【夏の終わりに、山村で考えたこと】
2011年 08月 31日
岩泉はお盆が過ぎると秋の気配が感じられるようになり、朝晩は涼しい風が吹いています。
さて、色づく山を眺めながら、昨日は安家地区に、今日は釜津田・大川地区に足を伸ばし、通い慣れた農家を訪ねました。初めて農家回りをしてから、もう12年になります。
毎年毎年当たり前のように顔を出していると見過ごしてしまいますが、改めてこの12年を振り返ると、いろいろな変化がありました。それは、道路が広くなったり、建物が新しくなったり、町がきれいになったこともありますが、もっと奥深い、山村の厳しい現実があります。
2日間、目の前で見てきたことを報告すると、岩泉まめつぶ農園の農婦たち(ばあちゃんたち)が小さくなったことに驚きました。70歳・80歳を越えて、超人的な働きをしていたばあちゃんたちも、確実に年を取り、腰を丸めて歩くようになりました。畑も草の茂った休耕地が増えました。
ある集落では、以前はほとんど家で短角牛を飼い、子牛を出荷していましたが、今は1軒のみです。「奉納」と書かれた短角牛の絵札と、共進会でもらったトロフィーが短角牛を飼っていた証で、牛舎は倉庫として使われています。
過去を振り返れば、この地域には縄文時代から続く木の実の食文化があり、先祖代々山の暮らしを受け継いできました。しかし、この10年で多くのものが失われ、あるいは失われようとしています。そして、これから10年先には、どれほどの財産が失われているのでしょう。
安家地大根や地ウリなど伝統野菜の種採りの技術、「まどいり」を使った豆打ちの音、ハレの日にはきびだんごを作る習慣、ばあちゃんたちの笑い声、短角牛とともにある山の暮らし…
足下の暮らしに目を向け、その素晴らしさを発信し、岩泉の特産品を全国へ販売することによって、地域の大切な何かを未来に受け継いでいかなくてはなりません。
そういう訳で、これからも「今日の田舎」をよろしくお願いします。
8月30日の「岩泉まめつぶ農園」
2011年 08月 30日

そば

あずき

あっかのじでぇこ(安家地大根)

あわ

大地の恵み、日々感謝。
うきうきわくわくきびだんご
2011年 08月 29日
こねこねこねて、

まるめてつぶし、

うきうきしたらできあがり。

「岩泉の食」でおもてなしです。(食の達人にご協力いただきました。)
おもてなしのメニュー
・麦けぇ
・八杯豆腐
・きびだんご
・ひゅうず
・紅白なます
・キュウリの漬け物
・みょうがの酢漬け
※たかきび粉、丸むぎ、安家の岩豆腐など、道の駅いわいずみ・わくわく市場で販売しています。
第22回大川七滝夏まつり
2011年 08月 28日

地域興しの活発な大川地区は、岩泉町の中心部から車で30分ほどの山間部にありますが、今年は被災地の復興を願い、被災した小本地区住民を招待して楽しんでいただきました。
地元の子ども達も参加し、様々なイベントが盛りだくさん。
▼「梅干し種とばし大会」

なんと全国大会の東北地区予選だそうで、福島・秋田・宮城など各地から参加者があつまりました。海外からの参加者も見受けられます。
▼「つつこ(草束)投げ大会」

町長・副町長も参加。(副町長の華麗なフォーム、記録は…?)
ステージにはお巡りさんもいますが、町長の警備ではなく、一参加者です。
当社は「龍泉洞の水」等の飲料と、大川・釜津田地区の子ども達が考案した「どんぐりだんご」を販売し、多くの方に食べていただきました。

昨年夏、JR岩泉線は大川地区で岩盤崩落事故があり、一年以上運休しています。今回のお祭りでは「岩泉線復旧祈願」のTシャツやまんじゅうの販売もありました。そして、このスタンプは…

なんとそっくり!岩泉町長ではありませんか!!
こんな機関車なら、力強く岩盤を押しのけ、どこまでも突き進んで行きそうです。
「くるみ味がする」
2011年 08月 27日

岩泉では「おいしい」ことを「くるみ味がする」と言います。
クルミは和え物や、クルミ味噌・クルミだれにしますが、お正月の「くるみ雑煮」はこの地域だけの食べ方かも知れません。(食べたくなってきました。)
飛行機雲がクモの糸のように伸びて、なんだかおかしな光景です。

お買い得情報(龍泉洞の水、お茶各種)
2011年 08月 26日
注文受付期間、お届け期間が限られていますので、ご確認の上ご注文下さい。
(全て全国発送します。なんと送料無料です!)
お申し込み先
㈱岩泉産業開発 通販係
電話 0194-22ー4434(フリーダイヤル0120-123-088)
Eメール shopping@ryusendo-water.co.jp
1.「龍泉洞の水」 2L×6本入り×2箱セット
通常価格2,520円 → 特別価格2,200円
受付期間 8月29日(月)~9月3日(土) 9:00~17:30(時間厳守でお願いします。)
お届け日 9月1日(木)~9月10日(土)
2.「龍泉洞の水」 1L×12本入り×2箱セット
通常価格3,780円 → 特別価格3,400円
受付期間 8月29日(月)~9月3日(土) 9:00~17:30(時間厳守でお願いします。)
お届け日 9月1日(木)~9月10日(土)

持ち歩きや手元に置くには1Lが便利です。また、料理やポットに使うには2Lが割安です。
3.「龍泉洞のじっ茶ばっ茶」 500ml×24本入り
通常価格3,276円 → 特別価格2,500円
受付期間 8月29日(月)~9月17日(土) 9:00~17:30(時間厳守でお願いします。)
お届け日 9月12日(月)~9月30日(金)

香ばしい穀物ブレンド茶で、カフェインが含まれていないのでお薬をご服用の方や就寝前にも安心です。原料となる黒豆や雑穀類は、ただいま「じっちゃん・ばっちゃん」の畑で「めんごく」育っています。
4.「龍泉洞の烏龍茶」 500ml×24本入り
通常価格3,276円 → 特別価格2,500円
受付期間 8月29日(月)~9月17日(土) 9:00~17:30(時間厳守でお願いします。)
お届け日 9月12日(月)~9月30日(金)

定番の烏龍茶です。肉料理や中華料理などには相性抜群です。
5.「龍泉洞の緑茶」 500ml×24本入り
通常価格3,276円 → 特別価格2,500円(送料無料)
受付期間 8月29日(月)~9月17日(土) 9:00~17:30(時間厳守でお願いします。)
お届け日 9月12日(月)~9月30日(金)

無農薬の有機茶葉を作り始めて数十年、農林水産大臣賞受賞の北村製茶(長崎県)の茶葉を使っています。飽きのこない爽やかなお茶です。
皆様からのご注文をお待ちしています。(受付日には気をつけて下さいね。)
産直プレミアム振興券
2011年 08月 25日

1,500円で購入すると、1,800円分のお買い物ができます。
取り扱い店舗:
岩 泉 町 わくわく市場(道の駅いわいずみ)、よってけ市場
田野畑村 道の駅たのはた、産直プラザ尾肝要
宮 古 市 なあど産直、道の駅たろう、ひきめの里直売所、道の駅やまびこ館
山 田 町 道の駅やまだ、よっておでんせ市、夕市の会、びはん産直
※購入店と違うお店でも利用できます。
※一部ご購入できない商品もありますので、詳細は各産直市場でご確認下さい。
秋の松茸シーズンに備え、今から買っておいてもいいですね。
取り扱い期間は12月25日までですが、販売はなくなり次第終了しますので、お早めにお買い求め下さい。

海を見に行く
2011年 08月 24日

今年ほど、海を見ない夏はなかったかも知れません。
秋の雨が降り始めたので、久しぶりに海を眺めてきました。

灯台の灯りは、今も届いていますか?
「父の教え」を目の当たりにする
2011年 08月 23日
・顧客との接近
・直接伝える
・ビフォー&アフター(過去と未来をつなぐ)
「牛肉サミット」はお祭り騒ぎで、より多く売ることだけを考える出店者もありましたが、南山さんの接客は笑顔を絶やさず、繊細な心遣いがあり、とても勉強になりました。
サミット終了後、南山さんのお店で打ち上げをしましたが、従来の「焼き肉屋」のイメージと違い、店内も、料理も、接客も、女性社長ならではの「サービスの差別化」が感じられました。

若い女性スタッフの疲れを知らない働きぶりと、豪快な飲みっぷりにはおったまげましたけどね。
「牛肉サミット2011」涙の表彰式~短角牛に栄冠は輝くか?
2011年 08月 22日
第3位 「和牛姿切り焼肉 巴巻き」京の焼肉処 弘(ひろ)
第2位 「いわて短角和牛の串焼き」京都北山 和牛焼肉 南山
第1位 「米沢牛串焼き」米沢牛 黄木
残念ながら優勝は逃しましたが、朝から品切れになる4時過ぎまで行列がとぎれることなく、2日間で3200本もの「いわて短角和牛串焼き」を食べていただいたのですから、本当に感謝感激です。

「私たちは安全性が確認されたいわて短角和牛を信じ、その美味しさを少しでもPRしたいと思って参加しました。それがこれほどまでに大勢のお客様に食べて頂けるとは…」
楠本社長のご挨拶には、私たちスタッフも涙ぐみました。
続いて岩泉町から駆け付けた短角牛生産者・合砂さんの挨拶。
「私は短角牛を愛して育ててきました。震災によって悪いイメージが広がってしまいましたが、これからもいわて短角牛をよろしくお願いします。」
優勝した米沢牛も、大変な状況の中での参加でした。
「岩手の方の挨拶の通り、震災以降いいことは何もなく大変でしたが、たくさんの方に召し上がっていただき感謝しています。素晴らしいイベントをありがとうございました。スタッフの皆様ありがとうございました。いつか東北でこのようなイベントができるよう頑張っていきます。」
▼「米沢牛 黄木」と「きたやま南山」で、「がんばろう東北!」

最後はみんなで「上を向いて歩こう」を歌って2日間のサミットの幕が降りました。

「牛肉サミット2011」は「がんばろうニッポン!」をテーマに掲げ、イベント利益の全額が東日本大震災の復興支援に寄付されます。(また、募金箱も各所に設置されていました。)
近江牛を生んだ滋賀県で、畜産関係者、牛肉関係者が一堂に会し、美味しい牛肉を食べながら楽しい時を過ごし、来場者とともに被災地を、そして産地を応援する素晴らしい「サミット」となりました。
このような機会を設けて下さった「牛肉サミット2011実行委員会」の皆様、ボランティアスタッフとして参加した大学生の皆様、ご来場頂いた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました。
【 以上、「牛肉サミット2011」報告終わり END 】