第13回スローフード岩手通常総会
2014年 02月 24日
今回は総会終了後に会員で医師の宮田恵先生による食と健康に関する素晴らしい講和、さらに昨年韓国で開催された「アシオグスト2013」の参加報告もあり、とても有意義な一日となりました。

さて、スローフード岩手は、イタリアに本部のある国際NPOスローフード協会の地域支部として2002年に発足しました。
「岩手には気候風土に根ざした農と食の歴史と豊かな文化があり、今なお暮らしの中にその知恵が息づいています。 私たちは、スローフード運動の理念に賛同し、郷土の食と文化を見直し地産地消を推進しながら広く啓発活動を行うため」というのが設立の趣旨です。
これまでの活動を振り返ると、11年間で103の主催事業を行い、述べ約4,000人が活動に参加しました。また、主催事業のほか、他団体の主催事業に協賛・出展したり、各種取材や来客対応(生産現地案内等)など、実に多様な活動を行っています。
基本的には、拠点のある岩泉町で、足元の農業や食に目を向け、「お皿の外側」に思いを寄せながら食を楽しむことが活動の中心です。ささやかな活動の積み重ねですが、生産する人への尊敬と感謝の気持ちが募り、美味しく食べられることの喜びを感じています。
そしてここ数年とても嬉しいのは、当初は考えも及ばなかった有名シェフの方々とのご縁ができたことです。これはきっと、地域にある食文化や料理の知恵や技が、今なお生きているからだと思います。(つまり、ばぁちゃんの料理が美味しいということ。)
今年も秋には「在来種」の魅力を生かした独創的なイタリアンで知られるシェフが岩泉町に来て下さることになりました。
今後もイベント開催時には「今日の田舎」等でお知らせしますので、機会がありましたらスローフード岩手の活動に参加してください。今後とも、地域の皆様のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

▲「ふるさと薬膳レストラン縁樹」の心と体に優しい特性弁当