岩泉町釜津田にて 短角牛の放牧準備
2013年 05月 15日

標高700mの谷底から、標高1,200mの山の頂上付近まで、じつに様々な環境に置かれています。
気候条件も異なるため、草の生え方や残雪状況もさまざまです。
駒ヶ沢牧野のように牛が山に上がった牧野もあれば、まだ雪が残っている牧野もあります。
そんななか、釜津田肉牛生産組合が管理する牧野では牧柵の補修作業がありました。
きっしーも仲間と一緒に参加させて頂きました。

白樺林と、牧野。雪は周囲の山々には少し残っていますが、この牧野からは消えました。
牧野は冬場は雪に包まれています。
傾斜地に降り積もった雪は、固まりとなると、かなりの破壊力をもちます。

さらに雪による倒木もあり、頑丈なパイプと有刺鉄線でできた牧柵も、一冬越えるとかなりの箇所が壊れてしまいます。

その牧柵を、組合員総出で補修する。
短角牛を放牧する前の、重要な一仕事です。


木立の中に、牛たちの水飲み場の水源があります。

水源は、牛が立ち入らないように保護してあります。
これが水飲み場のひとつです。

冬の間にたまった土砂などを取り除いて、きれいな水を飲めるようにしてあげます。
もう数日すれば、天候次第で山上げの便りが釜津田からも聞こえてくることでしょう。
きっしー


