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黒もちトウモロコシとミツバチ

田舎の夏休みにトウモロコシは欠かせない作物。青空に伸びるトウモロコシの穂は、勉強をしない夏休みの、自由の象徴だから。
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「あした農場」で育てている岩手の在来種「黒もちトウモロコシ」も、今が花盛り。

トウモロコシの花は「雄花」と「雌花」の2種類あって、天空に伸びているのは「雄花」です。
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ちょうちんのようにゆらゆら風に揺れていますが、この「雄花」の周りには、ブーンブーンとミツバチが飛び回っています。
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足元に黄色い蜜の塊が見えますね。美味しそうです。

自然と触れ合う機会がないと、「キャー、ハチ怖い!」となりますが、実は作物の生育を助ける大切なパートナー。自然界に無駄な生き物はいないのかも知れません。
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こうして、「雌花」に「雄花」の花粉が受粉すると、立派なトウモロコシが実ります。
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トウモロコシの「ヒゲ」は「雌しべ」で、この一本一本がトウモロコシの一粒一粒につながっているそうです。試しに皮を剥いてみると美味しそうなベイビーコーン!(まだ白い。)
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タヌキやクマ、カラスに喰われないようにと、毎朝心配で畑に通うのです。


【追伸】
数年前に流行った『限界集落株式会社』(小学館1,680円)という小説では、もちトウモロコシが限界集落を救う起爆剤として描かれています。興味のある方は読んでみてください。
by kyounoinaka | 2013-08-09 08:00 | 岩泉まめつぶ農園