今日は短角に会いに。
2014年 11月 14日

石峠、奥岩泉トンネル、そして田山の3か所峠を越えました。
道路にはうっすら雪があった場所もありましたが、滑るほどではありませんでした。
5月から標高1,000mの山に放牧されていた短角牛たちも、11月頭までには放牧地から各農家の家々に戻ったようです。

君はなかなかすごいロケーションで暮らしてるなぁと思って撮った1枚。
配達先は短角農家も多いので、山から下りた短角牛たちに会わせてもらいました。

10月末にあった岩手の短角子牛市場平均価格は、38万円という記録的な値段になりました。
2011年 12万円。
2012年 13万円。
2013年 31万円と高騰。
昨年以上の高値です。全国的な和牛の素牛の不足など、様々な要因はあるのですが、この価格で子牛生産者はようやく報われました。
嬉しい反面、同時に、子牛を購入する立場にある肥育農家は原価が大幅にアップしますので、大きな岐路に直面しています。
当然、いわいずみ短角牛肉を販売する我々もです。
子牛生産者とて、これまで、市場の乱高下に左右されてきましたので、先行きが明るいかというと分からない状況でもあります。
そんな中、「いわいずみ短角牛」はどんな方向を目指していくべきか?
競争が激しくなる中、今までのやり方を続けているだけでは、短角という素晴らしい品種も、岩泉らしさの大事な要素である短角+放牧地という風景も存続できない。そう、強く感じています。

さまざまな産地の生産者、シェフ、そして赤身の牛を応援してくれる人たちの存在はとても励みになります。
赤身肉、短角牛肉の可能性は、ものすごく感じています。
いわいずみ短角牛の明るい未来に向かって、いろいろ、取り組まねばなりません。
どうぞ今後も応援よろしくお願いします。


