岩手を飛び出し、とんでもなく昭和なローカル線へ!
2016年 06月 07日





【三陸鉄道・途中下車の旅】北山崎断崖クルーズ(やませ編)
2016年 05月 25日















岩泉線かいわいへ、昭和レトロな雰囲気を感じに。
2016年 03月 23日





今年もSL銀河。
2015年 11月 08日




八戸線から眺める、穏やかな北三陸の海
2015年 10月 19日










釜石線「SL銀河」に乗ってきました。
2014年 11月 23日

先週末は、釜石線のSL銀河の釜石→遠野間に乗車してきました。

SL銀河登場!という騒ぎもひと段落し、今年の運行シーズンも終了間際の、
普通の週末の乗車状況はいったいどんなものなんだろう。
乗ってみたら、想像以上の盛況でした。
もしやガラガラだったらどうしよう、なんて思ったのですが、ほとんどのボックスには平均2人くらい乗客がいました。
それより嬉しかったのが、上の写真のように、沿線の家々や道、畑、あちこちからたくさんの人たちが手を振ってくれていたこと。
子ども連れのお母さん、畑仕事中のおばあちゃん、おっちゃんなど様々な人たちが喜んでいる、恒例行事になっているのがわかりました。

若い女性が多い。本当に鉄道好きな女性が増えてるんだ、って実感しました。

実に多くの人たちがSLの運行に携わっていることがわかります。

釜石→遠野のあいだはひたすら上りですが、陸中大橋からの仙人峠越えはかなりの高度感を味わえます。
さっき乗ってきた線路が眼下に。最後の紅葉も楽しめました。

えっ、トンネル内で車窓?
この車両、各窓の上にはステンドグラスが配置されており、座席間の仕切りの装飾品も相まってトンネル内では窓に映し出され、不思議な感じです。

なので、急こう配区間が連続する釜石線では、客車がなんとSLをアシスト。
つまり、客車にも「車掌さん」だけでなく「運転士さん」がいるのです。
その4両それぞれすべてに、宮沢賢治に関する様々な展示があります。
理想郷を岩手の地図に描いた賢治の生き様が、コンパクトにまとめられており、
賢治のことを実はよく知らなかった私も展示に引き込まれました。
そしてなんと車内には、賢治の言葉が出てくるガチャガチャが・・・(笑)けっこう、人気でした。
最後尾には、写真のような車内販売の売店もあります。
SL銀河グッズのほか、「遠野牛」などの弁当、飲み物も充実。
車内では「山ぶどうジュースがおすすめです」との放送があり、岩手を旅行している、っていう気分も高まっちゃいます。

電光掲示板に代わって、次の停車駅を駅ごとに手でスタッフが入れ替え案内するというスグレモノ(?)
人の手がかかっている、というのに妙に感動します。
この案内板はプラネタリウムの前に設置されているもの。
えっ、プラネタリウム!?
宮沢賢治がテーマの列車なので、「銀河鉄道の夜」のプラネタリウム上映が、行われます。
それも、花巻行きの場合は機関車の真後ろにプラネタリウムがあるので、
上映中に蒸気機関車の汽笛が「ボォーッ」と聞こえてくる演出つき。
家族連れに人気のようでした。
そんなこんなで、釜石→遠野は通常の倍近い約2時間も乗車することになるのですが、
乗車中は1号車~4号車を乗客はぐるりぐるりと回遊して、飽きることなく楽しめます。
途中停車駅では、外に出てSL観察したり、風景を眺めたり。
花巻まで乗りとおす人は、遠野で1時間以上の昼休憩下車時間があるので、
遠野のちょっとした観光や昼ごはんを食べられる。
もちろん、乗客は思い思いに、回遊せずにボックスでちょっとした宴を楽しんでいる姿もみられましたし、
家族連れでも楽しめる。
予想以上に素晴らしい列車で、私は感激しました。
それは、SLという乗り物を楽しむことができること、だけじゃありません。
この効率化、自動化全盛の時代に、このSLの運行にはデザイン、ストーリーの構成から実際の演出、運行まで実に多くの人たちの手が惜しみなくかけられていること。
この制約の多い空間の中で、精いっぱい乗る人を楽しませようという気持ちに感激しました。
そして、沿線の遠野市もそれに応え、観光客を本気で受け入れようとしていることを感じました。(昼ごはんをどこで食べようか、ちょっと迷いましたが。)
これは、単なるSLじゃない。また乗りたい。
今年の運行は11月いっぱいです。
来年もまた乗ってみたいし、いろんな人にこの魅力を知ってもらいたい。
宮古~釜石間の鉄道は鉄道の復旧見通しがまだはっきりしていませんが、三陸鉄道に移管して運行!?なんて話も出てきています。宮古~釜石間が復旧したら、SL銀河に乗って釜石へ~そこから海を楽しみ、岩泉へ~
ブルートレイン日本海に宿泊なんてプランも容易に組みやすくなります。
なので、今後の動向にも注目しています。
あわよくば、花巻→釜石→宮古→盛岡なんてぐるっと運行できたりしないかな。
今後の岩手のローカル線の活況が、楽しみです。
岩泉線キーホルダー
2014年 11月 17日
もともと学生やお年寄り、そして町外のファンの利用が中心だったこともあり、
本当にひっそりと、消えていったという印象があります。
一方で先日お知らせした「岩泉線讃歌写真展」の開催など、岩泉線を愛する地域の声が根強くあるのも事実です。
岩泉線を愛してくれた人たちにはぜひ、うれいら通り商店街の「よしせん書店」(岩泉舎よしせん)を訪れて頂きたいと思います。

岩泉線を人一倍愛する店主が、迎えてくれます。
岩泉の情報誌「らほんて」や、岩泉線の写真集の編集拠点でもあり、
たくさんの猫たちと出会えるのも魅力。


そして、岩泉線終着駅ならではのお土産品がついにできました。岩泉線キーホルダー。よしせん書店・道の駅いわいずみ・道の駅三田貝分校などで販売中しています。
これ、じつはミート工房のRYO部長のデザインです。

岩泉にはいまなお、岩泉線を目当てに訪れて下さる方々がいます。
それらの人たちの気持ちを大事にしたい。
「よしせん書店」や道の駅がそんな方々の集う場所になれば、と思っています!
よしせん書店は「喫茶となり」のとなりです。
「岩泉線讃歌写真展」に向け、岩泉線の写真を募集!
2014年 10月 27日

今なお、その代行バスや三陸鉄道で沿線を訪れるファンの方々の姿がみられます。
そんな私も、沿線に友人知人を釜津田方面などにご案内する際には、
時間があれば浅内駅のSL給水塔など、昭和を感じられる遺構を案内することにしています。
徐々に草に覆われつつある線路ではありますが、もともとが一日3往復だけの自然に溶け込んだ路線でしたから、
国道を走りながら橋や二升石駅などを見かけるたびに、
何だか汽笛の音が聞こえるような気が本気でします。
さて、そんな岩泉線を追いかけていた多くのファンの方々がいたはずなのですが、
皆さん、ぜひ当時の写真を掘り起こして頂けないでしょうか。

うれいら通り商店会にて、岩泉線ファンの皆さんから岩泉線に関わる写真を募集します。
作品到着分から、岩泉町うれいら通り商店街の会場に展示されます。
車両が入らなくても、岩泉線らしい景観やあなたの思いがこもっている写真ならOKだそうですよ。
【プリントしたものに限定。締め切りは11月30日必着。】
募集要項はこちらをご覧ください。

三陸鉄道に乗車してみて思ったこと。
2014年 10月 23日
整体に行くために2回往復、小本から三鉄を利用しました。
ちょうど、趣味的に三鉄の利用状況を見てみたかったのもあります。
少々マニアックになりますが、その私なりの考察を書いてみました。

小本から10人程度(観光の方々含む)が乗車。
2両編成は座席は7割くらい埋まり、盛況。
まだまだ三鉄ブームは続いているんだなと実感。
旅行ツアーの団体御一行様が田老で降りていきました。
◎その帰りの18時台の久慈行。
2両編成のうちの1両のみ客扱い。
こちらは祝日でしたが帰宅の学生。あと一般の方々も若干名で座席は3~4割程度埋まり、でしょうか。
てことは平日はもっといるのかな?
うち7割以上の乗客が小本で降りました。
◎2回目は平日の8時台の宮古行。
通学時間帯は終わっていたあと。
2両編成はかなり空いていました。
座席は2割程度埋まり。
田老で交換した久慈行は宮古北高校の高校生が多数下車し、
あとは座席は1割程度の乗車でガラガラ。
◎宮古駅に到着したら、10分後に団体列車が発車するとの事で混雑していました。
その1時間後にも別の団体列車が発車していきました。
◎11時、私は久慈行に乗車。
座席は9割くらい埋まっていました。
ビジネスの方々(視察も兼ねて?)、観光の方々、一般の方々、保育園の遠足?等々混み合っていました。
小本で数名の下車。
◎地元のお客さんは小本~宮古間の乗車がかなり占めているんですね。
ただ、沿線のほかの自治体の、人も含めての復興状況にもよるとは思いますが、
震災前から地域輸送では乗客数は厳しかったわけで。。
◎車内で観光らしき方々から多く聞かれたのが、「内陸ばかり」「トンネルばかりで、想像と違う」という言葉でした。
私は鉄道が好きだし、運転で肩もこらないし、三陸の海はいつも見ているので、三鉄も楽しめてしまいますが、
観光の方々は、はたしてどこまで満足しているのだろうか?と感じてしまいます。
あまちゃんのイメージでの観光は持ってあと2~3年が限界のような・・・。
(※もちろん、様々な企画列車では、お客さんに楽しんでもらえる様々な工夫が行われているとは思いますが。)
◎弊社道の駅も含めて、岩泉町の観光が三鉄をいかに取り込むかが、かなり
三鉄の将来に影響してくるなと強く感じました。
純粋に宮古~岩泉などの移動手段としてなら、町民バスとの接続も良いし、ただ案内が乏しいだけで、利用している人の姿もそこそこ見えます。
公共交通があるから、行くという観光の方もけっこう根強くいると感じます。
(私も学生時代は原付を持つまではそうでした。)
「トンネルだらけ」も三陸海岸の成り立ちとからめれば、納得いくし。(少々マニアックですが)
久慈~岩泉の移動手段としてなら、海も多少は見ることもできるし、
岩泉で楽しんでもらえれば、総合的にかなり満足してもらえるように思います。
全線、一般列車の乗り通しだけで楽しんでもらうのは、
鉄道が好きでないと、なかなか厳しいような気がします。
道の駅を、三鉄で来て龍泉洞を観光する方々の、
中継地点としてもっと活用してもらえるようにしていければなぁ、と思います。
私も三鉄をからめた情報発信を増やしていきたいと思います!
岩泉線の息吹を感じるなら今がチャンス。押角駅にて。
2014年 06月 27日
岩泉線は廃止されましたが、押角駅入口の看板は健在。

この看板は今後も残してもらえると嬉しいですね。
各駅に記念撮影スポットのような看板とか整備したら、嬉しいかも!?
というか、駅には今でも明かりが灯り(←1か月前のことなので今後どうなるか分かりませんが)、
「改札口」?はまだ改札前かのごとく(?)閉鎖されているくらいで、
なんだかホームには最終列車が来そうな気配すらあるので驚きました。

今後どうなるのか、何らかの形で活用されるのか、まったく見えませんが、
まだ、草はだいぶ生えてきたものの線路もあり、
各駅の駅舎も看板がはずされたくらいでそのまま。
現時点では鉄道だったときの息吹が感じられます。
岩泉線を懐かしむなら、いまがチャンスですよ。
ここにキハの汽笛が聞こえてきたら・・・嬉しくて涙が出ちゃいますね、たぶん。
さて、Youtubeで岩泉線や古いキハの動画を検索すると、実に沢山の方々が投稿しており、
現役の岩泉線を懐かしむことができます。
たとえば、こんな動画。
ぜひ動画を見てみてください。