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「牛肉サミット2013」岩手の総力で全国の銘柄牛肉に挑む

「牛肉を食べて日本を元気に」「牛肉でみんなを笑顔に」を掛け声に、2011年に始まった「牛肉サミット」。いわいずみ短角牛の主要出荷先である京都の名店「和牛焼肉 南山」さんが岩手復興支援を掲げて参加してくださり、毎年岩泉町から短角牛生産者と当社職員も参戦しています。

▼私の参戦スタイル。昇り旗を持ち、鎧のように看板を掲げて短角牛をPR。
 ズボンの裾は天候により上下します。(去年は太陽で大やけど。)
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「牛肉サミット2011」では、短角牛串焼きに驚異の大行列ができて牛串が足りなくなり、「牛肉サミット2012」では35度を越える炎天下で牛肉もスタッフも焼かれまくり。今年も厳しい戦いになることを覚悟して、24日・25日の2日間、「動のサミット」に挑みました。
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過去の2年間は道の駅レストラン「大地工房」野中シェフが考案した「いわいずみ短角牛串焼き」で挑み、2011年は準優勝(その結果「いわいずみ短角牛串焼き」は地元岩手で大ヒット!)。2012年は各出店者が趣向を凝らした牛肉料理を提供することとなり、惜しくも入賞を逃しました。

そこで今回は「南山」さんが岩手を代表する伊藤勝康シェフ(奥州市「ロレオール」)のご指導をいただき、「短角牛牧草焼きローストビーフ」で優勝を狙いました。
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これは南部鉄器を使い、炭火で表面を焼いたモモ肉を、さらに短角牛が食べている牧草を敷いた南部鉄器で蒸し焼きにし、岩手ならではの風味付けをしたもので、薄くスライスし、南山さん特製のポン酢ジュレをのせ、さらに岩泉産花芽わさび醤油付けを添えました。(1皿500円)
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美味しそうでしょう!美味しいんです!!

「霜降り牛は一度食べれば十分だけど、これは何度食べてもうまい」と言って、繰り返し食べに来てくれるお客さんもいました。そして、畜産界のイケメンカリスマ獣医師も応援に駆けつけてくださったのです!(掲載許可を取っていませんので、顔は隠させていただきます。)
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実はカリスマ獣医師の付き人「助さん」も南山チームの一員として、今年も参戦していました。さらに北海道から上品な笑顔の女性・タカさんも、白い腕を真っ赤にしながら短角牛の素晴らしさを発信してくれました。
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これだけの強力な布陣、短角牛の美味しさで優勝間違いなし…のはずですが、現実は厳しかった。
全国に名を知られる「松坂牛」や「神戸牛」、地元滋賀県「近江牛」のブースには、格安で霜降り牛肉が食べられるとあって次々とお客様が並ぶのに対し、関西で短角牛の知名度・ブランド力はまだまだ弱く、常に短角牛の魅力を発信(絶叫)し、呼び込みを続けなくてはなりません。

食べてもらえれば、南山さんの短角牛牧草焼きが一番美味しいとわかるはず。でも、とてもとても銘柄牛にはかなわない…

▼説明が遅れましたが、「牛肉サミット」は商品購入と引き換えにもらう投票券を、最も美味しかった出展者の投票箱に投函し、順位を決めます。
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初日は夜の9時、2日目は6時まで、あきらめずに頑張りましたが、残念無念、今年も3位までに入賞することはできませんでした。

優勝 味わい尽くそうA5松坂牛まるごとステーキ(名産松阪肉 朝日屋)
準優勝 米沢牛串焼き(米沢牛黄木)
3位 神戸ビーフのロースト寿司(兵庫高見牧場)
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入賞は逃しましたが、近江の皆様に牛肉サミットと言う素晴らしいイベントを開催していただき、また、「和牛焼肉 南山」さんに出店していただいたことで、関西の多くの方々に赤身の美味しい短角牛肉を食べていただくことができました。さらに、テレビのニュース番組の中でもご紹介いただきました。

短角牛は、日本の肉牛の世界では1%に満たない希少な牛ですが、素晴らしい仲間に恵まれ、支えられていることを実感する3日間でした。今回の経験を踏まえ、これからも生産者・関係者と一緒に、岩泉町の山の暮らしとともにある短角牛を育んでいきます。


最後に、私が会場で食べた唯一の食事。岡山県高梁市の耕作放棄地に放され、草だけで育った半野生の短角牛肉を使った「牛肉ソーセージのホットドック」(400円)です。この短角牛は、岩泉町釜津田生まれだそうですよ。
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by kyounoinaka | 2013-08-28 08:00 | 赤身が美味しい いわいずみ短角牛肉