紅葉の気配!大川渓谷をさかのぼってみた。
2013年 10月 18日

「ツーリングマップル東北」では「散歩道のような心地よさ」と表現されるこの道は、
岩泉町大川から釜津田の家々を結び、さらに櫃取湿原の前、松草峠を経て、
宮古市川井の松草へと通じています。
この沿道(特に、上流部)の紅葉は、私のなかでは日本一の紅葉です。
全山が鮮やかに真っ赤になる、とか美しい庭園がある、といったことはありません。
が、延々と続く豊かな広葉樹林が個性豊かに色付く様々が、本当に素朴な力強さがある。

(この写真は2009年10月21日)
そして、人工物が少ない大川渓谷が道路をずっと並走しており、これが本当に素晴らしい流れなのです。
「ツーリングマップル」さんの、「散歩道のような心地よさ」とは最高の褒め言葉だと私は思っています。
と書いても、写真で伝えても、上手く伝えられないもどかしさ。
でも、それぐらいで、いいんです。
細い道だし、あんまりたくさんの人が来すぎたら、ゆったりと紅葉を楽しめなくなるから。
細い道が太くなったら、便利かもしれないけど、この風景は見られなくなるから。
そんなこと言うなら紹介しなきゃいいじゃん、って思うかもしれない。でもね、紹介したいのです(笑)
先週末見た、この風景。これが、あと1週間くらいで、一層色付きます。




紅葉の進み具合は標高によってまちまちです。

○櫃取湿原から、数キロ岩泉側に、喫茶店「朱利」さんがあります。
ちょうどお昼時に訪れましたが、満席の人気でした。
ここの手作りのお菓子「スノーボール」はときどき私は猛烈に食べたくなり、牧野訪問がてら訪れます。


口どけの心地よさと、胡桃(白色の方)の風味が自慢の、お菓子です。
ここに来ないと買えません。
(不定休、かつ冬季休業です。)
○釜津田地区には、パスタ&コーヒー「ぶるっく」もあります。
自家製の野菜をふんだんに使った自慢のパスタ。

何と言っても短たんのお墨付きですから、こちらも寄ってみてください。
(週末の営業・かつ冬季休業です。)
○釜津田・大川地区には、味のある地元商店も何軒かあります。
ぶらり立ち寄り、店主にこの近くの歴史をたずねてみたり、ちょっとおやつを買ってみるのも、また楽し。
きっしー