学。堤防は一部壊れたままになっていますが、船があり、湾内に養殖棚の浮かぶ海の風景を見て、やっぱり山田の海の豊かさを感じました。

そして、国道沿いにある「五篤丸水産」のお店で買い物。このお店では当社の飲料や漬物類もお取扱いいただいていますが、魅力的な商品がたくさんあります。「すっとぎアイス」など冷凍食品はあきらめ、3つの商品を買いました。

山田町は町の中心部が津波で流されてしまいましたが、各地に仮設店舗を建て活気を取り戻しています。海の恵み・山の恵みを生かしたセンスの良い商品がたくさんありますね。