まわるまわるよ時代はまわる
2014年 01月 31日
今日は、月の暦で暮らしていたころのお正月(旧正月)で、今夜は月の出ない「新月」です。以前岩泉に遊びに来た東京の友人が、「夜の暗闇」と「満天の星空」に感動していました。東京ではどこに行っても街の明かりが途絶えることなく、生まれて初めて「本当の夜」を体験したのだそうです。
街の明かりが消えて、月の明かりが消えて、満天の星空が見えてくる。そういうことって他にもいろいろありますよね。例えば情報。今はテレビやインターネットを通じて、あらゆる情報が手に入る時代。自分が望んでいても、望んでいなくても、様々な情報が飛び込んできます。(しかもそれが全て「真実」とは限らない。「今日の田舎」はほぼ真実ですが、まれにフィクションがあります。)
たくさんあるために、何が真実か、本質は何なのかわからなくなったり、何が自分にとって本当に必要か、わからなくなることありませんか?喜び悲しみ繰り返し、今日も頭の中の満天の星空が回っています。
【必見】「トイレの神様」インタビュー
2014年 01月 30日

そこで、毎朝「道の駅いわいずみ」で、人知れずトイレ掃除をして下さっている「トイレの神様」のお話を伺ってきました。

「別にこの仕事が大変だっていうことはないですがね。家庭でもやっていることですし、特に何が大変ていうことはないですよ。」

「水仕事で冷たいと言えば冷たいですが、ゴム手袋しているわけだし、ずぅーと水に手をつけているわけでなないですし、」

「使えば汚れるわけだども、やっぱり次に使う人のことを思えばきれいにしておきたい。そんな思いで毎日頑張っています。」

「時々声をかけてくださる方もいますよ。先日ドアを拭いていたら、そこまで掃除しているんですかと驚いていましたけれど、目に見えない汚れもありますから…」

以前はトイレにゴミを捨てていったり、トイレットペーパーを持ち帰る方もいたそうですが、最近は使う方もきれいに使ってくださるようになったそうです。
「トイレの神様」に休みはありません。お蔭様で一年中快適なトイレをご利用いただけます。
【緊急連絡】2/2凍み大根作りは中止となりました
2014年 01月 30日
昭和24年全国農機具大博覧会最高賞「安野式ウチバ唐箕」
2014年 01月 29日
実は今まで内緒にしていましたが、昨年の「豆打ち体験」後、とんでもないお宝を寄贈していただきました。それが、昭和24年全国農機具大博覧会最高賞受賞の「安野式ウチバ唐箕」です。

昭和27年7月25日に購入。この頃は家の近所に畑があって、豆や雑穀を作っていましたが、少しずつ住宅が立ち並ぶようになり(なんだか都会の話みたいですね。)、やがて「唐箕」の出番もなくなり、倉庫に大切にしまっていたのだそうです。

このため保存状態がとても良く、少々手入れをすれば今にも現場復帰ができるほどです。「機能的なものは美しい」と誰かが言っていましたが、本当に無駄がなく、良くできているなぁと感動します。

こんな面白い仕掛けがいろいろあります。

中身もとてもきれい。こんな「唐箕」なら、私も振り分けられてみたい。(ただし、「クズ」にはしないでね。)
このような仕掛けは、現代の「スチール唐箕」にも受け継がれていて、当時の技術がいかに優れていたかがわかります。(「スチール唐箕」も以前別の方から寄贈していただきました。)

そんなわけで、「今日の田舎」資料室には「凍み大根」「凍みいも」「短角牛のしっぽの骨」「短角牛の角」などとともに、貴重な農機具が並ぶようになりました。(感謝)

ストロガノフじいちゃんの大好物を岩泉で
2014年 01月 28日
で、今日はストロガノフじいちゃんの大好きな料理のお話。

ストロガノフじいちゃんはビーフステーキが大好きだったのだけど、年をとるに従い1本また1本と歯が抜け落ちてしまい、ついにステーキを食べることができなくなってしまいました。
そこで、ストロガノフ家のお抱えシェフはじいちゃんのために小さく切った牛肉を柔らかく煮込み、じいちゃんが食べられる牛肉料理を考案しました。

「ストロガノフ流(ベフ・ストロガノフ)」やがてこれがロシアの伝統料理として定着し、いつしか「ビーフ・ストロガノフ」として世界中に知られるようになったそうです。
つまり、ビーフ・ストロガノフとは、「ストロガノフじいちゃんのために考えた牛肉の煮込み料理」なんですね。
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道の駅いわいずみ「レストラン大地工房」のランチメニューに、ビーフ・ストロガノフ(950円)が登場しました。

ビーフシチューにサワークリームを加えたような印象ですが、ご飯との愛称もばっちりです。いわいずみ短角牛肉使用の特製ビーフ・ストロガノフ、ぜひ一度ご賞味ください。
※ランチメニューはその日の食材とシェフの気分により入れ替わります。「絶対ビーフ・ストロガノフを!」と言う方は、事前にお問合せください。
電話0194-22-4432(代表)
2/2「酷寒の安家 凍み大根作り大作戦 再び」
2014年 01月 27日

岩泉町安家地区の伝統野菜「安家地大根」は、水分が少なく、硬く、繊維質が豊富な地大根。この地大根の特長と、冬の寒さが、故郷に伝わる保存食作りには欠かせません。そして、伝統の保存食が、故郷の味を生み出します。
さて、この貴重な安家地大根が、安家の畑にまだまだ眠っています。これを掘り出し、安家川に浸かりながら凍み大根作りを行います。
日 時:平成26年2月2日(日)
※大雪の場合中止。前日または当日ご連絡します。
集合場所:かむら旅館
活動場所:安家 旧安家家畜市場広場
日 程: 8時30分 かむら旅館 集合・移動(途中参加でもOKです。)
8時40分 約300本の地大根堀り(過酷です。)
雪をよけ凍りついた畑から地大根を掘り出します。
9時30分 安家川で地大根洗い(外気温より温かいです。)
9時30分 地大根の加工(工程③までを行います!)
12時00分 昼食会
13時00分 安家川に凍み大根を沈めます。~自由解散
参加費:500円 ※参加者には後日できあがった凍み大根をお届けします。
定 員:無限(体力のある方は非会員でも大歓迎です。)
持ち物:昼食、防寒着、長靴、軍手など
※スコップ、つるはし、包丁・皮むき器がある方は持ってきてください。
申込み:1月30日(木)までに事務局へご連絡ください。
スローフード岩手事務局 ㈱岩泉産業開発内
電話0194-22-4432 ファックス0194-22-3135
去年の様子 → 先人の知恵と技に脱帽~酷寒の凍み大根作り報告

おばぁちゃんから伝わる、貴重な「箕」をいただきました(感涙!)。
これほど立派なものは、欲しくてもなかなか手に入りません。ばぁちゃんたちの思いを受け継ぎ、伝統の技も、身につけていかねば…
イワナが好き、でも川が凍ってしまったら?
2014年 01月 26日

イワナが好き。ヤマメも好き。

でも、川が凍ってしまったら、渓流釣りはできません。
(凍ってなくても禁漁期です。)
そんなあなたにお薦めなのが、養魚専門「田屋商事」の「イワナの燻製茶漬け」。

「龍泉洞の水」を飲んで育った(かどうかはわかりませんが)岩泉産のイワナと食塩のみで作りました。お茶漬けはもちろん、おにぎりにも、晩酌のお供にもお薦めです。

「イワナの燻製茶漬け」(50g525円)、道の駅いわいずみ・三田貝分校で好評販売中です。
「恋人の聖地」
2014年 01月 25日

「恋人の聖地」はNPO地域活性化支援センターが認定するもので、恋人達が集うデートスポットや、プロポーズにふさわしいロマンチックな場所を全国からリストアップしているのだそうです。
『恋人の聖地』詳細は → http://www.seichi.net/

確かに龍泉洞は神秘の世界を旅する気分が味わえますし、龍泉洞から流れる水をたどると、新しい暮らしが始まる予感がします。

地元の方も遠方の方も、若い方も高齢な方も、とても穏やかでロマンチックな岩泉で、ささやかな夢がかなえられますように。
★「聖地の水」もよろしく!
「想いは届く、「初恋水・百恋水」 ~パワースポット龍泉洞から~」
ちなみに、私の友人は「日本ロマンチスト協会」の会員です。(私はまだ?会員ではありません。)
連日大盛況!促成いちご「紅ほっぺ」
2014年 01月 24日

先日は小本保育園の子ども達が摘み取り体験、さらに岩泉子ども園の摘み取りも計画されているそうです。
「紅ほっぺ」を食べて「チビほっぺ」を落とさないでね。

寒中のこの時期、生鮮野菜は少なくなりますが、産直らしい工夫を凝らした商品が並んでいます。例えば干し柿。串に刺してあったり、小さくカットしてあったり。

干し柿はタンニンが豊富に含まれ、抗酸化作用があるため美容に良いそうですよ。(そういえばばぁちゃん肌のつやが良かったな。)

「とちのみ」もありました。「とちもち」作りは大変手間がかかるそうですが、焼酎漬けにしておけば、打身に効くんでしたっけ?
「切り干しごぼう」や「乾燥かりん」もあります。最近「干し野菜」が流行っていますので、大根でも人参でも、「余ったら干して保存食に」という発想が必要です。

そして「干す」と言えば「干し葉汁」。干し葉がたったの130円!凍み大根の干し葉汁食べたい…

唐辛子も1連200円です。豆や雑穀も含めて、素敵な「乾物ライフ」で省エネ生活を目指しましょう。

ちなみに大人気のいちご「紅ほっぺ」は6月頃まで収穫するそうです。まとまった量が欲しい方は、事前に「わくわく市場」(道の駅いわいずみ)にご相談ください。
「ひゅうず」、「しゅうず」、あるいは「ひゅうじ」
2014年 01月 23日
このためテレビでは「◎※☆▽※#◇☆!」などと標記するのではないでしょうか?
(単に訛っていて聞き取れないため?)
青大豆を使った郷土のお菓子も、「豆しっとぎ」なのか「豆すっとぎ」なのかよくわかりません。そして、「こびる」(小昼=おやつ)に食べるこのお菓子も、正確な発音は不明です。

この語源については諸説あるようですが、大昔に使った「火打石」に形が似ているから、というのが最も有力な説なのだそうです。

小麦粉をこねて作った生地に、クルミ味噌(あるいは黒糖入りクルミ味噌)が包まれています。普段のおやつにもなりますが、仏様へのお供え物として大切な郷土菓子です。
クルミは当地では最上級のご馳走です(その証拠に、「クルミ味がする」と言えば、例え魚料理であったとしても「美味しい」という意味になります。)が、甘いんだかしょっぱいんだかよくわからない。つまり、

基本的には「まめぶ汁」の「まめぶ」と同じなのです。
以上、岩泉町(岩手県北地域)からのレポートでした。