カテゴリ:◎もの いわいずみ短角牛と生きる( 106 )

昨日は岩泉短角牛の放牧準備をお伝えしましたが、
大川地区の駒ヶ沢牧野では岩泉短角牛がいよいよ放牧開始となりました。
牛たちがずらりと並んで歓迎してくれました。
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すでに放牧地を経験しているお母さん牛は、慣れたものですたすたと急斜面を上がり下がり。
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カメラに興味津々です。
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仲良く草を食べています。
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by kyounoinaka | 2014-05-18 00:02 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる

岩泉短角牛の放牧準備!

昨日は、岩泉短角牛の放牧準備が釜津田地区でありましたので、
肉の配達の途中の合間に、ほんの気持ち程度ですが数時間、作業に参加させてもらいました。
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岩泉の短角牛は約1,200haという広大な放牧地に放牧されていて、標高700~1,200m位の標高の高いところに位置するため、夏は牛にとってとても快適な環境、一方で冬は雪に閉ざされ「夏山冬里」方式が基本です。急な傾斜地を短角牛が悠々と歩いている様子は見ものですよ。

そして、この時期、町内各地区ごとに放牧準備作業があります。
(今年は大雪の影響で例年より少し遅れました。まだ、これから放牧準備をする牧野もあります。)
おもに冬の間に雪の重みで破損したりはずれた牧柵を直す作業や、牛にとって大事な水源を整備する作業などです。
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朝はスカッと青空が広がっていたものの、変わりやすい天気で昼前からは雷が鳴り始め本降りの雨!
風も強くかなり寒くなってきましたが、これはこれで、かなり乾いていた大地には恵みの雨。
開牧の時期にはこんな天気が必ずといっていいほどやってきます。
(早坂トンネルの温度計、15時時点で9度でした)

天候に加え、今年は大雪だったので、破損個所も多く、限られた人数での作業は普段の年よりも少し大変な感じでした。(広~い放牧地に、チーム分けして作業が行われました。)
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でも、晴れさえすれば、開放的な放牧地の春一番の風を感じられる、気持ちいい作業になるんですよ。
周囲ではタラの芽などの山菜も採れたり・・・!
ぜひ、岩泉短角牛ファンの皆さんにもいつか、この作業に参加いただく機会を作りたいです。


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by kyounoinaka | 2014-05-17 09:03 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる

短角牛は日本の肉牛のわずか1%未満の希少な牛。
それにもかかわらず、(だからこそ!?)短角牛に魅せられる人があとを絶ちません。
短角牛の何に惹かれるかは人それぞれですが、
私は、もともと里山の自然のことを勉強したいと思い岩手に来て、
そこで、短角牛を放牧する雄大な放牧地の景観、そして短角牛が維持する自然があるということに出会い、
ハマってしまいました。

今年も、短角牛(そして牧野組合)が守る放牧地の一角に、一面のカタクリが花開きました。
この牧野、昔ながらのドングリの大木がまだ残っており、その林床に花開いています。
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短角牛肉を美味しく味わっていただくと、もれなくこの美しい放牧地を守ることにも貢献できます!

短角牛のファンになってくれる料理人、研究者の方々は、放牧地の景観に感激してくださる。
もちろん、商品そのものの「おいしさ」「品質」「サービス」は当然大事だと思っていますが、
「景観」の大事さにも、もっともっと注目していきたい、そう思います。

この景観を、個人のお客様にもぜひ感じてほしい、そう思ってます。
放牧地なので、だれでもいつでもウェルカムとはいきませんが、
いつかこの場所を巡るツアーなど開催できたらいいなぁと思います。
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by kyounoinaka | 2014-05-07 09:38 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる

今年も岩泉ではたくさんのいわいずみ短角牛子牛が生まれました!
そろそろ出産ラッシュもピークを越えたようです。
お肉の配達がてら、子牛ちゃんに会ってきました。
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この農家では25頭くらい生まれたそうです。
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いつも思いますが子牛の目力はすごい。
(写真奥に、横になって休んでる子牛が見えますか?今日生まれたばかりだそうです。)
あと1か月もすると牧野に子牛を親牛と一緒に放ちますが、
その前に牧野に生産者総出で牧柵の修理に出かけます。
天気が良ければ5月の爽やかな風のもと、山の芽吹きを感じながら、美しい牧野を歩きながら、冬のあいだ雪で壊れた柵を直すのです。
雪の破壊力はけっこうすごいですよ。

いわいずみ短角牛が飼われている山間部も、このように大雪の爪痕(写真は雪崩のあと)がまだ残っていますが、急激に雪は解けつつあります。
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毎日、新しい春の便りがやってくる岩泉でした。
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by kyounoinaka | 2014-04-12 09:22 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる

先日発売された料理人向けの専門誌「料理王国」でとても高い評価をいただいた岩手県の短角牛。記事の中で、岩泉町の短角牛を指定してコメントを下さったシェフもいて、とても勇気付けられました。
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短角牛(「日本短角種」という品種の和牛です。)の産地は主に北東北(岩手・青森・秋田)3県と北海道で、最も生産が盛んなのが岩手県です。短角牛は旧南部藩の在来牛「南部牛」を改良して生まれましたので、短角牛と言えば岩手県と言っても過言ではありません。

岩手県内を見ても、いくつかの短角牛産地があります。中でも短角牛発祥の地とも言える岩泉町、久慈市山形町(旧山形村)、二戸市が日本の短角牛3大産地です。
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そして、これらの産地は、必ずしも畜産に恵まれた環境にあるわけではありません。特に岩泉町の場合、飼料作物(短角牛のエサ)を自給するための耕地が限られ、さらに傾斜がきつくて機械化が難しく、購入する濃厚飼料についても輸送費がかさみます。

それでも、岩泉町の生産者は地域の自然環境と調和した伝統的な飼育方法を受け継ぎ、限られた畑を有効に使ってできる限りエサの自給に取り組み、「健康で丈夫な子牛生産を」「安全安心はあたりまえ、美味しい短角牛肉を」との思いで、家族総出で短角牛を育てています。
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実は昨日、人気ブログ「出張食い倒れ日記」で知られる農産物流通コンサルタントの方にお会いし、「いわいずみ短角牛」の将来についてアドバイスをいただいてきました。安全で美味しい短角牛肉を全国へお届けするために、そして短角牛とともにある岩泉町の「山の暮らし」を維持するために何ができるのか、日々思いを巡らせています。
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by kyounoinaka | 2014-01-18 09:45 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる

「この傾斜が、けっこうきついですよね"(-""-)" うちではこの野草の干し草ができる場所を「かっぱ」と呼んでいました。 そして、上から押して転げ落とします。 また、川を跨いで行くうちのカッパは、ワイヤーに滑車をひっかけそれをしゃーっと滑らせて川を越えていました!(^^)! それを見るのが、子供心にワクワクで、よく一緒にカッパに行っていたのを思い出します。 スキー場の傾斜がそれほど怖くないのは、 きっとここで鍛えた精神力なのかもしれません( *´艸`) この生活を守っている地元の方がいて、 その生活を伝えてくれるこちらのブログを見ると、 それがどんなに丁寧で、大切な暮らし方なんだと 今となって気づかされます。 心がなんとも言えない暖かさになります。 これからも毎日見ています(#^^#)ね♪ 」


「昔、この場所で牛のせり(通称:おせり)が行われていた頃がとても懐かしく思い出されます。 自宅からトラックに積み込まれる時の、母牛と子牛の鳴き声の掛け合いが、なんとも切なかった記憶です。 とにかく、ここは、その時間だけ物凄く活気がありました(*'▽') 子牛との別れは悲しくても、沢山の出店があって、楽しみだった事も事実で、子供心は複雑でしたね☆ 今年は仕事で叶いませんでしたが、 また、いつか、この場所でのお祭りに参加したいと思っています。」


「とても懐かしい風景です(^'^) 穴目ケ岳への放牧風景かなとお見受けしました! そしてもしかして○○さん家の牛たちかしら…とも( *´艸`) 実家の祖母の弟一家なので、確か飼育している記憶がありましたので。(違っているかもしれませんので、そこはご容赦下さい( ;∀;)) この季節の通学路には、たまに牛上げ後の牛の落とし物がありました( *´艸`) 子供の頃は乾いてヘラヘラになった物を手で持って投げて遊んでいた記憶がありますが、たくましかったな・・と改めて実感(*'▽')。」
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そんな時代の思い出話を、いつかたくさん聞かせていただきたいです。いつも「今日の田舎」に来ていただきありがとうございます。
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by kyounoinaka | 2013-11-27 08:00 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる

春先に生まれ、山の放牧地でお母ちゃん牛とのびのび育った短角ちゃんは、紅葉が散り、霜が降るようになる10月下旬に里に下りました。(「山下げ」です。)

里に下りると早々に大きな子牛市場が開かれ、あるものは新しい飼い主に引き取られ、またあるものは引き続き同じ飼い主のもとへ帰ります。
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これらの短角ちゃんは、女の子であれば将来の母牛となるための嫁入り修行をするか、あるいは美味しい肉になるための「肥育」期間に入ります。
そして男の子であれば、将来父牛になるエリートはごく一部で、ほとんどが美味しい肉になるために去勢され(すでに去勢されています。)、「肥育」されます。去勢するのは柔らかくて美味しい肉になるためですが、無念さを感じずにはいられません。

今日は短角ちゃんのご馳走の話です。
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放牧期間中は母乳と山の牧草や木の芽・葉などを食べて過ごしますが、里に下りると夏の間に農家の方が作ってくれたご馳走を食べることができます。
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特に大好きなのは、家の周りで育ててくれた「牛用トウモロコシ(デントコーン)」を茎ごと裁断し、密閉して乳酸発酵させたデントコーンサイレージです。
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これは私たちが食べる漬物と同じで、ただ美味しいだけでなく、微生物の働きでお腹の調子を整える働きもあります。

また、今では珍しくなりましたが、山の野草を干した乾草も、偏りがちなミネラルを補給するとっても贅沢なご馳走です。
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夏の間は自由奔放のびのびと「喰っちゃ寝」生活、冬の間は美味しいご馳走と生産者の愛情たっぷりに育つ短角ちゃんは、とっても幸せな人生(牛生?)を送っています。
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by kyounoinaka | 2013-11-20 09:43 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる

昨日は思いがけず素晴らしい骨々を入手し、記事にしたため、うら若き女性陣の冷ややかな視線を浴びました。しかし、これで懲りないのが「今日の田舎」編集長の長所(欠点?)であります。

早速我が家の「宝箱」から大切な思い出の品を探し出しました。それが、こちら▼。
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巻きそこないのアンモナイトのようにも見えますが、「いわいずみ短角牛」の角です。自分の頭に付けてみると右角だとわかります。年輪のようについた筋は、出産の印で、これを数えると何産したかがわかるそうです。(と言うことは、メス牛の角です。)

そして見てください!
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これは人間が除角(じょかく=牛や人の安全のため、生産者が角を切り落とすこと)したものではなく、何かの拍子に「スポッ!」と抜けたものなのです。

人間に例えるならば、「爪が剥がれた」ようなものなのかも知れません。ごく稀に短角牛放牧地に落ちているそうですが、数年前に岩泉町の短角牛の達人にお願いをして、見つけてきてもらったもの、正真正銘の宝物です。お酒を入れて飲むことだってできます。(まだやったことはありません。)

ついでにこちら▼もお見せしょう。
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さらに感動的な逸品、ツキノワグマの牙です。なんと美しい光沢、野性の輝き。間違ってもこんな牙で襲われたくはないと実感します。そして、自然を畏れ、敬いながら、深い森の中にツキノワグマを追うマタギの勇敢さに、思いを馳せるのです。


今日も女性ファン(?)には大ひんしゅくですが、これも「田舎の出来事」とご了承ください。
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by kyounoinaka | 2013-10-26 08:00 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる

1個
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2個
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3個
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4個
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5個
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6個
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7個
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8個
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9個
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10個
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11個
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美味しいスープができたかな?

(追伸)
皆さん、なんだかわかりましたか?実はこれ、短角牛のしっぽの骨なんです。
美味しいテールスープができたんじゃないかなぁ。
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by kyounoinaka | 2013-10-25 08:00 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる

秋の放牧地にて。

先週末、岩手山が初冠雪という一報を受け、
牛と岩手山の絵になる風景が見れるのではと期待。
強風が吹き荒れる中、釜津田地区の短角牛放牧地へ行ってきました。
牛たちは、平気で草を食んでいました。
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向かいに見えるのはお隣「ミルクとワインとクリーンエネルギーの町」葛巻町の風車です。
この風車群で何とエネルギー自給率111%(県下2位)を実現しています。
ちなみに私たち岩泉町も、葛巻にはかないませんが、なかなか奮闘しています。
公共エネルギーセンター 永続地帯2012年版報告書
こちらの報告書によると、岩泉町のエネルギー自給率は65%と岩手県下で4位。
これも豊富な水資源による、東北電力さんの水力発電所のおかげですね。

話がそれました。
春に野へ放たれた短角牛の子牛たちも、看視人さん、母牛、種牛?に見守られ、
まだ子牛っぽいながらも立派な貫禄がついてきました。
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長年放牧地を見守ってきた木々の近くでは、
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子牛が超リラックスした格好で昼寝してました。
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そうそう、初冠雪でした。
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牛たちの奥に見える岩手山。写真ではよく分かりにくいですが、初冠雪です。
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まだ草も青く、意外と山の木々も緑ですが、標高2,038mの岩手山が初冠雪したくらいですから、このあたりもけっこう寒いです。
今季初めて「手がかじかむ」感覚を覚えました。
一方、短角牛は多少涼しい位が心地よいですから、この程度はへっちゃら。
雪が牧野に積もる少し前、今月いっぱいくらいは牧野に滞在します。

きっしー
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by kyounoinaka | 2013-10-17 12:00 | ◎もの いわいずみ短角牛と生きる