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スローな人は、ある日突然やってくる

その人は、いつも突然やってきます。

学生時代にイタリア美術史を専攻し、卒業後にイタリアに留学。
エクソシストとの対話』で小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞し、その後『スローフードな人生!イタリアの食卓から始まる』(新潮社)で日本にスローフードブームを巻き起こしたその人は、いつも明るいイタリア系日本人(?)の島村菜津さんです。
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今回は新潮社のノンフィクション編集ご担当者に誘われ、数年ぶりに岩泉町に足を延ばして下さったのだそうです。(目的地は全国に知られる岩泉町の牧場ですが、まだ明かさない方が良いのかな?)

龍泉洞を見学した後、「うめのや」さんで待ち合わせ、「ひっつみ」や「かっけばっと」など岩泉町の郷土料理を楽しんでいただきました。(編集者さんも、かっけばっとの美味しさにびっくり。)
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菜津さんは近著『スローシティ 世界の均質化と闘うイタリアの小さな町』(光文社新書840円)をお土産に持ってきてくれましたが、ぱらぱらとめくると、

「人が生きていく上で必要なもの、それは人間サイズの町だ」
「空き家をなくして山村を過疎から救え!アルベルゴ・ディフーゾの試み」
「絶景の避暑地に生気をもたらすものづくりの心」

など、それだけで名言になりそうな言葉が溢れています。

その菜津さんが、「岩泉は何度訪ねてもいいよね。空気が違うよ。商店街も風情がある。」と言ってくれるのですから、なんだか嬉しくなります。

今年はぜひ菜津さんを囲む会を岩泉町で企画し、田舎暮らしの素晴らしさを共有できたらいいなぁと思っています。楽しみにしていて下さいね。
by kyounoinaka | 2013-04-20 00:00 | スローフード岩手