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春一番の登山。宇霊羅山に登ろう~太平洋見えた!~

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快晴の朝、そうだ、宇霊羅山に登ってみようと思い立ちました。
そろそろ、雪も解けたはず。
木々の葉っぱが茂る前なら、山頂からの眺めも、普段にも増して絶景なんじゃないだろうか。
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林道を登山口へあがってゆくと、「和山四本松公園」という場所があらわれ
名前の通り立派な四本松がたたずんでいます。
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登山口に到着。岩肌が迫力あります。
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アカマツの森のなか、木漏れ日を浴びながらのんびり行きましょう。
ところどころ、1月の大雪の影響か折れた枝が折り重なっていたりするので、避けながら登ってゆきます。
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途中、わかりにくい分岐点もありますが
小さい看板や、ピンク色のテープが目印なので、お見逃しなく。
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登山道はだんだんと明るい広葉樹林の中に入ってゆき・・・
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ついに現れました!岩場や滑りやすい落ち葉の急坂を、ロープ伝いに登ってゆきます。
ロープもありますし、足場もあるので、安心ですが、
まだ木々の葉っぱがなく、眺めが良いぶん高度感もあり、
ちょっぴりスリルを味わえます。ハイキング用の靴必須です。
頭上にそびえる岩峰の迫力がスゴい。
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この場所を登りきると、だんだんと遠くに太平洋が見えてきました。
登山道は急にふかふかのドングリの落ち葉の安全地帯に入ります。
岩に描かれたチャーミングな道案内「頂上まで35分」。ここで一息つきますかぁ~。休憩。
ここから、しばらくは落ち葉を踏みしめながら、のんびりと上がってゆきます。
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おっ、立派な石灰岩の巨岩が見えて展望がひらけてきましたよ。
町内から見上げているあの絶壁の上に、上がれてなんだか感激。
足場はしっかりしてますのでご安心を。ただ、強風が吹くとちょっと怖いです。
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ここは石灰岩の巨岩と、岩泉町内中心部~西側にかけての展望が最高です。
とりあえず 白い絶壁展望地 ということにしておきます。
ここから先は尾根の上を歩いていきます。
ちょうどまだ芽吹きの前の時期だったので、木々の隙間から岩泉のあっちやこっちがよく見えます。
岩泉町が深~い森に包まれていることがほんとによくわかります!!
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ここからは細い尾根の上を歩きます。
数分ほど進むと、こんどは岩泉町中心部~東側、さらには太平洋がよく見える展望地がありました。
ここはとりあえず 太平洋展望地 ということにしておこう。
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細い尾根の上には松の木があちこちに。
両脇は急傾斜ですが、木がたくさん生えているので安心して歩けます。
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標高600mなんですが、なんだか奥秩父など高い山の稜線を歩いているような爽快感のある景色です。
向こうにはまだ雪を抱いた北上山地の雄大で奥深い山並みが広がっています!
新緑の時期にまた来たいな~!!
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山頂到着です。登頂記念に鐘を鳴らしてみました。
山頂では、ほぼワシ、タカと同じ視線!こりゃ~快晴の日に来れてよかった。
遠くに見えるあの雪山はどこの山やら・・・と眺めながら、
20分ほどおやつを食べながら日向ぼっこを楽しみました。
この山のおやつは、やっぱり岩泉名物のかりんとうかな。
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下りも、自然の芸術品を鑑賞しながら、のんびりと。
2枚目はヤママユの繭(まゆ)です。高級なシルク。
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岩場です。下りも、気を抜かずに行きましょう。
登りでだいたい感触がわかったのと、先が見えるので、登りほどのスリルでもありません。

◎所要時間&注意点
【登り】
【林道入り口(岩泉純木家具前)】~20分~【登山口】~20分~【岩場下】~6分~【岩場上】~12分~【白い絶壁展望地】~2分~【太平洋展望地】~12分~【山頂】
総所要時間:約1時間15分(休憩時間のぞく)

【下り】
【山頂】~10分~【太平洋展望地】~2分~【白い絶壁展望地】~10分~【岩場上】~6分~【岩場下】~15分~【登山口】~20分~【林道入り口(岩泉純木家具前)】
総所要時間:約1時間5分(休憩時間のぞく)

※人によって所要時間はかわります。
※地図、ハイキング用の靴、雨合羽、防寒具、飲み水、非常食(菓子など)、懐中電灯、携帯電話、クマよけの鈴など登山のための装備を準備して、十分注意して登山をお楽しみください。

◎地図ガイドは新・分県登山ガイド「岩手県の山」(山と渓谷社)がおすすめです。
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◎ネット上では、「ヤマレコ」のホームページから、
一般の登山体験者が作成した地図を確認できます。
こちらは登山コースをはずれて登っている人もいますのでご注意ください。

なお、登山口から
日本三大鍾乳洞・龍泉洞まで徒歩およそ25分です。
岩泉のお土産はぜひ「道の駅いわいずみ」「道の駅三田貝分校」をご利用ください。

by kyounoinaka | 2016-03-29 09:38 | 岩泉・近隣をハイキング