昭和24年全国農機具大博覧会最高賞「安野式ウチバ唐箕」
2014年 01月 29日
実は今まで内緒にしていましたが、昨年の「豆打ち体験」後、とんでもないお宝を寄贈していただきました。それが、昭和24年全国農機具大博覧会最高賞受賞の「安野式ウチバ唐箕」です。
昭和27年7月25日に購入。この頃は家の近所に畑があって、豆や雑穀を作っていましたが、少しずつ住宅が立ち並ぶようになり(なんだか都会の話みたいですね。)、やがて「唐箕」の出番もなくなり、倉庫に大切にしまっていたのだそうです。
このため保存状態がとても良く、少々手入れをすれば今にも現場復帰ができるほどです。「機能的なものは美しい」と誰かが言っていましたが、本当に無駄がなく、良くできているなぁと感動します。
こんな面白い仕掛けがいろいろあります。
中身もとてもきれい。こんな「唐箕」なら、私も振り分けられてみたい。(ただし、「クズ」にはしないでね。)
このような仕掛けは、現代の「スチール唐箕」にも受け継がれていて、当時の技術がいかに優れていたかがわかります。(「スチール唐箕」も以前別の方から寄贈していただきました。)
そんなわけで、「今日の田舎」資料室には「凍み大根」「凍みいも」「短角牛のしっぽの骨」「短角牛の角」などとともに、貴重な農機具が並ぶようになりました。(感謝)