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清水川の春さんぽ(1)、庭先の花を楽しみながら練乳通りをてくてく

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清水川(しずがわ、すずがわ)の流れに癒される絶好のお散歩ルート。
岩泉町うれいら通りから龍泉洞までおよそ30分の道のりで、さらにその先30分ほど神成里道を歩くとちょっとした山歩きをしてポニーに会うこともできます。

先日もこのお散歩ルートを紹介しましたが、起点となるうれいら通り商店街~沢廻あたりの風景をほとんど紹介していませんでしたので、今日紹介します。

うれいら通りからは、ミュージックショップマルコンさん向かいの道に入り、国道を渡って、ちゃっこいそば屋「創」さんの横の細い道を北に向かってゆきます。「練乳通り」という看板があり、ここから龍泉洞方面へお散歩を楽しむことができます。とくに意味を知らずにはじめてこの看板を目的すると「えっ練乳!?」と唐突で面白くて笑ってしまうかもしれません。

が、ここは畜産、酪農が盛んな岩泉を象徴するような歴史が名を刻んだ通り。岩泉町は酪農も盛んな町ですが、とくに岩手では初めてホルスタインを導入したことでも知られ、かつては明治乳業岩泉工場が立地し酪農で発展してきた歴史があります。
この看板の説明によると「加工品として練乳を作っていたことから、原料や製品を運ぶ道にまでその名前が付き愛称として呼ばれていました」とのこと。岩泉の年配の方に話を聞くと、そのころの盛り上がりの様子や、宇霊羅山のふもとは放牧地だったことなど、面白い歴史を数多く聞くことができます。
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清水川の堰の音を聞きながら徐々に上流へと向かっていきます。川と民家がとっても近いです。
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道中には、大正4年設立と、現在・岩手県内でも4番目に古いという東北電力の岩泉第2水力発電所があります。
千葉大学とNPO環境エネルギー政策研究所との調査によると、2015年度の岩泉町の再生可能エネルギー自給率は78.1%と岩手県4位。岩泉町はおそらくダントツで水力発電の占める量が多いと思われます。しかも、大きなダムは1つもありません。これも水の豊富さを示しています。古くから水の恵みを様々な面で活かしてきた岩泉町。
そういった意味でも、ちょっとした岩泉の注目ポイントでした。

ところで今後風力発電の立地も見込まれる模様なので、さらに岩泉町の再生可能エネルギー自給率は増えるのでしょうか?
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B&Gプールの裏手では桜が終盤を迎えていました。
広場で遊んでいた子供たちが飛び出してきて元気に挨拶してくれました!
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別アングルから庭先の花々と一緒に。
庭先の花々も北国の春の大事な盛り上げ役ですね~。
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夕日に照らされる宇霊羅山を眺めながら。
夕方の裏通りは人通りも多少あり挨拶をしながら、庭先の花々を眺めながら、歩いていきます。
夕陽に照らされる岩泉純朴家具さんの建物も味わいがありますね~
こんなちょっとした民家や工場の風景も曲がりくねった道に味わいを加えていて楽しいです。
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木の電柱と芽吹き始めたケヤキの木々。
芽吹きの季節を迎え、今後数週間はどんどんこの通りも風景も変わっていきそうです。

今回のお散歩ルート&写真スポットを紹介した「マップ」はこちら(岩泉町うれいら通り~龍泉洞)

清水川の春さんぽ(2)、龍泉洞へてくてく
清水川の春さんぽ(3)、龍泉洞からポニーへ会いに

岩泉町うれいら通り~【片道30分】~龍泉洞~【片道30分】~ポニー放牧地(神成)

by kyounoinaka | 2016-04-24 09:20 | 岩泉・近隣をハイキング