三田貝分校の「給食セット」580円
2011年 10月 31日

月曜日、授業は頭に入らないけれど、給食を食べに三田貝分校に行って来ました。
今日の献立はなんだろう?

おぉ!カキフライ!!

酢豚の豚がミートボール。

580円とは思えないほど、ボリュームも味も大満足です。
おかずは日によって煮しめになったり、魚のフライになったりしますが、
給食なので良く噛んで残さず食べましょう。
月曜日は午後の授業はありません。

では、先生さようなら。

「食の匠」の食卓~松茸入りひっつみ
2011年 10月 30日
しかし、実際に「食の匠」の話を聞いたり、匠の料理を味わう機会ってないですよね?そこで、「『食の匠』の食卓」と題する食事会を企画しました。第1回目は平成9年、最初の「食の匠」に選ばれた昆東子さんの「松茸入りひっつみ」です。

「ひっつみ」は小麦粉で作る岩手の代表的な郷土料理ですが、昆さんの作るひっつみは均一な厚さでコシが強く、とても滑らかです。

岩泉産の大きな松茸に惹きつけられてしまいますが、椎茸・鰹節・昆布・煮干しでとった出汁の奥深い味わいがあってこそ、「匠の味」なのです。
漬物には「松茸の味噌漬け」が添えられていました。

昔、遠方の親類に贈るときには、味噌漬けにして届けたそうです。
食後「匠」からお話を伺いました。
料理好きのお母さんのもとで子どもの頃から日々の暮らしの中で「郷土の料理」を受け継いできたこと、出汁のこと、岩泉町の山の暮らしのこと…
匠の技をすぐに身につけることは難しいけれど、大切なことはきっとシンプルなことで、その積み重ねの先に伝統の技があるのだと感じました。
それにしても、岩泉町の食材、食文化、人材は多様で豊かですねぇ。
なお、昆さんのひっつみは、道の駅いわいずみから車で5分、松茸とワサビの店「山水」で食べられます。

以上、スローフード岩手81回目の主催イベント報告でした。
「岩手フレンチ食事会」報告
2011年 10月 29日
主催者である「希望郷いわて文化大使」であり、「きたやま南山」の楠本貞愛社長のブログに詳細な報告がありますので、ぜひ以下のページをご覧下さい。
1.感動の「岩手フレンチ食事会」(準備編)
2.「感動の岩手フレンチ」(食事会編)
3.「感動の岩手フレンチ食事会、名脇役たち」
京都で食事会が開かれる正にその日、偶然にも岩手日報朝刊にこの食事会の料理を取り仕切る「ロレオール」(奥州市前沢区)伊藤シェフの記事が大きく掲載されていました。こんなにも素晴らしいシェフの料理が食べられるんですから、参加した皆さんも幸せです。

素晴らしい食事会を企画して下さった楠本様、お忙しい中食材選びからメニュー作り、調理まで取り仕切って下さった伊藤シェフ、「きたやま南山」「ロレオール」のスタッフ、食事会に参加し、岩手の食と農を応援して下さった皆様、ありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします。
(追伸)
道の駅いわいずみ「レストラン大地工房」には素晴らしい料理の腕と、震災復興にかける熱い思いを持ったシェフがいます。通常メニューの他、特別ディナーなどのご相談にも応じますので、ぜひ声をかけて下さい。
terra madre~テッラ・マードレ(母なる大地)
2011年 10月 28日
この会議は誰でもが参加できる訳ではなく、国際本部によって招待された生産者や料理人、生産グループのみが参加します。「おいしい」「きれい」「ただしい」を実践するグループでなければ参加できないこの会議に、「いわて短角牛」「安家地大根」の生産グループは2002年の第1回大会から2010年の第4回大会まで毎回招待を受けています。岩泉町の山の中で暮らす伝統的な農業者が世界の舞台に招かれるなんて、素晴らしいことだと思いませんか!
〔2006年10月のテッラ・マードレより〕
スローフード協会の創設者カルロ・ペトリーニ会長の挨拶でテッラ・マードレは始まります。

開会式にはイギリスのチャールズ皇太子やイタリア大統領が出席するほどですが、カルロ会長のスピーチは圧倒的な力強さを持っています。
会場では世界中の民族衣装に身を包んだ参加者が交流を深めています。そして、伝統的な農業や加工技術、あるいは農村の地位向上について多様なワークショップが用意されています。

また、広間では民芸品を展示したり、種の交換会が行われています。お互いの話す言葉は違いますが、コミュニケーションできるのがスローフードの力です。

会場を抜け出して街を歩くと、小さなマーケットが開かれていました。
「母を訪ねて3,000里」のマルコ少年の気分です。

そして、10月28日のトリノの風景です。石畳の散歩道に黄葉が散り始めました。

今年12月2日~4日にかけて、日本のスローフードの祭典「テッラ・マードレ・ジャパン」が長崎県雲仙市で開かれます。開催テーマは、
「風土・生物・味・人の多様性を守り育む~自然と折り合った農と食、暮らしの創造に向けて」
雲仙市は20年前、普賢岳の噴火で大きな被害を受けた町。「自然の脅威と暮らし」と題するワークショップも予定されています。
一般の方の参加も可能ですので、興味のある方はスローフードジャパンのホームページをご覧下さい。
レストラン大地工房にて、幸せのランチ
2011年 10月 27日
今朝は久しぶりに冷え込みました。たくさん食べて寒さを吹き飛ばしましょう。
ランチタイムは道の駅いわいずみ・レストラン大地工房で幸せなひとときを。

▲短角牛ロースステーキ200g 3,500円
ご飯・味噌汁・サラダ付きのセット価格 3,800円
なんと!毎月29日は「にくの日」と言うことでステーキ各種30%OFF!!
(注)レストランメニューのみで、売店販売の肉は対象外です。
3,500円×30%=1,050円
おぉ!これでもう1食食べられるではありませんか!!

▲大地工房のハンバーグ(短角牛と龍泉洞黒豚の合い挽き肉使用)180g 1,050円
ご飯・味噌汁・サラダ付き
もう少し食べられるという方には、「小どんぶり」がお薦め。

▲チンジャオ 驚きの310円!

▲ビビンバ 感動の310円!
これでも足りない方は…締めの味噌カツでどうだ!!!

ご飯・味噌汁・漬物つき 890円
(注)暴飲暴食は控えましょう。
【 会社概要 】
2011年 10月 26日
秋は毎週末に地域のお祭りがあり、今年は震災復興を願うイベントも行われ、慌ただしい毎日を過ごしています。今年は暖かい日々が続いて紅葉はいまいちですが、ハセに掛けられた稲やデントコーンの刈り取り作業が秋らしい山村の景観を楽しませてくれます。
さて、今日は改めて会社概要をお知らせします。
当社・株式会社岩泉産業開発は、1982年に社団法人岩泉町産業開発公社として発足しました。岩泉町の「町おこし会社」として山菜やきのこ類の加工販売から始まり、1985年に「龍泉洞の水」を発売、当時は「水なんか誰が買うんだ?」と言われたそうです。1990年にできた販売施設「わくわくハウス」は1994年に岩手県内6番目の「道の駅」に認定されました。
その後「ふれあいらんど岩泉」がオープンするなど順調に事業は拡大、2002年に公社を分社、収益事業部門を現在の「㈱岩泉産業開発」に引き継ぎました。(公益部門は社団法人岩泉町農業振興公社へ。)
さらに2004年、JAから「いわいずみ短角牛肉」事業を引継ぎ、2007年には「道の駅三田貝分校」がオープン、ますます地域の企業として大きな役割を果たしています。
現在の主力商品は「龍泉洞の水」「龍泉洞コーヒー」などの飲料、山菜・わさびなどの特産加工商品、いわいずみ短角牛肉などです。岩手県内だけでなく、首都圏はもちろん、北海道から西日本まで全国のお客様に商品をお届けしてます。首都圏常駐スタッフもいて、今日も岩泉町のために孤軍奮闘しています。
そんな訳で、当ブログ「今日の田舎」は㈱岩泉産業開発の公式ブログです。今後とも㈱岩泉産業開発ならびに「今日の田舎」をよろしくお願いします。
ニッポン道の駅の旅~哀愁の津軽編
2011年 10月 25日
という訳ではありませんが、10月12日津軽の道の駅を視察して来ましたので報告します。
1.道の駅アップルヒル なみおか
東北道浪岡ICからすぐ近く、津軽半島の付け根にある道の駅で、第1回東北地区道の駅満足度ランキング第8位に選ばれたそうです。開店直後でお客さんはまばらでしたが、観光客から地元住民の買い物にも適応する豊富な品揃えで、産直・休憩所・飲食コーナーも充実していました。中庭ではリンゴの直売コーナーを設置していました。

「レトロな展示館しょうわ」という魅力的な看板がありましたが、今回は遊びではないので先を急ぎます。
2.道の駅十三湖高原 トーサムグリーンパーク
大和しじみで有名な十三湖の畔に立つ道の駅です。店内は明るく店員の対応も朗らかで、「旅はいいなぁ」と感じました。

看板には巨大な黒毛和牛の像が乗っていたし、十三湖を望む台地に巨大な滑り台があり、スケールの大きさに驚きました。遊びではないので滑り台は滑りません。

3.道の駅こどまり ポントマリ
日本海に面した最高のロケーションで、道路端に干物が干してあり、思わず作業小屋に首を突っ込みました。

「こんにちは。これは何の干物ですか?」
「ホッケ」
「…」
津軽の漁師は決して無駄な口を開きません。
ちょうど遠足(?)の高校生が来ていて、店内は賑やかでした。レストランは新鮮な魚介類を使ったメニューが多く、売店の生け簀には大きな魚が泳いでしました。

4.道の駅みんまや 竜飛崎
ついに来ました、今回の視察のメインステーション。道の駅には「青函トンネル記念館」も併設され、当時の写真が飾ってあります。さすが竜飛崎、強風が吹き荒れ、お腹ぺこぺこでレストランに直行します。

が、今日は団体予約の貸し切りで、たった2人の旅人も入れてもらえません。しかも、我々は店員(?)係員(?)から全く無視(あるいは気づかなかったのか?)されているようで、心の中に「津軽海峡冬景色」が流れました。
5.道の駅いまべつ 半島プラザアスクル
いったん海辺を離れ、山道を走ること10分。JR津軽海峡線今別駅の駅舎を兼ねた風変わりな道の駅で、「道の駅」と言うより普通に「駅」と呼んだらいいのではないかと思いました。ちょっとした物産館と展示コーナーです。

6.道の駅たいらだて Oh!だいば
再び海岸線を走り、陸奥湾に面した平舘に来ました。海を挟んで下北半島が夕陽に照らされています。そろそろ旅も終わりということで、お土産を…買ってもいいのかしら?

どうも津軽の道の駅は無口な人が多いようで、困ります。結局お土産は青森市街地で買うことにしました。
今回のレポートは、私の主観によるもので、津軽の方々にしてみれば偏見に満ちたものと感じるかも知れませんが、思った通りに報告しました。
道の駅は、それぞれの地域で、地元の方々に親しまれていますが、それだけでなく多くの旅行者が利用します。遠路はるばる訪ねてきて、もしかしたら一生に一度の訪問で、笑顔も挨拶もなかったとしたら、その土地の印象はどうなってしまうのでしょう?
早朝から日暮れまで「道の駅」を巡り、後半は意気消沈してそんなことを考えました。
(津軽の自然、海の暮らし、素朴な人柄に大変感動したことも、お知らせします。)
「道の駅いわいずみ」も「道の駅三田貝分校」も、いつも笑顔でお客さんを迎えていますし、商品の品揃えも、100%とまではいかなくても、満足してもらえるように日々工夫していますので、お気づきの点がありましたらぜひご連絡下さい。今後ともよろしくお願いします。
紅葉と黄葉
2011年 10月 24日

数年前、四国の山の中に、「葉っぱ」を売って大繁盛している会社があることを知りました。日本料理を美しく彩る季節の葉や花、山菜などを販売する「㈱いろどり」を支えているのは、地域の高齢者というから驚きです。
早速私も葉っぱを集めましたが、以来数年、現金に変わることはなく、今日も文庫本に挟まっています。

先日安家のおばちゃんから、「秋田では都会の大企業に酸素を売っているらしい。」との話を聞きました。詳しいことはわかりませんが、地球温暖化防止のための「CO2排出権取引」と関係があるようです。
付加価値とは、新しい価値を生み出すことだけでなく、価値あるものを「これは価値のあるものだ。」ときちんと伝えることも含むのかも知れません。
“酸素一番の町”岩泉町の「葉っぱ」に、今日も感謝を込めて。

イベント報告いろいろ
2011年 10月 23日
では、遅くなりましたが報告を。
1,10月16日(日) 第30回新里まつり

山間の会場に大勢集まりました。
「和井内郷土料理研究会」の「閉伊川産ヤマメすり身汁」が気になります。

2.10月16日(日) 復興祈願おもと青空市

「大漁旗」が海の町・小本の復興に向けてたくさん吊されています。
仮設商店街で頑張る「山口屋」さんや「JA新いわて女性部」などたくさんの出店があり、賑やかな一日となりました。
3.10月22日(土)・23日(日) JA新いわて収穫祭
岩手県北地域の農業を一手に担う「JA新いわて」の大収穫債が、
今年は「こころひとつに がんばろう!岩手~JA新いわて震災復興支援イベント~」として野田会場と宮古会場で開催されています。当社は「グリーンピア三陸みやこ」の宮古会場に出店しています。(10月22日写真撮影)

初日(22日)は生憎の空模様ですが、海の恵み、山の恵み、大地の恵みが盛りだくさん。雨でお客さんが少なくホールに響く演歌が哀愁を誘いますが、お得な商品がいっぱいです。
田老漁協さん、「さば50円」「汐子100円」

短角牛モモ肉の丸焼きも振る舞われています。

収穫祭は本日23日も盛大に行われていますので、ぜひ駆け付けて下さい。
これからのイベント出店予定(詳細は未定です。)
10月29日・30日 埼玉県越谷市「レイクタウン越谷」
11月1日・2日 東京都新橋駅前復興支援イベント
11月3日 有芸収穫感謝祭
11月3日 マリンコープDORA復興イベント
11月5日・6日 浅草国際通りイベント
11月12日・13日 東京都昭島市産業まつり
今日は「豆島」、清流の静かな流れの畔に
2011年 10月 22日
「ひえ島」「草島」に続く「島」シリーズ3回目、今日は「豆島」を紹介します。
では、豆島大五郎さん、よろしくお願いします。

「ま、朝早くからよぐ来てけさった。おらぁ昔から秋になるとこうやって立っているのす。こらぁ白い豆だども、この豆で作った豆腐はぁ最高にうんめぇんだ。今度喰いさ来ぉ。」

豆島さんは清流の畔で過ぎゆく秋の風景を眺めています。もう何年こうやって季節の移り変わりを眺めてきたのでしょうか。
