「森の木の実」工房にて
2011年 11月 30日
「森の木の実」の工房兼直営店を訪ねました。

龍泉洞から車で5分ほど安家方面へ走ると、ひときわ目に付く魅力的なログハウスがあります。初めて扉を開くのはちょっと緊張しますが、中にはいると色とりどりのドライフラワーやクラフトが展示されています。

ほとんどの材料を自家農園で栽培したり、岩泉の森で集めた木の実や小枝、蔦を乾燥させ、無着色で作っているというから驚きです。
大きな三日月のリースがありました。クリスマスの夜を飾るにはぴったりです。


作品を購入するだけでなく、制作体験もできるそうです。窓から見える森や、雪景色を眺めながら作ってみれば、自宅用にもプレゼント用にもますます愛着が湧いてきます。

「森の木の実」
岩泉町小屋敷51-4
TEL0194-22-4005
営業時間9:30~17:00(水曜日定休)
詳しくはホームページをご覧下さい。 http://www.echna.ne.jp/~kinomi/
道の駅いわいずみでも作品を展示・販売していますので、ぜひご覧下さい。
東京支局より「西早稲田子供天国」レポート
2011年 11月 29日

「今回のイベントは早稲田商店会との繋がりでグリーンカレッジ岩泉が窓口となり岩泉町として出店しました。小さな商店街の皆様と一緒に、山形の飯豊町・長井市、福島の白河市・福島市も出店し、東北の物産を販売しました。」

「龍泉洞の水」「じっ茶ばっ茶」、漬物や雑穀などの当社商品の他、岩泉ヨーグルトやかりんとなどを販売しました。復興Tシャツや防災手ぬぐいも販売し、なんとお買いあげのお客様にはグリーンカレッジ岩泉で育てた安家地大根をプレゼントしたそうです。
商店街にある「おむすび茶屋」の店長は学生時代に実習のため岩泉町を訪れたことがあるそうです。

東京ではおむすびもオシャレなメニューなんですね。龍泉洞黒豚を使ったの「黒豚丼」も大人気だそうです。

「今回のイベントは早稲田大学学生も運営に加わり、大学と商店会が一体となりまちづくりに取り組んでいるようすがわかりました。」
これからも東京支局からのレポートをお楽しみに!
美味!いわいずみイタリアン Part2
2011年 11月 28日
まずは前菜

(写真左から)
・宮古産ヤリイカと岩泉産青豆のマリネ
・岩手県産豚のテリーヌ
・安家地大根のマリネ
今回のメインはボリュームのあるピザです。

シェフ曰く、「気まぐれ手作りピザ」ですが、はやりプロが作るとひと味違いそうです。
デザートは大人も子どもも大好きなプリンです。

特選岩泉牛乳と南部鳥の卵を惜しみなく使い、濃厚な味に仕上げました。これにドリンクが付きますから、お腹いっぱいになります。
これからもシェフの特別ランチ・ディナーを定期的に提供します。ナイフ・フォークだけでなく、箸も用意してありますので、気軽に食べに来てくださいね。
青森県六ヶ所村を訪ねる
2011年 11月 27日
国道45号線を北上し、十和田から4号線に乗り換えて半島の付け根・野辺地に着いたのは、朝の8時です。生憎の天気ですが、陸奥湾と八甲田山の山並みが見事です。

ここから湾に沿って北上し、横浜町の「道の駅よこはま 菜の花プラザ」で買い物をしたあと、半島を横断し、太平洋に面した六ヶ所村に入ります。六ヶ所村というと核燃料の再処理工場をすぐに連想しますが、峠を越えると無数の風車が回っています。

ここは「むつ小川原ウインドファーム」という国内最大級の風力発電所で、77基の風力発電が設置されているそうです。
六ヶ所村に入ると、立派な運動公園や温泉施設が目に付くようになります。「六ヶ所村立郷土館」という看板を見つけ、車を停めました。孤独な旅人がこちらを見ています。(なんだか見覚えのある人…)

六ヶ所村を訪れたのには理由があります。
原発事故以来、福島は「フクシマ」と標記され、今や放射能の町として世界に知られることとなりました。しかし、この「フクシマ」という書き方には違和感を感じていました。
そんな思いでいたとき、シネマリーンからご案内いただき「アレクセイと泉」というドキュメンタリー映画を見てきました。放射能で汚染された村に残り、以前と変わらない暮らしを続けている青年と高齢者の物語でした。
では、六ヶ所村にはどんな暮らしがあるんだろうか?それを実際に見てみたくなったのです。

六ヶ所村の各地から、石器時代や縄文時代の遺跡が見つかっています。そして、豊かな海と森の恵みを受けて、先祖代々平和な暮らしが続いていました。

ここは岩泉町と同じ南部藩の領土で、北海道アイヌにも共通する農具が使われていました。ここが岩泉町民会館でも、おかしくない展示物が並んでいます。

子ども達への環境教育や地元学が行われていることも、岩泉町(あるいは日本中の町村)と同じです。この村で生まれた子ども達にとって、故郷を知ることはとても大切なことです。でも、親の立場に立つと、将来も村に残って先祖から受け継いだ土地を守って欲しいと思えるのか、私には判断がつきません。
次に訪れた「六ヶ所村文化交流プラザ」には、岩手県民会館よりも立派な大ホールがあり、有名歌手のコンサートも度々行われているそうです。さらに村立図書館に入ると、DVDやCDも充実していました。(「六ヶ所村ラプソディー」もありました。)ショッピングセンターもあり、東京のニュータウンのようです。

最後に「むつ小川原港」に立ち寄りました。
ダムや原発ができると、「お金で村を売った」とか、「先祖の海を捨てた」とか、心ない言葉を投げかける人がいます。確かに、必死に反対すれば、六ヶ所村にも再処理工場はできなかったかも知れない。でも、一人暮らしのお年寄りは?ここで生まれた子ども達は?
「原発推進」か「反原発」かの2者択一は難しいけれど、正しい情報を知ること、そして各自が判断し、意思表示することも大切なことだと思いました。そして、一人一人の意思表示によって、国の大きな政策も、少しずつ変わって行くのだと信じています。
日曜日の夜に
素敵な贈り物
2011年 11月 26日

夏に立派なアワ畑を見せてもらい、「収穫したら少しわけて下さいねぇ。」と頼んだことを覚えていてくれたのでした。
農業って、見方を変えると大地を描く仕事みたいで、手入れのされた畑は見ていて飽きないものです。中でも特に好きなのは、ゆらりゆらりと風に揺れるアワ畑です。

小さな穂に実った無数のアワ達が、この風景を作っているんですから不思議です。

彼女が、あと40歳若ければ、私も考えるんですけどね。(ここだけの話ですよ!)
実は【保存版】ではないんです
2011年 11月 25日
商品情報
【「龍泉洞の水」シリーズ】
http://www.ryusendo-water.co.jp/shohinjoho.html
【山菜・漬物シリーズ】
http://www.ryusendo-water.co.jp/shohinjoho-tukemono.html
【わさび・どんぐりシリーズ 他】
http://www.ryusendo-water.co.jp/shohinjoho-wasabidonnguri.html
素人仕事で思い通りできないところもありますが、これから少しずつ修正しますので、時々は当社のホームページを見に来て下さいね。
明日はまたレストラン大地工房の「ミニコースランチ」です。
1,260円で野中シェフのイタリアンが食べられますので、ぜひ道の駅いわいずみへご来店下さい。
またまた厨房をのぞいてきました。今週は自家製ピザを中心に、前菜とデザートです。ちょうどテリーヌを作っていたので試食しました。恥ずかしながら「テリーヌってなに?」状態でしたが、シェフの解説によると豚肉・生クリーム・白ワインによってできているそうです。

これは確かにイタリアンです。(根拠はないけどね。)
他にはどんなメニューを予定しているのですか?と聞いたら、こんな表示を出されました。

今から買い出し行くってこと?!
結構お茶目な野中シェフです。
【保存版】漬け物・佃煮大集合
2011年 11月 24日
「道の駅いわいずみ」「道の駅三田貝分校」で販売していますので、ぜひご賞味下さい。
では、漬け物さん・佃煮さん、いらっしゃ~い!
1.山ふき佃煮 150g入り 336円

2.たんと漬 160g入り 336円 (根菜と山菜のしょうゆ漬け)

3.山うど漬 120g入り 399円

4.わさび花芽漬(冷凍) 200g入り 450円

5.わらびしょうゆ漬 200g入り 367円

6.茎わかめ佃煮 150g入り 315円

7.おくらわさび(冷凍) 120g入り 350円

8.ふきとさばのめぐさめん子煮 150g入り 336円

9.おあげんせ 120g入り 400円(根昆布佃煮)

(問題)全部でいくら?世界まるごとハウマッチ?!
(正解)3,289円 全部買っちゃいましょう!
畑の妖精
2011年 11月 23日
右足、左足、小気味よく大地を踏みしめては、体を左に傾け、右に傾け…

おばあちゃんは、「踏み鋤」で畑を耕しているのです。
リズミカルに大地を耕す姿は、まるで畑の妖精が踊っているようです。

踏み鋤は傾斜地を耕すのに適した農具で、もう何十年も前から使われてきました。現在ではめったに使う人もいなくなりましたが、丁寧に手入れした踏み鋤を使いこなす姿は、素晴らしい山村の1コマです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「フミスキ」「アブラシボリ」「シタミ」など、岩泉町の様々な農具・作物について、かつて岩泉町教育委員会で作成した素晴らしい資料があります。「岩泉町の民具と民俗 これなあに?」シリーズや「岩泉町の畑作~雑穀文化と民具」などは、私の愛読書(?)です。
これらの資料作りに尽力されたのが、民俗調査で岩泉町にやってきた、あの人だと聞いています。原発事故やTPPなど、農村を取り巻く環境は厳しさを増していますが、これからも岩泉町の魅力をたくさん教えて下さいね。いつも楽しみにしていますよ。
今日は勤労感謝の日。誰に感謝しましたか?
「食文化伝承の意義」を知る
2011年 11月 22日
その及川先生に、「食文化伝承の意義って何ですか?」と尋ねたとき、次のように教えてくれました。
「食文化伝承の意義は、単に昔の食を懐かしむことではありません。風土と先人の知恵が一体化した地域固有の食文化の基底には、神々や先祖、家族に対する人々の祈りや願い・感謝そして愛があります。
食は、命を育むだけでなく、心と絆を育むものです。心と絆を育むための食のあり方は、①家族で協力して食卓作り②家族揃っての食事、が欠かせません。
現代は飽食の時代であり、流通や冷蔵技術の発達から、保存食の必要性は薄れています。しかし、食糧・エネルギーの多くを外国に依存するなかでの飽食であって、紛争や温暖化・異常気象の影響等により、食料不足の時代が来る可能性は大いにあります。
もし先祖代々受け継いできた食糧保存・調理(お腹を満たすと共に、限られた食材で美味しく食べるための知恵も)を私達の世代が放棄してしまえば、将来の世代を見殺してしまうことになりかねません。飽食の時代にあればこそ、食の大切さを認識し、伝統の技術を受け継いでいかなくてはならないのです。」
3月の大震災の後、電気のない生活の中で、及川先生のこの言葉を痛感しました。そして、今年は地域に伝わる食や農の技を記録することをテーマとして、スローフード岩手の活動を行っています。それが、震災を忘れないためのささやかな行動でもあります。
と、言うわけで、先日のレポートが完成しました。
田舎生活体験記第3弾「アッカの豆腐はうんめぇの!」

地域の技を、美味しく味わいながら、みんなで守り伝えていきましょう。
賑やかに開催!短角牛肉料理教室
2011年 11月 21日

しかし、短角牛の生産者との出会いから短角牛肉に惚れ込み、故郷で短角牛肉専門の肉屋を起業したという佐々木さんの腕前は天下一品です。
今回は、生肉の法改正により、縁樹で人気メニューのカルパッチョが出せなくなったことから、新メニューのヒントをいただくために勉強会を開催することになりました。そこで手頃なメニューを、3時間で5品を教えて頂きました。

(写真左から)
モモしゃぶカルパッチョ、短角牛炊き込みご飯、短角牛肉味噌、
短角牛肉のしぐれ煮、レバニラ地大根

短角牛肉の特徴や、各部位毎の味の違いを知り尽くした佐々木さんならではの料理です。
また、普段めったに手に入れることができないレバーを惜しみなく使い、ローストレバーも作って頂きました。雑味のない滑らかな口溶けは、さすが短角牛と驚嘆します。

どれも手軽に作れて美味しかったのですが、今日一番の人気メニューは「短角牛肉のしぐれ煮」でした。
1.焼肉用スライスを細切りし、薄切りした生姜とともに手早く炒めます。
2.水・酒・みりん・醤油・砂糖を混ぜた調味液を加えて汁気がなくなるまで煮込んだらできあがり。

冷まして冷蔵庫で保管すればある程度日持ちがします。おにぎりに入れても美味しいですよ。
短角牛肉のお買い求めは「道の駅いわいずみ」「道の駅三田貝分校」へどうぞ。
通信販売も承っています。 ㈱岩泉産業開発 通販係 0120-123-088