昭和の雰囲気を求めて北へ
2014年 03月 26日
岩泉から車で2時間半、この駅から汽車で北上します。
いわて沼宮内駅は駐車場が1日300円で激安ありがたいです。
八戸で文庫本を買い、車内で読みふけります。
鈍行の旅は景色を見るのも楽しみなんですが、同じくらい、普段ないぐらいまとまった読書時間がとれるのも汽車旅の魅力ですね。
考え事をしたり、のんびり屋さんのきっしーにとっては頭の整理のために大事な時間です。
この日は荒れ模様との天気予報が出ていたので、列車も運休とかありえるんじゃないかと覚悟してました。
が、意外と順調。
(まさか、岩泉で2月の大雪と同じくらい降ってるとは思いませんでしたが・・・!!!)
春の湿った雨か雪かよくわからない白いものが降るなか、青森からさらに西へ。オレンジ色の汽車で夜の津軽平野を進みます。
この日は五所川原泊まり。
翌日、かの有名な津軽鉄道ストーブ列車に乗ります。
駅舎窓口の雰囲気も抜群です。
駅には、「列車乗車前にTEL頂ければ馬肉まん途中駅に配達します!」という惹かれる広告や、
農業高校PRコーナーもありました。
車両はだいぶ年季を感じますがそれだけにめちゃくちゃワクワクします。
車内販売ではおなじみ?日本酒、ストーブで焼くするめ、「つくねいもチップス」「りんご餡どらやき」「石炭クッキー」などなど地場産のものがふんだんに。
ストーブが車内にある列車だというイメージしかなかったんですが、地元の一次産業、そして食産業と連携して地域を盛り上げようとしているんだなぁと感激しました。
売り子さん、そして案内役の方々が、ボックスごとのお客さんと会話をしながら、観光案内してくれる。
みなさん単なる仕事以上に、地域を誇りに思ってるんだなぁと思いました。
小さなローカル線で本当に経営のやりくりは大変だと思います。
駅舎など施設も金よりむしろ人の手を最大限活かして維持しているようです。
だからなのか、本当に居心地良い、幸せになる列車です。
そして、津軽鉄道が、この真冬でも地域に人を呼んできてくれる。
幸せな循環ですね。
ストーブ列車の収入で津軽鉄道は地域の足を守っているそうです。また、乗りに来たいですね。
五所川原駅前のコミュニティカフェで「津鉄汁」定食を頂きました。
シャモロック地鶏のだし汁、まいたけ、長芋すいとんの汁物が優しいお味。
三陸鉄道沿線で道の駅に携わる者としても、とっても参考になりました。
(続く)
きっしー