「ときをためる暮らし」と「豆料理」の本
2013年 12月 12日
1冊目はご近所で見せていただいた本。都市計画がご専門の元大学教授・津端修一さんと“キッチンガーデナー”として知られる津端英子さん、ともに80代のご夫婦の聞き書きです。
「僕らは『だんだん美しくなる人生』をめざしてやってきたんですよ。」という言葉で始まるこの本は、土を耕し、シンプルで丁寧な暮らしを営むお二人の暮らしが、それぞれの「ききがたり」というスタイルで書かれています。
「自給でね、貧しいものを食べていると思ったら、大間違いですよ。最高級のものを食べて、最高級の暮らしをしていると、僕なんかは思いますよ。」
まだ冒頭しか読んでいませんが、修一さん・英子さんの生き方が、岩泉町の暮らしの豊かさを気づかせてくれそうです。
「ききがたり ときをためる暮らし」 自然食通信社 1,800円+税
2冊目は、短角牛関連で訪ねた盛岡で見せていただきました。
表紙の豆だらけの写真が印象的で、さらに「長谷川商店」というお店の名前が気になって録画した番組を見直したところ、やはり番組に登場していた長谷川さんのお店でした。
「北海道 豆と開拓者たちの物語」NHKBS 2011年1月放送
※「2011年度ATP賞テレビグランプリ、最優秀賞(ドキュメンタリー部門)受賞」の素晴らしい番組です。
この「豆料理」の本には、基本的な豆の料理方法だけでなく、「在来種の豆」の魅力もたくさん詰まっていて、ますます岩泉町の多様な豆が愛しく感じられます。
「べにや長谷川商店の豆料理」 株式会社パルコ 1,600円+税
※「べにや長谷川商店」 http://beniyahasegawa.cart.fc2.com/
どちらの本もインターネットの古本書店で購入しました。便利な世の中です。
(おまけ)
岩泉町の在来種の豆「青平豆」と「黒平豆」です。
豆食べて長生きしましょう。