短角牛のリラックスタイム~2016初夏・黒森山~

b0206037_21170344.jpg
ここは朝の安家・黒森山。広大な放牧地に放たれて、早くも1か月以上が経過した安家の短角牛たちです。
放牧地も広大ですが、北上山地もはるかに広大な山並みが延々と連なっています。ここから見える人工物は、はるか遠くの風力発電の風車ぐらい、青空の日ももちろん雄大な山並みと緑がきれいなのですが、個人的にはこの場所は若干風が吹いているような、通り雨でも来そうなときに来ると、より一層雄大な北上山地の迫力が高まります。

b0206037_21242528.jpg
AM8:30の放牧地はすでに食事タイムも終わり、牛たちはリラックスタイムの真っ最中。(もう少し暑くなると、牛たちは広葉樹林の中に入って休みます。)
雲間から出てきた朝日を浴びて、毛並みの良い牛たちがより一層美しく見えます。こうやって見ると、短角牛といっても微妙に毛の色は違うことがわかります。
いわいずみ短角牛は自然交配で、夏山冬里育ち。昔からの短角牛の産地は今も自然交配による繁殖が一般的です。人工授精が一般的な黒毛和牛のように「著名な血統」が目立ってあるわけではありませんが、それでもやはり短角牛も生き物なので様々な血統が存在しますし、品種改良によって微妙に「日本短角種」も時代によって変化しているようです。

「品種改良」とはとても時間がかかることなので、少し前の価値観が現在に反映されたりもします。(例えばサシの多い少ないなど)
価値観も立場によって様々なので、とても改良とは難しいことなのだなぁと思いますが、
子育て上手で、粗飼料主体で丈夫に育つ、短角牛ならではの根本は今も揺るがないのではないかと思いますし、これからも維持していかなければいけないと思います。

b0206037_21281727.jpg
さてそんな話は、放牧ライフを謳歌している牛たち自身はつゆ知らず、この時間に行けば、母子そろって二度寝?というかうつろうつろ?している牛たちがあちらこちらに見られます。二頭そろって仲良く目を閉じたり、お母さん牛は若干物音を耳で拾って周囲は把握しているようですが、牛たちをびっくりさせないようにゆ~っくり近づいていけばいつしか、牛も私を警戒しなくなり、リラックスした写真を撮らせてくれます。

子牛の頭にはちょこんと小さな角が頭をのぞかせかけています。そんな状態ですが本気で人が突っつかれたらかなり痛いと思います。半年の放牧期間のうちに、子牛は急速に大人になっていきますね。


こちらは子牛の動画です。ちょっぴり警戒しつつ、でも好奇心も旺盛。看視人さんが毎日様子は見ているとはいえ、基本的に放牧中なので、若干野生の本能?も併せ持ち、警戒心も大事!
b0206037_21522146.jpg
向こうに見えるのは放牧地の名前にもなっている黒森山です。その名の通り、周囲には豊かな森が広がっています。

b0206037_21504196.jpg
ここは標高1,000m。周囲では、少し高い山に生える「マルバダケブキ」が咲き誇っていました。

b0206037_21555021.jpg
看視人さんは、放牧地へ通じる長い林道の草刈の真っ最中でした。暑い中、お疲れ様です!!

[PR]
by kyounoinaka | 2016-07-02 21:56 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる