どんぐりパン工房、さらなる進化へ。
2015年 05月 12日

広大などんぐりの森に包まれる岩泉町には、稲作文化とはまた違う雑穀文化、そして森から主食を得るどんぐり食文化がありました。
食料として扱いやすい稲作の普及に伴い、あっという間に雑穀文化・どんぐり食文化が衰退していったのも事実ですが、それでも、雑穀やどんぐり食の技は脈々と残されてきました。
それは、その味への愛着や、その味ならではの素朴な美味しさに確かな価値があったからだろう、と思います。
かつて、岩泉を訪れた湯川秀樹博士(ノーベル物理学賞受賞)は、
岩泉に大きな示唆を残しました。
それは「どんぐりの食文化は後世に残すべき」という言葉です。
その言葉を受けて、岩泉町の主婦たちが立ち上がり、新たなどんぐり食の研究が始まりました。そして1994年に「どんぐりパン」が誕生。


そんなわけでただいまお引っ越し作業中、現在の在庫がなくなると、5月末ごろまでの予定で、どんぐりパンは一時的に品切れしますので、ご了承ください。(予定ですので、時期は変動する可能性もあります。)
ちょっと寂しいけど、美味しい焼きたてパンの香りが漂う道の駅の夢が、まもなく実現しそうです。
ますます面白い、どんぐりパンの今後の展開にご期待ください。