【2012年のご利用に感謝申し上げます。】
2012年 12月 31日
とはいえ、沿岸被災地の復興は、まだまだ始まったばかり、時には「本当に復興するのだろうか?」と感じるほど、1年前と変わらない風景が残されています。仮設住宅で2度目のお正月を迎える方々に対して、何ができるのか、なかなか思いつかないのも現実です。
当社では、ささやかではありますが、「龍泉洞の水」売上本数に応じて支援金を積み立て、岩泉町を通して被災地の復興に役立てていただいています。今後もこの取り組みを継続し、さらに沿岸地域の振興に貢献していければと考えています。
毎年のことですが、当社では紅白歌合戦が佳境を迎える23時過ぎに「ミネラルハウス(「龍泉洞の水」工場)」に集まり、1月1日0時より「龍泉洞の水『若水』」の充填作業に取り掛かります。そして元日の夜明けとともに、全国のお客様へ『若水』を発送いたします。(多数ご予約いただき、限定数量に達しております。)
また、8時30分には「道の駅いわいずみ」「道の駅三田貝分校」の初売りが始まりますので、三陸沿岸部へ「初日の出」を見に来られるお客様は、ぜひお立ち寄りください。
最後になりましたが、大晦日もブログ「今日の田舎」に来ていただきありがとうございます。2013年も岩泉町のささやかな暮らしの一コマをお届けしますので、引き続きよろしくお願いします。
(追伸)
先月静岡から移住した女性に、ブログネーム「茶娘チャコ」と命名しました。(静岡と言えばお茶の産地ですから。)来年はチャコの岩泉レポートも掲載しますので、お楽しみに。
「危機に備える食~食糧保存の知恵と技」
2012年 12月 30日
第1章 保存食の作り方とその利用
山菜や木の実・キノコ、雑穀類、寒さを利用した保存食など
第2章 美味しく食べる技~家庭で作る調味料
「南部玉味噌」「すまし」「しょうゆ豆」、麹作りやクルミやエゴマを使った調味料作り
第3章 年中行事の中で食べる保存食
代表的な料理の作り方とその云われ
第4章 おばぁちゃんの教え
「暮らしの中で身に付けた“もったいない”の教え」
「なぜ昔の種を守るのか」
「開拓時代の思い出」 など

▲サトウカブ
今はほとんど見られなくなりましたが、ある農業青年が大切に種をつないでいます。
来年は食糧保存技術を記録し伝えるために、地域の高齢者から聞き書きをし、何らかの形にまとめようと計画を練っています。
電気やガスに頼らない暮らしの技術が、岩泉町にはたくさん残っています。これこそ、ここで生きてゆくための大切な宝物。大震災で目の当たりにした、失ってはならないもの。原発に頼らない社会に必要なもの。
何も知らない私たちに、いろいろ教えてくださいませ。
お正月は豪華景品が当たる福引があります!
2012年 12月 29日
今年の初売りでは「32型薄型テレビ・東芝レグザ」が1等賞でした。来年も「ビデオカメラ」「ホームベーカリー」「任天堂DS」など、大人も子供も嬉しい景品を準備中です。
初売りの詳細は今日の新聞折り込みチラシをご覧ください。
割引券もついていますよ。


また、酒粕やしぼりたての「龍泉八重桜 生酒」なども入荷しました。お正月の準備にもぜひ道の駅をご利用ください。


★30日までは通常通り夕方5時半まで営業、31日は夕方3時までの営業です。
2012年「今日の田舎」ベスト5~うんまかった編
2012年 12月 28日
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★第5位★ 「今日も松茸ですのよ、ごめんなさい。」(10月13日)
★第4位★ 「美味しいハンバーグが食べたい。」(3月22日)
★第3位★ 「岩泉町の懐かしパン~「志たあめや」さんの菓子パン」(5月28日)
★第2位★ 「厳寒の安家で、極上の凍み豆腐を拝む」(1月26日)
★第1位★ 「家族の食卓~過ぎ行く夏の御馳走」(9月8日)
今は世界中の珍しい食材や美味しい料理を味わえる時代。でもどれほどのお金を積み上げても、味わえない料理や食卓があります。「過ぎ行く夏の御馳走」は、まさにそんな御馳走でした。
また、食材を生み出す生産者を思いながら一流のシェフが作って下さる料理も格別です。料理は人を幸せにしますね。
★特別賞★ 「料理人にできること~「レストラン山崎」山崎隆シェフを訪ねて」(6月3日)
★特別賞★ 「食で岩手を元気に~「ロレオール」伊藤勝康シェフを訪ねて」(11月12日)
伊藤シェフには1年間とてもお世話になり、勇気づけられました。
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「食べることは生きること」「人間は食べたものでできている」
来年も岩泉町の大地から生まれた美味しい料理がたくさん食べられますように。
生産者に感謝、料理人に感謝。
2012年「今日の田舎」ベスト5~じぃちゃんばぁちゃん編
2012年 12月 27日
日本の桃源郷のような山奥の、小さな会社の「取るに足らない話」にお付き合いいただき誠にありがとうございます。
一年の締めくくりに今年の記事ベスト5をお知らせします。アクセス数や世間の評価にかかわらず、編集長が独断で決めたベスト5ですが、ご了承ください。
今日は「じぃちゃんばぁちゃん編」です。
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★第5位★ 「「岩泉まめつぶ農園」の仕事」(6月22日)
★第4位★ 「ナヲさんに会いに行く」(7月10日)
★第3位★ 「ふのり・まつもの口開け(解禁)」(2月9日)
★第2位★ 「守りたいのは、農業ではなく農村かも知れない」(11月6日)
★第1位★ 「いわいずみ短角牛の「べこ守りさん」寅さんの優しい眼差し」(7月9日)
★特別賞★ 「「オロナミンBa(ばぁ)」」(5月7日)
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愛すべき岩泉町のじぃちゃん・ばぁちゃんたちは、たくましく生きる力と、ゆったりと迎える優しさにあふれています。
※明日は「うんまかった編」です。
年末年始も道の駅は休まず営業いたします。
2012年 12月 26日
道の駅は岩泉町に帰省したり、観光で訪れるお客様をお迎えするため、年末年始も無休で営業していますが、営業時間に一部変更がありますので、ご案内いたします。
12月27日(木)~30日(日) 通常営業
道の駅いわいずみ…8時30分~17時30分
レストラン大地工房…11時00分~16時00分
立ち食いそば いっぷく庵…10時00分~17時00分
道の駅三田貝分校購買部(売店)…8時30分~17時30分
道の駅三田貝分校給食室(食堂)…11時00分~16時00分
12月31日(月) 営業時間短縮
道の駅いわいずみ…8時30分~15時00分
レストラン大地工房…11時00分~15時00分
立ち食いそば いっぷく庵…休業
道の駅三田貝分校購買部(売店)…8時30分~15時00分
道の駅三田貝分校給食室(食堂)…11時00分~14時00分
1月1日(火) 初売り
道の駅いわいずみ…8時30分~17時00分
レストラン大地工房…11時00分~16時00分
立ち食いそば いっぷく庵…10時00分~16時00分
道の駅三田貝分校購買部(売店)…8時30分~17時00分
道の駅三田貝分校給食室(食堂)…11時00分~16時00分
1月2日(水)以降 通常営業
道の駅いわいずみ…8時30分~17時30分
レストラン大地工房…11時00分~16時00分
立ち食いそば いっぷく庵…10時00分~17時00分
道の駅三田貝分校購買部(売店)…8時30分~17時30分
道の駅三田貝分校給食室(食堂)…11時00分~16時00分

良いお正月をお迎えくださいませ。
★当ブログ「今日の田舎」も年中無休(?)でゆらゆらと頑張ります。
安家の豆腐づくり
2012年 12月 25日
今日は、安家に豆腐作りを見せてもらいに行ってきました。
20年ほど前から家で大釜を炊くのが大変になり、地域のお母さんが一緒に豆腐づくりをするようになったそうです。
今日は5家族分を3人でつくります。1釜1家族分なので、5家族分ということは、5回大豆を炊いて豆腐をとるということ。なんと朝5時から作業をしていたそうです!
そして、
昭和10年代生まれのお母さんたち。

よく働きます。

大豆の重さなどまったく気にしません。

働く、働く、、、

役割分担などしていないのに
声を掛け合うわけでもないのに
3人の息はぴったり。
無駄な動きがないってこういうことかぁ。

そして、できました!とりたて豆腐!!

家族の笑顔を思うからこそできる技ですね。
サンタクロースが実在する証拠
2012年 12月 24日

Yちゃんは小学2年生。幼稚園の頃にサンタクロースの足音を聞いたことがあるけれど、そろそろサンタクロースが本当にいるのか気になる年頃。
Yちゃんは考えました。遠くから重たい荷物を担いで夜中にやってくるサンタさんは、きっとお腹がすいているに違いない。そこでクリスマスイブの夜、枕元の靴下の隣に、大好きなチョコレートのお菓子を置いて寝ました。

翌朝目が覚めると、欲しかったお人形を見つけて大喜び。そして、空になったチョコレートの包み紙を見つけ、
「サンタさんが食べていった!」
と叫んだのでした。

あれから一年たち、サンタさんは道の駅いわいずみで、「龍泉洞の水」の荷造りをしています。今夜はどこに「龍泉洞の水」を届けるんでしょうねぇ?
奇人の集い?「麦けぇの会」に招かれました。
2012年 12月 23日
「けぇ」は「粥(かゆ)」、「麦けぇ」とは丸麦(大麦)を使った味噌味のお粥のことで、岩泉町に伝わる郷土料理の一つです。

稲作が普及する前は、どこの家でも薪ストーブに鍋をのせ、根菜類を入れた麦けぇを食べていたそうです。しかし、今日では大麦を作る人もなく、手間と時間のかかる麦けぇはめったに食べられないご馳走となりました。

今回の「麦けぇの会」は、平成生まれの(長老のような)青年が栽培し、自作の「バッタ」で精白した大麦を、みんなに食べてもらおうと企画してくれたのです。そして、素晴らしい奇人が集まりました。

1か月前に静岡から来た茶娘チャコ、雑穀や短角牛が好きで2か月前に移住した青年、アワに釣られて定住した栄養士さん…そういう移住者の尊敬を集める「種の守り人」や郷土料理の達人たち、そして奇人たちを温かく迎える地域の皆さま、ここに集まったみんなを支えてくれている「あっけら館」の管理人さん。
岩泉町には龍泉洞や短角牛など、いろいろな地域資源があるけれど、やっぱり一番の財産は「人」なんだなぁと感じました。
それにしても、岩泉には変わった人たちが集まっていますね。私が一番まともでしたよ。
あさのひかり
2012年 12月 22日