清・涼・感 ~ ケンさんのワサビの森
2013年 09月 12日

岩泉町の畑ワサビの収穫は8月が最盛期。そろそろ終盤に差しかかっている頃ですが、まだまだ立派な株が残っていました。

大きなフォークで、一株ずつ引っこ抜きますが、足場の悪い斜面での作業ですから、なかなか重労働です。1株3kgくらいはあるかなぁ?(この茎が練りワサビになります。)

ケンさんはこの道20年の大ベテラン。機械の入られない山の中で、1株ずつ傷をつけないように引っこ抜いて、根っこの土を落とし、葉を切り落とし、軽トラに積んで自宅の作業場で洗浄し、乾かしてから、集荷のコンテナに詰めていきます。
(それを翌朝トラックが集荷し、当社の工場に届けていただいています。)

「山桜の咲くころが一番きれいだな。」
この森の情景、清涼な空気を胸いっぱい吸い込めば、きっとまだまだ頑張っていける。

シェフに届けるワサビの小さな葉っぱをいただいて、ワサビの森から帰りました。料理のお皿の中にも、この森の清涼感が伝わりますように。