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内間木洞の氷筍

岩泉町の安家洞は日本最大の鍾乳洞。
その鍾乳洞は石灰岩により形作られており、「安家石灰岩層」は安家洞を中心に南北60km、最大幅4km、厚さ700mにわたって分布しています。
この地帯には、安家洞以外にも龍泉洞をはじめ様々な洞窟や石灰岩地形が存在し、
その一つが、久慈市山形町の「内間木洞」(うちまぎどう)。
安家から40分ほどとほど近いのですが、この鍾乳洞、通常は閉鎖されています。
昨日は、年に2回だけ中が見学できるというたいへん貴重なチャンスだったので、
行ってきました。

冬のみどころは何と言っても水滴が徐々に凍って形作られる「氷筍」。
一度に中に入れるのは30~40人ほどなので、順番が来るまで外で1時間ほど待機です。
こんなに大人気とは思いませんでした。秋田、福島、湘南など県外ナンバーの車もあちこちに。
洞窟大好きな人から近所の人たちまで、周りから聞こえてくる会話からすると何度も見に来ている人たちもいる模様。

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その待ち時間、私の目は屋台の「山形村短角牛の丸焼き」や「しし鍋」にくぎ付け・・・!
どっちも美味しく頂きました。
さてさて順番がやってきたので、いよいよ洞内に突入です。
手打ちそばも気になりましたが今度にします。

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入口を入るとすぐに氷があちこちにあります。中に空気が入っておらずきれいな氷です。
そして、少しだけ歩くとホールがあるのですが、そこには氷筍がニョキニョキとたくさんありました。
大撮影会になってます。

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長さがすごいです。よくぞここまで・・・。
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ホールの奥の方には石灰岩地形によくある陥没地形「ドリーネ」があります。
ここの地下には水が流れていて、なんと空洞があるので時々崩落が起きるのだとか。
それが今起きるのか1万年後に起きるのかは誰にもわからないので、立ち入り禁止だとか。
なんか、怖いけど、面白いですね。
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コウモリの姿も見ることが出来ました。コウモリ、この人ごみにそうとうビックリするんじゃ。
今回の公開はここまで。

これで、ようやく龍泉洞、安家洞、内間木洞とこのあたりの「名」鍾乳洞?にいずれも、一応入ることができました。
やはり鍾乳洞と一言に言っても全然、性格も風景も異なっていて、
洞窟好きの人たちが魅せられる理由もここにあるのかなぁと、思った次第です。
内間木洞は年に2回しか見ることはできませんが、
地底湖が美しい龍泉洞を見て、まだ体力と時間に余裕があるならぜひ、
鍾乳石がすごい安家洞(春~秋に見学可能)などもセットにして見て欲しいなぁと強く思っています!
そうすると、満足度が倍増ですから!


by kyounoinaka | 2015-02-09 09:17 | 地域の話題