【2013年のご利用に感謝申し上げます。】
2013年 12月 31日
また、日頃より「道の駅いわいずみ」、「レストラン大地工房」、「いっぷく庵」、「道の駅三田貝分校」、「ふれあいらんど岩泉」、「通信販売係」などなどご利用いただきありがとうございます。
またまた、安全で美味しい「いわいずみ短角牛肉」、「龍泉洞黒豚」、日本一の「岩泉わさび」、伝統野菜の「安家地大根」や「南部の地ウリ」、三陸の海産物など、素晴らしい食材(原材料)を届けてくださった生産者の方々、「豆・雑穀」を育てたり、内職で山ウドや山フキの皮を剥いてくださったおばぁちゃん達、「龍泉洞の水」を生み出す森を育んでくださった山師さんにも感謝感激です。
おかげさまな一年間でした。
さて、2014年初売りに向けて、道の駅いわいずみ・三田貝分校には豪華景品が運び込まれました。3が日の福引では、「カーナビ」「任天堂DS」「ホームベーカリー」「アロマ加湿器」などが当たります。「龍泉洞の若水」を買い、「大当たり」が出ると短角牛肉や三陸のウニがもらえます。
ぜひご家族・親戚の皆様お揃いで道の駅をご利用ください。
今夜は除夜の鐘が終わると「龍泉洞の若水」充填作業が始まります。
では、良い年をお迎えください。ありがとうございました。

2013年の終わりに
2013年 12月 30日

なんて優しいスープなんだろう。
職場の大掃除があり、帰りに「ホテル龍泉洞愛山」の大浴場へ入った。こんなに気持ちの良いお風呂は久しぶりだ。

泉金酒造の酒粕を買って甘酒を作った。たくさん作ったので、たくさん飲んでいます。

2014年の始まりに向けて。
★「今日の田舎」1,000日更新★
2013年 12月 29日
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まずは1,000日間続けてきたことについて一言お聞かせください。
特別固い決意があるのではないですが、積み上げてきた日々が1,000日になったということについては、一区切りだなぁと思います。
ブログを担当した当初は、記事を見つけることも文章を書くこともトレーニングと思って頑張っていましたが、今では魅力的な話題がたくさん見つかって、記事にできないことがあるほどです。
ただ、最近はある程度の「手抜き」ができるようになって、新鮮味が失われているかも知れません。
それにしても休みなく続けることは大変では?
正直に言えば面倒だと思うときもあります。忙しいときは前日の夜や早朝に記事を作ったり、週末や出張前には、2~4日分の記事を作って「予約投稿」することもあります。情報はスピードも必要なので、イベント報告などは翌日には記事にしておきたい。
ただ、「こんなことばかりしていていいのか?」という負い目もあって、短時間で仕上げるようにしています。
記事を書く上で気をつけていることはありますか?
「今日の田舎」というタイトルの通り、ブログの中心は、四季折々の「田舎の出来事」で、岩泉町の広大な自然の中で営まれる暮らしの一コマを紹介することが大切だと考えています。ですから客観的な立場で、様々なことに驚き、喜び、感動して、それを記事にしています。
私の理想は、1枚の写真と短い文章で「今日の田舎」を表現することですが、これはとっても難しい。誰もが共感する記事を書くことは難しいですが、岩泉町や、「田舎暮らし」に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
「今日の田舎」には地域の高齢者が度々登場しますが、一方で日本を代表するフランス料理のシェフが登場したり、そのギャップの大きさに驚きます。
これには私自身も驚いています。
高齢者が身につけている技術や知恵は本当に地域の宝物で、「食」「農」に関するものが非常にたくさんあります。これを守り受け継いでいくことが、岩泉町の「岩泉らしさ」を守ることにつながるのではないかと感じていたのですが、転機となったのは、奥州市のフランス料理店「ロレオール」の伊藤勝康シェフに知り合えたことです。伊藤シェフは安家地大根や地ウリをメニューに取り入れて下さり、さらに多くのシェフ仲間にも「どんぐりの食文化」などを紹介してくださったのです。
岩泉町にある独自の食文化を守ることが、多くの人を引き付け、さらに「地域の誇り」を高めることになる。「岩泉の暮らしは素晴らしい」「岩泉の食は世界に誇るものだ」という前提でばぁちゃんの家を訪ねると、全てを記録しておきたくなります。
これからも毎日続けていくのでしょうか?
たぶん続くでしょうが、漠然と毎日更新することは終わりにするかも知れません。ツイッターやフェイスブックでの情報発信にも取り組み始めていますし、春にはホームページのリニューアルも計画しています。後継者の育成も必要です。
ブログ用に集めた情報を編集することも考えています。例えば安家地大根や地ウリの種採りの方法、雑穀や畑わさび栽培の一年、短角牛の背景、郷土料理、高齢者の名言など、たくさんのデータ(資料)が集まりました。これらの情報を整理し、インターネット上で「(仮称)いわいずみ食と農の博物館」ができるかも知れません。
どうやって岩泉の「技」や「知恵」を未来へつないでいくか、それがこれからの大きなテーマです。
最後にひとことどうぞ。
いつも「今日の田舎」にお付き合い下さりありがとうございます。また、美味しい料理や素晴らしい畑を管理して下さっている地域の方々に感謝しています。おばぁちゃん達がブログを見ることはないのですが、いつも見てもらいたいと思って記事を書いています。
「今日の田舎」が続けられるのは、株式会社岩泉産業開発が元気な証拠です。お買い物はぜひ「道の駅いわいずみ」「道の駅三田貝分校」をご利用ください。
また、「龍泉洞の水」「いわいずみ短角牛肉」等、岩泉町の特産品の全国発送も受け承りますので、よろしくお願いします。
ありがとうございました。
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以上、編集長インタビューでした。今後とも「今日の田舎」をよろしくお願いします。
おみやげ用龍豚メンチ、本日発売!
2013年 12月 28日
このたび(株)岩泉産業開発では、龍泉洞黒豚メンチカツのお土産用「龍豚メンチ」を発売しました。

龍泉洞黒豚は、岩泉町有芸の高原で「龍泉洞黒豚ファーム」の高橋さん夫妻が肥育しています。
一般的に、牛は品種や銘柄、部位、霜降りか赤身か・・・など様々な比較がよくされます。
豚ももちろん様々な品種、銘柄、部位がありますが、
一般的に牛ほどは違いがわかりにくいように思います。
でも、龍泉洞黒豚を食べると、こんなに旨い豚があるのか!!と感激します。

(親豚を放牧。健康に生まれた子豚を大事に豚舎で肥育しています。)
通常よりも長い期間、肥育していますから赤身のうま味も充実。
また、食べた方はみな脂が旨い!とおっしゃります。
ですから脂の多いバラ肉が特に人気です。
岩泉、有芸の自慢の逸品です。
岩泉は赤身の短角牛、脂が美味しい黒豚と両方そろっていて何とも贅沢なことだと思います。
さらにさらに雑穀、海藻などなどヘルシーな食材もふんだんに揃っており、肉好きの人も菜食の人も満足できる。
食の多様性って素晴らしい!
さてメンチカツですが、これは昨年ミート工房がリニューアルした際に、龍泉洞黒豚も取り扱うことになり、
その際に開発された道の駅いわいずみ「レストラン大地工房」のメニューです。

味付け、具材はシンプルに、龍泉洞黒豚自慢の、脂のうま味が実感できる人気メニューとなっています。
中身は龍泉洞黒豚をメインに、岩泉自慢の岩泉短角牛との合い挽きという贅沢コンビ。

特にテイクアウトコーナーで人気となっていました。
観光に来て下さった方にも、ぜひ味わって頂いて、気に入って頂いたらお土産としても使って頂きたいと思い、
今回自宅で揚げて頂くお土産用パッケージを開発しました。
(岩手県沿岸広域振興局・宮古地域振興センターの6次産業化支援事業を活用し、開発しました。)
かなり分厚いボリューム感満点のメンチカツとなっています。
普通の冷凍食品よりも揚がるのに時間がかかります。

(揚げる前の写真)
自宅で揚げて頂く際には、175~180℃の揚げ油で、10分以上、焦がさないように中に火が通るように揚げて下さい。
お値段も張りますが、上手く揚げて頂ければ大満足のメンチカツであることは間違いなしです!
「道の駅いわいずみ」「道の駅三田貝分校」で発売。冷凍3個入り900円(税別)です。
送料別で発送も可能です。
どうぞよろしくお願いします。
きっしー
お正月の準備は「わくわく市場」をご利用ください
2013年 12月 27日

昨日組合員総出で農産物直売所「わくわく市場」の大掃除を行いました。床も窓ガラスもぴっかぴかです。
お正月に向けて岩泉産の野菜を安価で販売していますので、ぜひご利用ください。

煮しめや鍋料理に、長ネギ、ニンジン、ゴボウ、ジャガイモ、大根、原木椎茸。

年越し蕎麦や、郷土料理「蕎麦かっけ」には安家のそば粉がお薦めです。

もち米、もち米粉もよく売れています。お正月にお餅付き。

岩泉のお雑煮に欠かせない和クルミ、便利な剥きクルミも販売中。

縁起物の昆布、松前漬けやお酒のお供にスルメはいかが?

今朝はお正月飾りに松が入荷しました。

美味しいリンゴもまだまだあります。
久しぶりに故郷に帰省するご家族のためにも、ぜひ新鮮で美味しい岩泉産食材をお買い求めください。皆様のご来店をお待ちしています。
道の駅年末年始営業時間のお知らせ
2013年 12月 26日
≪12月29日(日)まで≫
道の駅いわいずみ売店・産直 8:30~17:30
レストラン大地工房 11:00~16:00
立ち食いそば いっぷく庵 10:00~16:00
道の駅三田貝分校売店 8:30~17:30
道の駅三田貝分校給食室 11:00~16:00
≪12月30日(月)≫
道の駅いわいずみ売店・産直 8:30~17:30
レストラン大地工房 11:00~16:00 メニュー限定
立ち食いそば いっぷく庵 休業
道の駅三田貝分校売店 8:30~17:30
道の駅三田貝分校給食室 11:00~16:00
≪12月31日(火)≫
道の駅いわいずみ売店・産直 8:30~15:00
レストラン大地工房 11:00~15:00 メニュー限定
立ち食いそば いっぷく庵 休業
道の駅三田貝分校売店 8:30~15:00
道の駅三田貝分校給食室 11:00~14:00
≪1月1日(水)以降≫
道の駅いわいずみ売店・産直 8:30~17:30(通常営業)
レストラン大地工房 11:00~16:00(通常営業) メニュー限定
立ち食いそば いっぷく庵 10:00~16:00(通常営業)
道の駅三田貝分校売店 8:30~17:30(通常営業)
道の駅三田貝分校給食室 11:00~16:00(通常営業)
☆1日~3日まで「初売り大特価市」を開催。福引や福袋など様々な特典を用意していますので、ぜひ道の駅をご利用ください。
なお、道の駅駐車場・トイレは24時間いつでもご利用できます。
今後の天候次第では雪道凍結の恐れがありますので、安全運転で休憩をとりながら、楽しい年末年始をお過ごしください。
皆様のご来店を職員一同お待ちしています。
2013年「今日の田舎」ベスト5
2013年 12月 25日
この一年を振り返ってみると、非常に素晴らしい料理人や農業者たちとの出会いがあり、その背景には安家地大根や地ウリ、短角牛肉など地域の伝統的な農業や暮らしがあることに気がつきました。
一方で、記事を書くことに慣れてしまい、驚きや喜び、田舎特有の哀しみがうまく伝えられず、印象に残る記事を作ることができなくなってきました。とはいえ、地域の方々の魅力は少しも失われてはいませんので、昨年同様、アクセス数や反響の多さとは全く関係なく、個人的な思い入れのベスト5を発表します。
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★第5位★「悲願成就!「食堂うめのや」で手作りひっつみを味わう」(4月6日)
★第4位★「いわいずみ短角牛の「べこ守り」コースケさんに会いに行く」(8月30日)
★第3位★「先人の知恵と技に脱帽~酷寒の凍み大根作り報告」(1月29日)
★第2位★「ホーキと樺太」(12月18日)
★第1位★「【追悼】安家地大根の長老に感謝を込めて」(1月16日)
さらに特別賞を2つ。
★特別賞★「地元商店に突撃インタビュー!「第2回:釜津田 正和屋」」(3月21日)
きっしー君の素晴らしいレポート。山の中の小さな商店にも、田舎ならではの大きな物語があることを気づかせてくれました。連載の復活を期待しています。
★特別賞★「素晴らしい短角牛肉料理の数々~シェフツアー報告3」(3月2日)
今思い出しても夢のようなひと時でした。一流シェフの大集合で緊張していたことと、ブログ(記録)用写真撮影に追われて、料理を味わう余裕がありませんでしたけど。
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2011年4月5日から「今日の田舎」を担当するようになり、おそらく12月29日(日)で1,000日連続更新になります。アクセス数の減少する日曜日、しかも年末と言うことでこんなブログを見ている暇はないかと思いますが、1,000日目のささやかな記事もお付き合いいただければ幸いです。
今後とも「今日の田舎」ならびに株式会社岩泉産業開発をごひいき下さりますよう、よろしくお願いします。ありがとうございました。
冬至に食べる「カボチャひっつみ」
2013年 12月 24日

冬至にちなんで、「カボチャひっつみ」の作り方を教わりました。一口に「カボチャひっつみ」と言っても、各家庭ごとに様々な作り方、味付けがありますが、今回は小豆・カボチャ・サツマイモを使って、素材の自然な甘みを活かします。

料理の本を見るだけではわからない様々な工夫があって、隣で見ていると驚きの連続。さすが岩泉町の家庭料理の達人の技!

カボチャを煮ている間に、大根とニンジンの「なます」もできあがりました。干し柿の甘さと、青豆の色どりが添えられています。
さらに、お正月に向けて「煮しめ」も作っていただきました。一番上に乗っかっているのは、干ぴょうで束ねた「水煮わらび」。一つ一つの食材に、とても時間と手間がかかっていることに驚きます。

鍋の下をのぞいてみると、出汁が違います。ヤマメの干物と原木椎茸。鍋に入れる順番にも決まりがあって、これが美味しい料理を作るための技なのですね。

みんなで作った「カボチャひっつみ」。とっても美味しい。

季節の暮らしの中で受け継がれてきた、素晴らしい故郷の料理です。
「テッラマードレジャパン」会場の模様
2013年 12月 23日
近隣みやま市はセロリの産地。セロリの様々な加工品がありました。
そのなかでも惹かれたのはセロリの塩。
試食してみたら、これって肉料理の味付けにぴったりなお味・・・!

こちらはまつばらベリーファームさん。
自分の農園の果実を活かしたジャム、コンフィチュール(野菜のジャムという意味だそうです。ナス入りのジャムが衝撃的な美味しさでした。)、さらには肉と合わせて食べるベリーソースなどなど。

短角牛肉との相性はいかが?合わせて食べてみたいと思い、これらの加工品を購入させてもらいました。
遠く離れた岩手と九州ですが、各地のスローフードがこのように一同に介し、出会うことでまた新たな素晴らしい伝統の味が生まれるかもしれない。
なんとなくそんな気がして、皆様の前での挨拶でもそんなことを話させてもらいました。
「大春の里」菜種油の比較も楽しかったです。地あぶらは、美味しい。

吉田 俊道さん、コウケンテツさん、藤井 絢子さんさんなどなど著名な方々の講演会も開かれ、講演会前後には会場は一層の盛り上がりを見せていました。
ちょうどそのタイミングで、スローフード岩手のブースのすぐ隣ではスローフードコリアの皆さんによる、韓国料理の実演も。

そして久留米のゆるキャラ「くるっぱ」登場。
九州にもカッパさんが居たんですね!!

12月8日は東町公園で屋外イベントが開催されました。

このたびは素晴らしい機会を頂きありがとうございました。
きっしー
スローフードの祭典「テッラ・マードレジャパンin筑後平野」に参加
2013年 12月 22日
2013年12月7日~8日に開催されました。
今年の舞台は福岡県の筑後平野。

スローフード岩手からはきっしーが参加してきました。
目的は次の通りです。
スローフード「味の箱舟」にも指定されている「岩泉短角牛」「安家地大根」をPRすること。
そして、雑穀をはじめとした、岩泉の手仕事で生み出される食べ物を販売すること。
岩泉から遠く離れた福岡の地で、岩泉の産品はどう受け取られるのか?
興味しんしんで商品を並べました。

短角牛の写真をブースに飾り付けました。
登場した商品は・・・
岩泉自慢の5種の雑穀(ヒエ、アワ、キビ、タカキビ、アマランサス)、
その雑穀を活かした雑穀クッキー、
そしてその雑穀と黒豆を活かしたおなじみ「じっ茶ばっ茶」、
安家地大根(生)、安家地大根の切干など。
岩泉とはどこ?という方々も多くいらっしゃいましたので、
岩泉町の最新の観光パンフレット「ENJOY岩泉」を片手に、
三陸海岸から標高1,000mまで、山里にさまざまな手技を持った人たちが住んでいる町だということを紹介しました。
先の津波、原発震災の影響についても様々な質問を受けました。
特に一押しは生の安家地大根、雑穀クッキー。
生の安家地大根は「すりおろすと激辛で美しい紅白なので、そばの薬味に最高です。普通の大根と違ってぎゅっと締まった大根でなので、薄く切ってフライパンでオリーブオイルで焼くと、今度は甘みのあるほくほく食感の大根ステーキになりますよ!」と紹介。
雑穀クッキーは、岩泉産の雑穀粉をメインで作たカリカリの生地、さらにアマランサスなどプチプチ食感の雑穀がたっぷり入ったすごいクッキーなんですよ!と紹介。
そうしたところどちらも大人気で昼ごろには完売。さらに雑穀もご飯に入れて食べるという方々に次々とお買い求め頂き、完売。
本当にありがたいことです。
特に皆さん安家地大根の「激辛」というキーワードに反応してくださいました。九州でこれほどウケると思っていなかったので正直予想外でしたが、やはり自然な食、地域ならではの特色ある食を求めてくださる方々とのつながりをもっともっと深めていきたいと思った次第です。
明日は、会場の模様をお伝えします。
きっしー